歯周病の人が食べてはいけないものとは?食事の注意点を解説

歯周病の人が食べてはいけないものとは?食事の注意点を解説

歯周病は歯茎の腫れや出血から始まり、進行すると歯を支える骨にまで影響を及ぼすことがある病気です。

毎日の歯磨きはもちろん大切ですが、実は「何を食べるか」「どのように食べるか」も歯周病の進行に関わっています。

特に糖分が多い食品や歯に残りやすい食べ物は、細菌を増やす原因になるため注意が必要です。

この記事では、歯周病の人が食べてはいけないものについて詳しく解説します。

歯周病予防におすすめの食べ物や食事以外の注意点などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

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日本補綴歯科学会指導医が在籍

歯周病では食事に注意しなければいけない

歯周病では食事に注意しなければいけない

歯周病の予防や進行を抑えるためには、毎日の食事内容にも注意しなければいけません。

歯周病は細菌による炎症性の病気ですが、食生活の影響を大きく受けます。

歯茎の健康を守るためには、歯磨きや歯科医院での治療だけでなく、日々の食生活を見直すことも大切です。

特に糖分が多い食事を続けていると、細菌が活発になりやすくなります。

細菌が増えると歯茎が赤く腫れたり、歯磨きのときに出血したりすることがあり、この状態を放置すると炎症が広がり、歯を支える骨にまで影響が及ぶことがあるのです。

食生活が歯周病の進行に大きく関わってくるため、普段から食事内容を意識することが大切です。

歯周病の人が食べてはいけないもの

歯周病の人が食べてはいけないもの

歯周病の進行を抑えるためには、毎日の食事内容を見直すことが大切です。

歯周病の人が控えた方がいい食べ物・注意が必要な食べ物としては、以下の4つが挙げられます。

  • 糖分を多く含む食べ物
  • 酸性の強い食べ物
  • 粘着性のある食べ物
  • 硬い食べ物

ここでは上記4つの食べ物についてそれぞれ解説します。

糖分を多く含む食べ物

糖分が多い食べ物は、歯周病の人は特に注意が必要です。

砂糖は細菌の栄養源となって繁殖が促進され、歯周病が進行しやすくなります。

チョコレートやキャンディー、ケーキなどのお菓子類だけでなく、清涼飲料水や甘い缶コーヒーにも多くの糖分が含まれています。

さらに、だらだらと食べたり飲んだりする習慣がある人は要注意です。

だらだらと飲食を続けて口の中が長時間糖分にさらされると、細菌が活発に働く環境が続きます。

その結果、歯茎の腫れや出血といった炎症が起こりやすくなってしまうのです。

甘いものを完全にやめるのが難しい場合は、回数を減らすことが大切です。

また、食後は早めに歯磨きやうがいを行い、口の中の糖分を洗い流しましょう。

酸性の強い食べ物

酸性の強い食べ物や飲み物も、歯周病の人には注意が必要です。

酸は歯のエナメル質を溶かし、炎症がある歯茎を刺激することがあります。

歯や歯茎が弱っている状態で酸にさらされると、さらに症状が悪化してしまう恐れがあります。

炭酸飲料やエナジードリンク、酢を多く使った料理、柑橘類などは酸性が強い食品です。

甘い炭酸飲料は糖分も多く含むため、二重の負担になることがあります。

酸性の食品を口にした後は、すぐに強く歯を磨かず、まず水で口をゆすぐとよいでしょう。

時間を少し置いてからやさしく歯磨きを行うことで、歯への負担を減らせます。

粘着性のある食べ物

粘着性のある食べ物は、歯に長時間くっつきやすいため、歯周病の人は注意が必要です。

歯と歯の間に残ると、ブラッシングだけでは取りきれなくなり、細菌が増える原因にもつながります。

キャラメルやグミ、ドライフルーツなどは歯に付着しやすい食品です。

基本的には食べるのをなるべく控えるのが望ましいですが、食べたあとは丁寧な歯磨きやデンタルフロスの使用を心がけましょう。

すぐに歯磨きができない場合は、うがいをするだけでも口腔内を清潔に保ちやすくなります。

硬い食べ物

硬い食べ物も、歯周病がある場合は気をつけたい食品です。

炎症で弱っている歯茎や歯を支える骨に強い力がかかると、歯のぐらつきが悪化することがあります。

歯茎に傷がつくと、炎症が長引くこともあるでしょう。

せんべいやナッツ類、硬いお肉などは、噛むときに大きな力が必要です。

特に奥歯で強く噛み続けると、歯周ポケットの内部に負担がかかりやすくなります。

また、ナッツやポップコーンの皮は細かく割れ、歯と歯茎の隙間に入り込むことがあり、炎症が起こりやすくなります。

どうしても食べたい場合は、小さく砕いてから食べる、少量だけ食べるなどの工夫をしましょう。

歯周病予防におすすめの食べ物

歯周病予防におすすめの食べ物

歯周病を予防するためには、避けた方がいい食品に気を付けるだけでなく、歯茎や歯を守る栄養素を積極的に取り入れることも大切です。

歯周病予防におすすめの食べ物として、具体的に以下の5つが挙げられます。

  • ビタミンC・Eを多く含む食べ物
  • カルシウムを多く含む食べ物
  • 食物繊維を多く含む食べ物
  • 乳酸菌を多く含む食べ物
  • 茶カテキンを多く含む食べ物

ここでは上記5つの食べ物についてそれぞれ解説します。

ビタミンC・Eを多く含む食べ物

ビタミンCとビタミンEは、歯茎の健康を守るうえで重要な栄養素です。

ビタミンCはコラーゲンの生成に関わる栄養素で、歯茎の修復や回復を促す働きがあります。

ビタミンCを多く含む食品は以下の通りです。

  • キウイ
  • いちご
  • みかん
  • ブロッコリー
  • 赤ピーマン
  • キャベツなど

一方、ビタミンEは強力な抗酸化作用があり、歯茎の血行を促進する働きがあります。

ビタミンEを多く含む食品は以下の通りです。

  • アーモンド
  • ほうれん草
  • アボカドなど

これらを普段の食事に取り入れることで、歯茎の健康維持を支える効果が期待できます。

カルシウムを多く含む食べ物

カルシウムは、歯や歯を支える骨を強く保つために欠かせない成分です。

歯周病が進むと、歯を支えている骨に影響が出ることがあるため、骨を弱らせないようにすることが大切です。

カルシウムを多く含む食べ物として、以下が挙げられます。

  • 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
  • しらすや煮干しなどの小魚
  • 大豆製品(厚揚げや油揚げなど)
  • モロヘイヤ
  • かぶ
  • しそなど

栄養素の偏った食事を摂るのではなく、主食・主菜・副菜をきちんと揃えることが大切です。

カルシウムとタンパク質を意識して摂取することで、歯を支える骨を強く保ち、歯周病の進行を抑えやすくなります。

食物繊維を多く含む食べ物

食物繊維を多く含む食品は、自然と咀嚼回数が増えて唾液の分泌が促されるため、歯周病予防に役立ちます。

唾液には細菌の増殖を抑える働きもあるため、歯周病予防に効果的です。

食物繊維を多く含む食べ物は以下の通りです。

  • 野菜類(ごぼう、にんじん、キャベツなど)
  • 海藻類(わかめ、ひじきなど)
  • きのこ類(しいたけ、しめじなど)
  • 穀類(玄米、発芽米、トウモロコシなど)

食物繊維は腸内環境を整える働きもあるため、免疫力の向上も期待できるでしょう。

よく噛んでゆっくり食べるのを意識することで、健康な口腔環境を維持しやすくなります。

乳酸菌を多く含む食べ物

口の中にはさまざまな細菌が存在しており、そのバランスが崩れると歯周病が起こりやすくなります。

乳酸菌は良い菌(善玉菌)を増やす働きがあり、口腔内の細菌バランスを整える効果が期待できるのです。

乳酸菌を多く含む食べ物として、以下が挙げられます。

  • ヨーグルト
  • チーズ
  • キムチ
  • 漬物など

上記の食べ物を取り入れる際は、砂糖が多く入った製品ではなく、できるだけ甘さの少ないものを選ぶとよいでしょう。

乳酸菌を毎日の食事に取り入れることで、口内環境を整えやすくなります。

茶カテキンを多く含む食べ物

お茶に含まれる茶カテキンには、抗菌作用や抗酸化作用があるといわれています。

これにより、プラークができにくい口内環境づくりを目指すことが可能です。

茶カテキンを多く含む食べ物として、以下が挙げられます。

  • 煎茶
  • 抹茶
  • 玉露
  • ほうじ茶

お茶だけで歯周病を防げるわけではありませんが、日常の習慣として取り入れることで歯茎の健康維持につながります。

歯周病では食事の摂り方にも注意が必要

歯周病では食事の摂り方にも注意が必要

歯周病の予防や進行を抑えるためには、何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも重要です。

具体的な注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • 間食の回数を減らす
  • よく噛んで食べる
  • 寝る直前の食事は避ける

ここでは、上記3つの注意点についてそれぞれ解説します。

間食の回数を減らす

間食の回数が多いと、歯周病のリスクを高める要因になります。

食事の回数が増えるほど、歯にプラークが付きやすくなるためです。

特に甘いお菓子やジュースを少しずつ何度も口にすると、口の中が長時間糖分にさらされます。

その結果、細菌が活発になり、歯茎の炎症が続きやすくなるのです。

間食を完全にやめるのが難しい場合は、時間を決めて少量にすることが大切です。

食後は水で口をゆすぐか、軽く歯磨きをする習慣をつけましょう。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べるのは、歯周病予防に役立つ習慣の一つです。

しっかり噛むことで唾液の分泌が増え、口の中の汚れを洗い流す働きが高まります。

一方、早食いの習慣があると、十分に唾液が出ないまま飲み込んでしまいます。

その結果、食べかすが残りやすくなり、プラークが増える原因になるのです。

また、急いで食べると満腹感を感じにくくなり、間食の増加にもつながってしまいます。

食事をする際は、一口ごとにゆっくり噛むことを意識しましょう。

食事に時間をかけることで、歯や歯茎に適度な刺激が加わり、健康的な状態を保ちやすくなります。

寝る直前の食事は避ける

寝る直前の食事は歯周病のリスクを高める可能性があるため、なるべく控えましょう。

就寝中は唾液の分泌が少なくなり、細菌が増えやすい状態になります。

また、寝る直前に夜食を摂る習慣がある場合、歯磨きをしても完全に汚れを落としきれないことがあります。

そのため、就寝の数時間前までに食事を終えることが望ましいです。

どうしても何か口にする場合は、歯周病のリスクが高い食べ物は避け、念入りに歯磨きをしましょう。

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歯周病で食事以外に気を付けること

歯周病で食事以外に気を付けること

歯周病で食事以外に気を付けるポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 食後の歯磨きを丁寧に行う
  • 生活習慣を見直す
  • こまめに水分を摂取する
  • 定期的に歯科検診を受ける

ここでは上記4つのポイントについてそれぞれ解説します。

食後の歯磨きを丁寧に行う

歯周病予防の基本として、食後の歯磨きを丁寧に行うことが挙げられます。

食事をすると歯の表面や歯と歯茎の境目に食べかすが残り、そのまま放置すると、歯茎の炎症が悪化しやすくなります。

歯と歯茎の境目に毛先をやさしく当て、小刻みに動かすのが歯磨きのポイントです。

力を入れすぎると歯茎を傷つけることがあるため、やさしく丁寧に行いましょう。

奥歯や歯の裏側は汚れが残りやすいため、意識して磨くことが大切です。

また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯と歯の間の汚れも落としやすくなります。

就寝前は唾液が少なくなるため、特に念入りに磨くようにしましょう。

生活習慣を見直す

歯周病では、生活習慣の見直しも大切です。

歯周病は口の中だけの問題ではなく、体の健康とも深く関係しています。

生活習慣が乱れると、体の抵抗力が弱まり、歯茎の炎症が治まりにくくなります。

そのため、毎日同じ時間に寝起きするなど、規則正しい生活を心がけることが大切です。

また、適度に体を動かす、質の高い睡眠を確保する、喫煙を控えるなども重要なポイントになります。

健康的な生活習慣を意識することで、歯周病の発症・悪化予防につながるでしょう。

こまめに水分を摂取する

口の中が乾燥すると細菌が増えやすくなるため、こまめに水分を摂取することが大切です。

水分を摂ることで唾液の分泌が促され、口腔内の乾燥を防げます。

一度にたくさん飲むのではなく、少量をこまめに飲むことがポイントです。

のどが渇く前に水を口にする習慣をつけるとよいでしょう。

甘い飲み物ではなく、水や無糖のお茶を選ぶことが大切です。

特に糖分や酸を含む食品を口にした後は、意識して水分を摂取するようにしましょう。

定期的に歯科検診を受ける

歯周病を予防するためには、定期的に歯科検診を受けることも大切です。

毎日丁寧に歯磨きをしていても、どうしても磨き残しが生じてしまうことがあります。

自分では取れない歯石や汚れは、専門の器具で除去してもらわなくてはいけません。

定期検診では、これらを清掃できるだけでなく、歯茎の状態を確認し、早い段階で異常に気づくことができます。

初期のうちに対応することで、症状の悪化を防ぎやすくなるでしょう。

3〜6か月に1回を目安に、定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。

まとめ

歯周病を悪化させないためには、糖分を多く含む食べ物や酸性の強い食品、粘着性のあるお菓子、硬い食べ物などに注意することが大切です。

これらは細菌を増やしたり、炎症のある歯茎に負担をかけたりする原因になります。

食事の内容だけでなく食事の摂り方にも注意し、歯周病の悪化を防ぎましょう。

また、食事管理や歯磨きなどのセルフケアを続けるのはもちろんのこと、定期的に歯科検診を受けることも大切です。

久喜総合歯科では、歯周病の予防や治療に対応しています。

正しいブラッシング方法のアドバイスなども行っているため、歯周病にお悩みの方はぜひ当院までご相談ください。

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日本補綴歯科学会指導医が在籍

監修者情報

久喜総合歯科 院長 石幡 一樹

久喜総合歯科 院長

日本補綴歯科学会指導医

石幡 一樹

経歴

  • 鹿児島大学歯学部卒業
  • 日本大学にて臨床研修医修了
  • 東京医科歯科大学部分床義歯補綴学講座大学院修了
  • 東京医科歯科大学部分床義歯補綴学講座非常勤講師

所属学会・資格

  • 日本補綴歯科学会所属
  • 日本顎関節学会所属
  • 日本歯周病学会所属
  • 即時加重研究会所属
  • 日本補綴歯科学会専門医
  • 日本補綴歯科学会指導医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 日本顎咬合学会理事
  • ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト
  • ストローマンインプラント講師
  • ストローマンインプラント公認インストラクター
  • 2025年度で452本の埋入実績

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