インプラントを奥歯2本治療する際の費用は?歯科医院の選び方まで紹介

インプラントを奥歯2本治療する際の費用は?歯科医院の選び方まで紹介

「インプラントを奥歯2本治療する際の費用は?」

「インプラントとほかの治療法との違いを知りたい」

「インプラント治療にかかる期間が知りたい」

インプラントは自由診療で保険適用外となるため、2本治療するとなると高額になるのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

また、費用と合わせて、インプラントを奥歯2本治療する際の治療期間もかかるのではないかと心配になっている方もいるでしょう。

本記事では、「インプラントを奥歯2本治療する際の費用相場や治療期間、歯科医院の選び方」を紹介します。

インプラントを奥歯2本治療する場合のメリットまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントを奥歯2本治療する際の費用相場

奥歯2本のインプラント治療にかかる費用相場は、「60万円〜100万円程度」が目安です。

インプラント治療は自由診療であり、治療にかかるすべての費用が自己負担となるため、高額になりやすいです。

具体的な内訳には、以下のような項目が含まれています。

  • 術前の精密検査や診断料
  • インプラント本体の費用
  • 外科手術の費用
  • 人工歯(上部構造)の費用
  • 骨造成などの追加処置(顎の骨が不足している場合)

歯科医院から提示された総額だけでなく、詳細な内訳や追加費用の可能性までしっかりと確認し、納得したうえで治療に進むのが重要です。

インプラントを奥歯2本治療する際の治療期間

インプラント治療が完了するまでの期間は、一般的に「6カ月〜1年程度」を見込む必要があります。

インプラント手術で埋め込んだインプラントと顎の骨がしっかりと結合する「オッセオインテグレーション」という治癒期間が、治療の成功に不可欠です。

また、治療は精密検査から始まり、インプラント埋入手術や数ヶ月間の治癒期間を経て、最後に人工歯を装着するというステップで進みます。

この期間は、お口の状態や骨の硬さ、治癒力によって個人差が生じます。

自分の歯のように噛めるようになるまでには一定の時間を要することを理解し、計画的に治療を受けることが大切です。

インプラントを奥歯2本治療する場合のメリット

インプラントを奥歯2本治療する場合のメリットは、以下のとおりです。

  • 天然の歯のようにしっかり噛める
  • 周りの健康な歯を守れる
  • 噛み合わせ全体の崩壊を防止できる
  • 顎の骨が痩せるのを防げる
  • 自然な見た目を実現できる
  • お手入れがしやすい
  • 入れ歯のような違和感やズレがない

それぞれ解説します。

天然の歯のようにしっかり噛める

インプラント治療をおこなうと、天然の歯とほとんど変わらない感覚で、しっかりと物を噛めるようになります。

顎の骨に直接インプラントを固定するため、入れ歯のようにズレたり、ブリッジのように他の歯に負担をかけたりすることがありません。

たとえば、硬いおせんべいや、繊維質の多いステーキなども気にせず楽しめます。

また、噛む機能が回復すると、消化を助け、栄養の吸収効率も上がるため、全身の健康維持にもつながります。

周りの健康な歯を守れる

インプラントは、隣接する健康な歯を削ることなく治療できるため、自身の歯を最大限守れます。

ブリッジ治療の場合、失った歯の両隣にある健康な歯を土台として削る必要がありますが、一度削った歯は寿命が短くなるリスクをともないやすいです。

しかし、インプラントは、歯を失った部分に単独で埋入する治療法のため、ほかの歯に負担をかけません。

結果的に、健康な歯を犠牲にすることなく、失った歯の機能を回復させられます。

噛み合わせ全体の崩壊を防止できる

失った奥歯を放置すると、全体の噛み合わせが崩れるリスクもありますが、インプラントはその崩壊を防ぐ役割を果たします。

歯がない空間に、隣の歯が倒れ込んできたり、向かい合う歯が伸びてきたりすることで、全体の歯並びや噛み合わせは徐々に乱れていきやすいです。

もしこの状態が続くと、特定の歯に過度な負担がかかったり、顎関節症を引き起こしたりする原因にもなりかねません。

インプラントで失った部分を補うことで、すべての歯が正しい位置に留まり、口腔内全体のバランスを維持できます。

お口全体の将来的な健康を守るうえでも、インプラントは有効な選択肢となります。

顎の骨が痩せるのを防げる

インプラントは、顎の骨が痩せてしまうのを防ぐ効果が期待できる治療法です。

歯がなくなると、歯根から骨に伝わっていた「噛む刺激」がなくなるため、骨は役目を終えたと判断し、時間と共に徐々に痩せてしまいます。

入れ歯やブリッジでは骨の吸収を防げませんが、インプラントは天然歯の根のように骨に直接刺激を伝えられます。

この刺激によって骨の代謝が促され、その健康的なボリュームを維持しやすいです。

また、顎の骨の健康を保つことは、他の歯の土台を守るだけでなく、若々しいお顔の輪郭を維持することにもつながります。

自然な見た目を実現できる

インプラント治療では、自然で美しい見た目を手に入れられます。

人工歯の素材に、天然歯の色や透明感を忠実に再現できるセラミックなどを選ぶことで、どれが治療した歯か見分けがつかないほどの仕上がりになります。

とくに奥歯でも、笑った時や会話中に意外と見える部分のため、見た目の美しさは重要です。

また、入れ歯の金属のバネが見えたり、ブリッジと歯茎の間に隙間ができたりする心配もありません。

自信を持って大きく口を開けて笑えるようになるため、精神的にもプラスとなります。

お手入れがしやすい

インプラントは、日々のメインテナンスができる点も大きなメリットです。

取り外し式の入れ歯のように、毎食後に外して洗浄したり、専用の洗浄剤に浸けたりといった特別な手間はかかりません。

自分のほかの歯と同じように、毎日の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを使って丁寧に磨くだけで清掃が可能です。

ただし、インプラント周囲炎を防ぐための定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアは不可欠です。

日常のお手入れは格段にシンプルになるため、この手軽さが、治療後も長く快適に使い続けられるポイントのひとつです。

入れ歯のような違和感やズレがない

インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、入れ歯特有の違和感やズレ、痛みといったストレスから解放されやすいです。

入れ歯の場合、食事中にズレて硬いものが噛めなかったり、会話中に発音しにくかったり、粘膜を覆うことで食べ物の味や温度を感じにくくなったりする場合もあります。

しかし、インプラントは、自分の歯と同じように顎の骨から直接支えられているため、このような不快感がありません。

自分の歯が蘇ったかのような一体感と快適さは、インプラント治療だからこそ得られるメリットです。

インプラントと入れ歯の違い

奥歯2本を失った場合、主な選択肢として「インプラント」と「部分入れ歯」が挙げられますが、両者には明確な違いがあります。

インプラントは外科手術が必要で費用も高額ですが、自分の歯のように噛めて見た目も自然で、周りの歯を守れる点がメリットです。

一方、入れ歯は手術が不要で保険適用のものなら安価に作れますが、違和感やズレが生じやすく、硬いものが噛みにくい、バネをかける歯に負担がかかるなどのデメリットがあります。

どちらの治療法が自分に合っているかを判断するためには、機能性や審美性、費用や将来的な健康への影響など、多角的な視点から比較検討することが不可欠です。

インプラントを奥歯2本治療する際の歯科医院の選び方

インプラントを奥歯2本治療する際の歯科医院の選び方は、以下の5つです。

  • インプラントを奥歯2本治療する際の歯科医院の選び方
  • 専門的な学会に所属・資格保持をしているか
  • 安全な治療のための最新設備が整っているか
  • リスクやデメリットも丁寧に説明してくれるか
  • インプラント以外の治療法も提案してくれるか
  • 治療後のフォロー体制が整っているか

ひとつずつ解説します。

専門的な学会に所属・資格保持をしているか

歯科医師の技術力を客観的に判断する指標として、専門学会の所属や資格の有無は重要なチェックポイントです。

とくに「公益社団法人 日本口腔インプラント学会」などが認定する「専門医」や「指導医」の資格は、厳しい基準をクリアした豊富な知識と経験の証となります。

資格を持つ医師は、インプラント治療に関する最新の知見を常に学び続けているため、より安全で質の高い治療が期待できます。

歯科医院のWebサイトや院内の掲示などで、歯科医師の経歴や資格情報を必ず確認しておくのが大切です。

安全な治療のための最新設備が整っているか

安全で正確なインプラント治療をおこなうためには、歯科用CTなどの最新設備が不可欠です。

従来のレントゲンが二次元的な平面画像なのに対し、歯科用CTは顎の骨の厚みや硬さ、神経や血管の位置を三次元の立体画像で詳細に把握できます。

手術前にインプラントを埋め込む最適な位置や角度をシミュレーションでき、手術中のトラブルを未然に防止できます。

CT設備を持たずに勘や経験だけに頼る治療はリスクが高いため、安全性を最優先したい方はCTを完備した医院を選択しましょう。

リスクやデメリットも丁寧に説明してくれるか

本当に信頼できる歯科医師は、インプラント治療のメリットだけでなく、潜在的なリスクやデメリットについても時間をかけて丁寧に説明してくれます。

たとえば「手術には痛みがともなう可能性がある」「稀に神経麻痺のリスクがある」「治療後のメインテナンスを怠ると歯周病になる」といったネガティブな情報も包み隠さず話してくれる姿勢は、患者への誠実さの表れです。

そのため、良いことばかりを強調し、契約を急がせるような医院は注意が必要でしょう。

患者がすべての情報を理解し、納得したうえで治療を選択できるようなインフォームド・コンセントを徹底している歯科医院を選びましょう。

インプラント以外の治療法も提案してくれるか

インプラント治療を希望していても、ほかの選択肢も公平に提示してくれる歯科医院は信頼できます。

一人ひとりのお口の状態やライフスタイル、価値観や予算などによっては、ブリッジや入れ歯の方が適しているケースも考えられます。

そのため、それぞれの治療法のメリット・デメリットを客観的に説明し、患者自身が最適な選択をできるよう歯科医師がサポートしてくれるかどうかをしっかり確認しましょう。

治療後のフォロー体制が整っているか

インプラントは、治療が終わればそれで完了ではなく、その後の長期的なメインテナンスが重要です。

インプラントを長持ちさせるためには、日々のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なプロのチェックとクリーニングが欠かせません。

そのため、治療後の保証制度が充実しているか、定期検診の案内をしっかりおこなってくれるかなど、アフターフォロー体制を確認するのが大切です。

万が一のトラブルにも迅速に対応してくれる、長いお付き合いのできる医院の選択が、将来の安心につながります。

まとめ

奥歯2本のインプラント治療にかかる費用相場は、「60万円〜100万円程度」が目安です。

ただし、検討している歯科医院へ詳細な内訳や追加費用の可能性までしっかりと確認し、納得したうえで治療に進むのが重要です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラントとは?ほかの治療法との違いまでわかりやすく解説

「インプラントとは?わかりやすく解説して欲しい」

「インプラントのメリットが知りたい」

「インプラント治療が受けられる人が知りたい」

失ってしまった歯を取り戻すための選択肢として、「インプラント」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。

しかし、インプラントは具体的にどのような治療法で、入れ歯やブリッジとは何が違うのか、詳しくご存じない方も少なくありせん。

本記事では、「インプラントとは何か、ほかの治療法との違い」を紹介します。

インプラント治療の一般的な流れまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントとは

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、噛む機能と見た目を回復させる方法です。次に、以下について紹介していきます。

  • インプラントの構造
  • インプラント以外の治療法(ブリッジ・入れ歯)との違い

それぞれ解説します。

インプラントの構造

インプラントの構造は、以下のとおりです。

  • インプラント体(フィクスチャー)
  • アバットメント
  • 上部構造(人工歯)

ひとつずつ解説します。

インプラント体(フィクスチャー)

インプラント体は、顎の骨に直接埋め込まれる「歯の根」の役割を担う、治療の土台となるパーツです。

チタンで作られたこのネジのような形をしたインプラント体が、顎の骨としっかりと結合(オッセオインテグレーション)することで、上部に取り付ける人工歯を強固に支えます。

この土台が安定していることで、天然の歯のように力強く噛むことが可能となります。

アバットメント

アバットメントは、骨の中に埋まっているインプラント体と、外から見える人工歯(上部構造)とを連結させるための重要なパーツです。

インプラント体が歯の根だとしたら、アバットメントは歯の土台部分にあたります。

この連結部分があることで、インプラント体と上部構造を確実に固定し、噛む力を効率的に伝えられます。

上部構造(人工歯)

上部構造とは、一般的に「歯」として認識される部分で、口を開けたときに見える人工の歯冠です。

素材には、天然の歯の色や透明感を忠実に再現できるセラミックなどが用いられるため、自分の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりを実現できます。

見た目の美しさはもちろん、噛み合わせや強度も考慮して精密に作製されます。

インプラント以外の治療法(ブリッジ・入れ歯)との違い

歯を失った際の治療法は、インプラントだけではありません。

たとえば「ブリッジ」や「入れ歯」も一般的な選択肢ですが、それぞれに違いがあります。

インプラントが独立して機能するのに対し、ブリッジは両隣の健康な歯を削って土台にし、入れ歯はバネを他の歯に引っ掛けて固定します。

審美性や噛む力、周囲の歯への影響や費用、メンテナンス性など、比較すべき点は多岐にわたります。

自身のライフスタイルや価値観に合った最適な治療法を選ぶためには、歯科医師と相談のうえ、これらの違いを正しく理解することが大切です。

インプラント治療が受けられる人

インプラント治療を受けるには、インプラントを支えるのに十分な顎の骨の量と厚みがあることが基本的な条件となります。

また、重度の歯周病や、コントロールされていない糖尿病などの全身疾患があると、治療が難しい場合があります。

しかし、最終的な判断は精密検査の結果にもとづいて歯科医師がおこなうため、まずは一度専門医に相談してみるのが重要です。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の6つです。

  • 審美性が優れている
  • 食生活の質が向上する
  • 周囲の歯への負担がない
  • 骨の吸収を防げる
  • 快適な装着感を得られる
  • 寿命が長い

それぞれ解説します。

審美性が優れている

インプラントは、まるで自分の歯が蘇ったかのような、自然で美しい見た目を手に入れられます。

入れ歯のように金属のバネが見えたり、ブリッジのように連結部分に不自然さが出たりすることがありません。

上部構造(人工歯)は、周りの歯の色や形に合わせて精密に作られるため、口元のコンプレックスを解消し、自信を持って笑えるようになります。

機能面だけでなく、見た目の美しさを重視する方にとって、インプラントは満足度の高い選択肢です。

食生活の質が向上する

インプラントにすると、自分の歯とほぼ同じ力でしっかりと噛めるようになり、食生活の質も向上できます。

インプラントが顎の骨に直接固定されているため、ズレたり外れたりする心配がありません。

入れ歯では食べにくかった硬いおせんべいや、繊維質の多いステーキなども、気にすることなく楽しめます。

食事を心から楽しむことは、日々の生活に大きな喜びと健康をもたらしてくれます。

周囲の歯への負担がない

インプラントは、失った歯の部分だけで完結する独立した治療法のため、周囲の健康な歯に負担をかけずに治療できます。

ブリッジ治療では、橋を架けるために両隣の健康な歯を大きく削る必要がありますが、インプラントの場合はその必要がありません。

歯は一度削ると、もとには戻らないため、健康な歯を犠牲にすることなく治療できるのは、長期的に見てお口全体の健康を守るうえでも重要です。

骨の吸収を防げる

歯を失った部分の顎の骨は、噛むことによる刺激がなくなることで、時間とともに痩せやすいです。

しかし、インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、噛む力を骨に自然に伝えられます。

この刺激によって骨の吸収が抑制され、健康な状態を維持しやすくなります。

この骨を守る効果は、ほかの治療法である入れ歯やブリッジにはない、インプラント特有の優れたメリットになります。

快適な装着感を得られる

インプラントは、入れ歯のようなズレやガタつき、異物感がなく、快適な装着感を得られます。

顎の骨と一体化しているため、食事中や会話中に外れてしまう心配もありません。

インプラントを入れていることを忘れてしまうほど、自分の体の一部のように自然に感じられます。

寿命が長い

インプラントは、適切なメンテナンスを続けることで、長期的に機能できる治療法です。

平均寿命は「10年以上」のため、その耐久性の高さが評価されています。

ただし、日々の丁寧な歯磨きと、歯科医院での定期的なプロのケアが不可欠ですが、結果的に経済的な選択になる場合もあります。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下の4つです。

  • 外科手術が必要である
  • 治療期間が長い
  • 自由診療のため費用が高額である
  • 顎の骨の状態に左右される

ひとつずつ解説します。

外科手術が必要である

インプラント治療には、歯茎を切開して顎の骨にインプラント体を埋め込むための外科手術がともないます。

手術と聞くと不安に感じるかもしれませんが、通常は局所麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

手術時間も、埋入する本数や骨の状態によりますが、比較的短時間で終わるケースが多いです。

手術を過度に恐れる必要はありませんが、外科的な処置が必要であることは理解しておきましょう。

治療期間が長い

インプラント治療は、ほかの治療法に比べて全体の期間が長くなる傾向があります。

埋め込んだインプラント体が顎の骨としっかりと結合するためには、数ヶ月の治癒期間が必要です。

一般的には、カウンセリングから最終的な人工歯が入るまで、「6カ月〜1年程度」が目安となります。

すぐに歯を入れたい方にとってはデメリットに感じられるかもしれませんが、この待つ期間が、長期的な安定性を生むためには不可欠です。

自由診療のため費用が高額である

インプラント治療は、公的医療保険が適用されない「自由診療」となるため、費用は全額自己負担となり高額です。

費用は、使用するインプラントの種類や本数、歯科医院によって異なりますが、ほかの治療法であるブリッジや入れ歯に比べて大きな初期投資が必要となります。

ただし、確定申告で医療費控除を申請すれば、税金の還付を受けられる場合もあります。

そのため、治療を検討する際は、事前に費用についてもしっかりと確認しておくのが大切です。

顎の骨の状態に左右される

インプラントは治療が終われば安心というわけではなく、その良好な状態を長く保つためには、治療後の定期的なメインテナンスが不可欠です。

毎日の丁寧なセルフケアに加え、数ヶ月に一度は歯科医院で専門的なクリーニングやチェックを受ける必要があります。

もし怠ると、インプラントの歯周病とも言われる「インプラント周囲炎」になり、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。

インプラントを長持ちさせるためには、このメインテナンスが重要です。

H2インプラント治療の一般的な流れ

インプラント治療の一般的な流れは、以下のとおりです。

  • カウンセリング・精密検査
  • 一次手術
  • 二次手術(2回法の場合)
  • 型取り・上部構造の製作
  • 上部構造の装着
  • メインテナンス

しかし、実際の治療の流れは歯科医院ごとに異なるため、各歯科医院へお問い合わせください。

まとめ

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、噛む機能と見た目を回復させる方法です。

自然な見た目や咀嚼力の向上、周囲の歯への負担がないことなどメリットも豊富な治療法となります。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし自身に最適な治療法をお探しの方や、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラント手術は痛くない?治療時と治療後の痛みの程度を解説

「インプラント手術は痛くない?」

「インプラント治療時と治療後の痛みはどのくらい?」

「インプラント治療の痛みを抑え方が知りたい」

インプラント治療を検討する際、「手術は痛くないだろうか?」といった不安もあるのではないでしょうか。

大切な歯を補うための優れた治療法だと分かっていても、痛みへの恐怖から一歩踏み出せない方も少なくありません。

本記事では、「インプラント手術の痛みについて、治療時と治療後の痛みの程度」を紹介します。

インプラント治療後の痛みを抑える方法まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント手術は痛くない?

適切な麻酔処置により、インプラント手術中に強い痛みを感じるケースはほとんどありません。

インプラント治療では、局所麻酔や希望に応じて「静脈内鎮静法」など、痛みを感じさせないための方法が確立されています。

手術後の痛みも、処方薬で十分コントロールが可能です。

インプラント手術の痛みが不安な方におすすめの静脈内鎮静法

インプラント手術への恐怖心や不安感が強い方には、「静脈内鎮静法」の選択肢があります。

点滴によって鎮静薬を投与し、ウトウトとリラックスした状態で手術を受けられる方法です。

そのため、歯科恐怖症の方や嘔吐反射が強い方、長時間の治療になる方にとって、心身の負担を大幅に軽減できる有効な手段となります。

インプラント手術の痛みとは

インプラント手術の痛みについて、以下に紹介します。

  • 手術中の痛み
  • 手術後の痛み

それぞれ解説します。

手術中の痛み

手術中の主な痛みは、以下の2つです。

  • 麻酔注射の痛み
  • 麻酔が不十分な場合

ひとつずつ解説します。

麻酔注射の痛み

インプラント手術中に感じる痛みは、基本的に最初の「麻酔注射」のチクッとした痛みだけです。

手術が始まると、局所麻酔がしっかりと効いているため、歯茎の切開や骨を削る痛みを感じません。

さらに、歯科医院では注射前に歯茎に塗るタイプの「表面麻酔」を使用し、注射針が刺さる感覚すら最小限に抑える工夫をしています。

そのため、手術が始まってからの痛みについては、過度に心配する必要がなくなります。

麻酔が不十分な場合

麻酔は、体質などによって効きが浅かったり、効果が切れかかっていたりする場合もあります。

その場合、手術中に痛みを感じる場合もあり、決して我慢せずすぐに歯科医師に伝えるのが重要です。

手を挙げるなどの合図をすれば、歯科医師はすぐに処置を中断し、麻酔の量を追加するなどの適切な対応を取ってくれます。

安心して治療を受けるためにも、痛みを感じた際は遠慮なく意思表示をするのが大切です。

手術後の痛み

手術後の主な痛みは、以下のとおりです。

  • 歯茎の切開・縫合による痛み
  • 骨を削ったことによる痛み
  • 腫れによる痛み

それぞれ解説します。

歯茎の切開・縫合による痛み

インプラント手術後の痛みの主な原因は、歯茎を切開し、縫合したことによる傷口の痛みです。

外科的な処置である以上避けることはできません。

しかし、処方される鎮痛剤を服用することで、日常生活に大きな支障が出ないレベルに抑えられます。

骨を削ったことによる痛み

インプラント治療で「骨を削る」と聞くと強い痛みを想像しがちですが、顎の骨自体には痛覚がないため、削ることによる直接的な痛みはありません。

手術後の痛みは、骨そのものではなく、骨を覆っている「骨膜」や周辺の歯茎の組織が刺激されると生じます。

ただし、手術による正常な治癒反応の一部であり、処方された痛み止めで十分に管理できる範囲となります。

腫れによる痛み

インプラント手術後の腫れが、内部から組織を圧迫することで痛みを引き起こす場合もあります。

腫れは、身体が傷を治そうとしている証拠であり、一般的に手術後2〜3日目がピークとされています。

ピークを過ぎれば徐々に引いていきますが、濡れタオルなどで頬側から優しく冷やすことで、腫れと痛みの軽減が可能です。

インプラント治療完了後の痛みの原因

インプラント治療完了後の痛みの原因は、以下の3つです。

  • インプラント周囲炎
  • 噛み合わせの問題
  • 神経への圧迫・損傷

ひとつずつ解説します。

インプラント周囲炎

インプラント治療完了後の痛みの原因として、「インプラント周囲炎」が考えられます。

インプラントの周りの組織が歯周病菌に感染して炎症を起こす病気で、進行するとインプラントを支える骨が溶けてしまいます。

しかし、初期段階では自覚症状がほとんどありません。

そのため、痛みが出たときにはかなり進行しているケースもあり、日々の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なメインテナンスが不可欠です。

噛み合わせの問題

インプラントに被せた人工歯の高さが合っていないと、噛むたびに特定の場所に過度な力がかかり、痛みの原因となる場合もあります。

天然の歯と異なり、インプラントには衝撃を和らげる「歯根膜」という組織がないため、噛み合わせのズレによる影響をダイレクトに受けやすいです。

しかし、歯科医院で噛み合わせを精密に調整することで解決できるので、違和感があれば早めに相談がおすすめです。

神経への圧迫・損傷

稀なケースですが、インプラントを埋め込む位置が不適切だった場合に、顎の骨のなかにある神経への圧迫・損傷によって、痛みや麻痺を引き起こす場合もあります。

この事態を避けるためには、手術前にCT撮影による精密な検査が不可欠です。

歯科用CTで神経の位置を正確に把握し、安全な手術計画を立てるのが、このリスクを抑える重要なポイントとなります。

インプラント治療後の痛みを抑える方法

インプラント治療後の痛みを抑える方法は、以下の5つです。

  • 食事と飲み物を制限する
  • アルコールを控える
  • 長時間の入浴は避ける
  • 激しい運動も控える
  • 力仕事は休む

それぞれ解説します。

食事と飲み物を制限する

インプラント手術の当日は、傷口を刺激しないよう食事内容に配慮が必要です。

たとえば、熱いものや冷たいもの、香辛料などの刺激が強いもの、せんべいのような硬い食べ物は避けるのが望ましいです。

栄養があり、あまり噛まなくても食べられるおかゆやスープ、ゼリーなどがおすすめです。

麻酔が切れるまでは感覚が鈍く、頬や唇を噛むリスクもあるため、食事ができるのは歯科医師の指示に従い、麻酔が完全に切れてからにしましょう。

アルコールを控える

アルコールには血管を拡張させ、血行を促進する作用があります。

そのため、インプラント手術後に飲酒をすると、傷口からの出血や痛みや腫れの原因につながりやすいです。

回復を順調に進めるためにも、少なくとも術後2〜3日、できれば抜糸が終わる1週間後くらいまでは禁酒を徹底するのが望ましいです。

長時間の入浴は避ける

アルコールと同様に、長時間の入浴も体全体の血行を良くします。

血流が良くなると、インプラント治療後の痛みや腫れを助長する場合もあります。

歯科医師の指示に従い、手術当日は湯船に浸かるのは避け、ぬるめのシャワーで済ませましょう。

翌日以降も、しばらくは長風呂を控えることが、術後の安定につながります。

激しい運動も控える

ジョギングや筋力トレーニングなどの激しい運動も、血流を促進し、血圧を上昇させる行為です。

インプラント治療後の傷口に負担がかかり、出血や痛みの原因となるため、術後1週間程度は控える必要があります。

また、ウォーキングのような軽い運動であっても、術後2〜3日は避けるのが望ましいです。

体を安静に保つことが、順調な回復への一番の近道になります。

力仕事は休む

重い荷物を持つ、子どもを抱き上げるなど、日常生活でグッと体に力が入る行為も血圧を上げる原因です。

インプラント手術後の傷口からの再出血や、痛みを引き起こすリスクを高めるため、注意が必要です。

デスクワークなどであれば翌日から可能な場合もありますが、力仕事がともなう場合は、体を休ませる期間を設けるように計画しましょう。

まとめ

適切な麻酔処置によって、インプラント手術中に強い痛みを感じるケースはほとんどありません。

また、インプラント手術への恐怖心や不安感が強い方には、「静脈内鎮静法」の選択肢があります。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もしインプラント手術の痛みを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラントは絶対にだめと言われる理由は?治療するメリットも紹介

「インプラントは絶対にだめと言われる理由は?」

「インプラント治療のデメリットが知りたい」

「インプラント以外の治療法を比較してから決めたい」

インプラント治療は絶対だめと聞くけど、本当にだめなのか疑問になっていませんか?

結論、インプラントは絶対だめな治療方法ではありません。

インプラントには、「天然歯と同じようにしっかり噛める」「見た目が自然で美しい」「健康な歯を削る必要がない」など、選ばれている豊富なメリットが存在します。

本記事では、「インプラントは絶対にだめと言われる理由や、治療するメリット」を紹介します。

インプラント治療ができないケースまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントは絶対にだめと言われる4つの理由

インプラントは絶対にだめと言われる理由は、以下の4つです。

  • 外科手術のリスクと体への負担がある
  • 顎の骨が不足していると治療が困難である
  • 全身疾患があると治療のリスクが高まる
  • 再治療が困難である

それぞれ解説します。

外科手術のリスクと体への負担がある

インプラント治療では、外科手術による身体的な負担が避けられません。

身体への影響としては、麻酔の使用、出血、さらには術後の腫れや痛みが生じることも考えられます。

糖尿病や高血圧といった持病を抱えている方は、術後の回復が遅れやすく、合併症のリスクも高まる傾向があります。

不安がある場合は、事前に歯科医師としっかり相談し、自身の健康状態に応じた対応の検討が必要です。

顎の骨が不足していると治療が困難である

顎の骨が十分でないと、インプラントを安定して固定することが難しいです。

骨量不足がある場合には、人工骨や自家骨を用いて骨を増やす「骨造成術」が必要になることもあります。

この処置は「3万〜35万円程度」の費用がかかるケースもあり、治療期間が延びる可能性もあります。

まずは精密検査を受けて骨の状態を確認し、必要に応じた対応策を歯科医師と相談しましょう。

全身疾患があると治療のリスクが高まる

糖尿病や心疾患、自己免疫疾患などを抱えている方は、術後の感染や治癒の遅れが生じやすくなります。

とくにコントロール不良の糖尿病では、インプラントが骨と結合しづらくなるリスクが指摘されています。

これらの疾患を抱えている場合は、かかりつけ医と連携しながら、歯科医と十分な打ち合わせをおこなうことが重要です。

インプラント治療を検討している場合は、安全性を最優先に治療計画を立てる必要があります。

再治療が困難である

インプラントは一度埋入すると、再手術や撤去の際に骨を削る必要が生じる場合もあり、身体への負担が増加しやすいです。

たとえば、インプラントが脱落した場合には、再手術や骨再生処置を要する可能性もあります。

これらの対応は費用や通院回数の増加、精神的ストレスにつながる場合もあります。

治療に踏み切る前に、リスクや医院の対応体制について十分な説明を受けるのが大切です。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリットは、以下の6つです。

  • 自由診療により治療費が高額になる
  • 治療期間が長くなる
  • 定期的なメンテナンスが求められる
  • 金属アレルギーのリスクがある
  • 喫煙している場合は治療に悪影響をおよぼす
  • 歯ぎしりや食いしばりがあるとリスクが高まる

ひとつずつ解説します。

自由診療により治療費が高額になる

インプラントは保険が適用されず、1本あたり「30万円〜50万円程度」が費用相場となっており、比較的高額な費用がかかる場合があります。

ブリッジや入れ歯と比較してコストが高く、経済的な負担を感じる方も多い治療法といえるでしょう。

費用面の検討は早めにおこない、ほかの治療法と比較することで納得のいく選択につながります。

治療期間が長くなる

インプラント治療は、抜歯後に骨との結合期間が必要となるため、「6ヵ月〜12ヵ月程度」かかる場合もあります。

仕事や家庭の都合で通院スケジュールが立てにくい方には、とくに負担が大きくなるおそれがあります。

治療前に全体の流れを把握し、自身の生活と照らし合わせて無理のない計画を立てることが求められます。

定期的なメンテナンスが求められる

インプラントを良好な状態で保つには、「3カ月〜6カ月ごと」の定期検診や専門的なクリーニングが欠かせません。

もし怠ると、インプラント周囲炎という歯周病に似た炎症が起こる可能性があります。

治療を受ける段階から、アフターケアの重要性について十分な理解を持っておくことが必要です。

金属アレルギーのリスクがある

インプラントに使われるチタンは生体親和性が高い金属ですが、ごくまれにアレルギー反応が起こることがあります。

アレルギー体質の方は、パッチテストなどの事前確認を受けておくと安心です。

素材に対して不安がある方は、歯科医師に積極的に相談し、選択肢を共有するのが大切です。

喫煙している場合は治療に悪影響をおよぼす

喫煙は血流を阻害し、インプラントと骨の結合を妨げる要因のひとつです。

また、術後の治癒遅延やインプラント周囲炎の発症リスクも高くなるといわれています。

一部の報告では、非喫煙者のほうがインプラントの成功率が高い傾向にあることも示されています。

日本歯周病学会による調査では、喫煙者と非喫煙者に261名(計959本)のインプラントを埋入した際、全体の失敗率は2%だったのに対し、喫煙者に限ると失敗率が4%にのぼり、2倍の差が見られました。

治療を受ける前から禁煙に取り組むことが、成功率を高める一助となります。

引用元:特定非営利活動法人日本歯周病学会 禁煙推進委員会_喫煙の歯周組織に対する影響

歯ぎしりや食いしばりがあるとリスクが高まる

睡眠中の歯ぎしりや、日常的な食いしばりがあると、インプラントに強い力が加わり破損や脱落を引き起こすことがあります。

こうした習慣がある場合は、ナイトガードなどの補助器具を使用するのが効果的です。

無意識の癖であっても、治療前に歯科医師に伝えておくことで、適切な対策を講じやすくなります。

インプラント治療のメリット【選ばれる理由】

インプラント治療のメリットは、以下の7つです。

  • 天然歯と同じようにしっかり噛める
  • 見た目が自然で美しい
  • 健康な歯を削る必要がない
  • 顎の骨の萎縮を防げる
  • 発音や味覚に影響が少ない
  • 10年以上の寿命が保てる
  • 取り外しの手間がない

それぞれ解説します。

天然歯と同じようにしっかり噛める

インプラントは顎の骨にしっかり固定されているため、咀嚼力が天然歯に近いです。

硬い食材も噛みやすくなったと感じる方もおり、食事への満足度が向上する傾向があります。

しっかり噛めることで、胃腸への負担も軽減され、健康面への良い影響も期待できます。

見た目が自然で美しい

セラミックなど審美性に優れた素材を使用するため、周囲の歯と違和感なく馴染みます。

とくに前歯での治療では、自然な見た目に仕上がることが大きな魅力といえるでしょう。

インプラントは、見た目の改善を重視する方にとって、有力な選択肢となります。

健康な歯を削る必要がない

ブリッジのように隣接する健康な歯を削る必要がないため、ほかの歯への負担が少なく済みます。

その結果、口腔全体の健康を保ちやすくなる点も大きな利点です。

将来的に残せる歯を増やしたい方にとって、メリットの大きい治療方法といえます。

顎の骨の萎縮を防げる

インプラントは、噛む刺激を顎の骨に直接伝え、歯を失った部分の骨が吸収されるのを抑える効果があります。

顎の骨が痩せてしまうと顔貌の変化にもつながるため、見た目や骨量を維持したい方には適しています。

発音や味覚に影響が少ない

固定式のインプラントは、入れ歯のように口腔内で動かないため、発音の明瞭さや味覚への影響が少ないとされています。

たとえば、サ行やタ行がはっきり発音できることで言葉がモゴモゴしにくくなり、日常会話でもストレスを感じにくいです。

食事や会話の質を重視する方にとって、インプラントは魅力的な選択肢のひとつと考えられます。

10年以上の寿命が保てる

適切なメンテナンスとセルフケアを続ければ、インプラントは10年以上使用できるケースもあります。

20年以上使用できている例も報告されており、長期的な耐久性が魅力です。

2015年に九州インプラント研究会が実施した調査では、インプラント治療後20年以上経過した患者にアンケートをおこない、「回答者の78%がインプラントになにも問題はない」と回答しています。

初期費用はかかっても、長期的にはコストパフォーマンスに優れた治療法といえるでしょう。

引用元:20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査

取り外しの手間がない

入れ歯と違い、日常的に取り外す必要がなく、洗浄や保管の手間が省けます。

そのままの状態で会話や食事ができ、生活の快適さが向上します。

インプラントは装着時の不安や面倒が少なく、忙しい日常のなかでもストレスを感じにくい治療といえるでしょう。

インプラント治療ができないケース

インプラント治療ができないケースは、以下のとおりです。

  • 骨粗しょう症の人
  • 口腔内に歯周病や虫歯がある人
  • 18歳以下の若い人
  • 全身疾患を患っている人
  • 腎疾患で血液透析を受けている人
  • 妊娠中の人
  • タバコを吸っている人
  • 定期的な検診やメンテナンスに通えない人

上記の条件下では、手術後の回復や治療効果に悪影響をおよぼす可能性があります。

無理に治療を進めず、まずは担当の歯科医師と詳細に相談したうえで判断するのが大切です。

インプラント以外の治療方法

インプラント以外の治療方法は、以下の2つです。

  • 入れ歯
  • ブリッジ

ひとつずつ解説します。

入れ歯

入れ歯は保険適用があるため、比較的費用を抑えられ、治療期間も短く済む点が魅力です。

また、取り外しが可能なため衛生管理がしやすいという利点があります。

さらに、部分入れ歯や総入れ歯など種類が豊富で、さまざまなケースに対応できます。

ただし、装着感や噛む力は天然歯に比べてやや劣る傾向にあるため、その点を理解したうえで選択するのが大切です。

ブリッジ

ブリッジは欠損歯の両隣を支えにして固定するため、装着感に優れており、審美性も高く評価されています。

しかし、支えとなる歯を削る必要があり、健康な歯への影響が懸念されやすいです。

インプラントが適さない場合や、費用を抑えたい方にとっては有力な代替手段といえます。

インプラント治療を安心して受けるための歯科医院の選び方

インプラント治療を安心して受けるための歯科医院の選び方は、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

インプラント歯科の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

合わせて「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

まとめ

インプラントが絶対だめな理由には、「外科手術のリスクと体への負担がある」「顎の骨が不足していると治療が困難である」などが挙げられます。

一方インプラントは絶対だめな治療法ではなく、選ばれる理由として「天然歯と同じようにしっかり噛める」「見た目が自然で美しい」「健康な歯を削る必要がない」などのメリットも多く挙げられます。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

インプラントや入れ歯、審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もしインプラント治療をはじめとした、安全で信頼できる治療法を選びたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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インプラント治療を上顎へするのは危険?上顎洞炎発症のリスクを解説

「インプラント手術を上顎へするのは危険?」

「インプラント手術後のトラブルや合併症について知りたい」

「インプラント治療をおこなうリスクを抑える方法が知りたい」

インプラント治療を上顎へするのは危険、そう聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

上顎へのインプラント治療は、下顎への治療と比べて難しく、「上顎洞炎」を引き起こす可能性があるためです。

本記事では、「インプラント治療を上顎へするのは危険なのか、上顎洞炎発症のリスク」を紹介します。

インプラント治療前に上顎洞炎発症リスクを抑える方法まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

上顎へのインプラント治療が危険と言われる理由

上顎へのインプラント治療が危険と言われる理由は、以下の4つです。

  • 上顎の骨密度と量が少ない
  • 上顎の骨がやわらかい
  • 上顎の「前歯」や「奥歯」は治療難易度が高い
  • 上顎洞炎発症のリスクがある

それぞれ解説します。

上顎の骨密度と量が少ない

上顎は下顎に比べて骨の密度と量が少なく、インプラントの固定が難しい部位です。

骨が足りないことでインプラントが安定せず、脱落や炎症のリスクが高まります。

たとえば、上顎前歯部では骨幅が狭いことが多く、そのままではインプラントの初期固定が得られにくいため、骨造成術が検討されるケースもあります。

とくに上顎洞との距離が近いため、慎重な対応が必要です。

インプラントを検討する際は、まず骨の状態をしっかり確認することが求められます。

上顎の骨がやわらかい

上顎は海綿骨というやわらかい骨で構成されており、インプラントが安定しにくいのが特徴です。

下顎のような硬い骨とは異なり、しっかりと固定するには追加の処置が必要になるケースもあります。

たとえば、海綿骨が多い上顎ではインプラントの初期固定が不十分になることが多く、長めのインプラントを使用したり、複数本で支える治療計画が立てられる場合もあります。

骨のやわらかさが手術の難易度を高める要因となるため、骨質に応じた適切な治療法を選ぶのが大切です。

上顎の「前歯」や「奥歯」は治療難易度が高い

上顎の前歯は審美的な配慮が求められ、奥歯は咬合力が強くかかるため、どちらも難易度の高い部位です。

前歯部は見た目のバランスをとる必要があるため、ジルコニア製のセラミック冠など、審美性に配慮した素材が選ばれることが一般的です。

奥歯では、インプラントが上顎洞に近く、サイナスリフトが必要になることもあります。

それぞれ異なる技術と知識が必要とされるため、部位ごとのリスクを理解し、経験豊富な歯科医師に相談しましょう。

上顎洞炎発症のリスクがある

上顎インプラントは、上顎洞という空洞の近くに人工歯根を埋め込むため、上顎洞炎を引き起こすリスクがあります。

インプラントが上顎洞に達してしまうと、炎症や感染を引き起こす可能性もあり注意が必要です。

鼻づまりや顔面の痛みなどの症状が現れ、再手術の必要性が出ることもありますが、早期発見できると炎症を防げるケースもあります。

リスクを抑えるには、事前の診断と技術的配慮が欠かせません。

インプラント治療による「上顎洞炎」について

インプラント治療による「上顎洞炎」について解説していきます。

  • 上顎洞炎とは
  • 上顎洞炎の症状
  • 上顎洞炎の原因
  • 上顎洞炎になった場合の治療方法

ひとつずつ解説します。

上顎洞炎とは

上顎洞炎とは、上顎にある副鼻腔(上顎洞)に炎症が起こる疾患です。

インプラント治療によって起こるケースでは、鼻や歯の症状が現れることが特徴です。

代表的な症状としては、頬の圧痛、歯の浮いた感じ、悪臭のある鼻水などがあります。

とくに片側だけの顔の痛みや鼻づまりがある場合は、気をつけたいポイントです。

インプラント後の体調変化に敏感になり、異変があればすぐに歯科医へ相談しましょう。

上顎洞炎の症状

上顎洞炎の症状は、以下の2つです。

  • 鼻性上顎洞炎
  • 歯性上顎洞炎

それぞれ解説します。

鼻性上顎洞炎

鼻性上顎洞炎の症状として、鼻風邪やアレルギーなどによって副鼻腔に炎症が生じ、顔の痛みや鼻詰まりが発生します。

インプラントとは直接関係しませんが、術後の体調に影響する場合もあります。

もし症状が出た場合は、耳鼻科の受診も検討してください。

歯性上顎洞炎

歯性上顎洞炎は、虫歯や根管治療の影響によって、歯の感染が上顎洞へおよぶことで発症します。

インプラントが関与するケースもあり、片側だけの頬の腫れや痛みが特徴です。

歯の治療と並行して、専門的な診断が必要です。

上顎洞炎の原因

上顎洞炎の原因は、以下の3つです。

  • 鼻性上顎洞炎
  • 歯性上顎洞炎
  • インプラント治療による上顎洞炎

ひとつずつ解説します。

鼻性上顎洞炎

鼻性上顎洞炎は、ウイルス感染やアレルギーなどが原因で、鼻腔内から炎症が広がるケースもあります。

インプラントとの直接的な関係は少ないですが、免疫力低下などによって影響を受けやすくなります。

歯性上顎洞炎

歯性上顎洞炎は、虫歯や歯周病、根管治療の不備などで歯の感染が上顎洞へ達することで起こります。

いままでに歯科治療歴がある方は、とくに注意が必要です。

インプラント治療による上顎洞炎

インプラントが、上顎洞に達することで炎症が起こる場合があります。

なお、インプラントが原因で上顎洞炎を引き起こすケースは多くはありませんが、十分な注意が必要です。

治療前の適切な診断と術中の精密治療が求められるため、リスクのある症例では、事前に骨造成などの対策を講じましょう。

上顎洞炎になった場合の治療方法

上顎洞炎になった場合の治療方法は、以下の3つです。

  • 薬物治療
  • 歯科治療
  • 上顎洞根治手術

それぞれ解説します。

薬物治療

上顎洞炎が軽度であれば、抗菌薬や消炎薬などの内服で対応できる場合があります。

症状が出た初期段階で、治療を開始することが大切です。

歯科治療

上顎洞炎の原因となる歯の処置や、インプラントの除去が必要となることもあります。

歯科医師へ相談し、専門的な対応が必要です。

上顎洞根治手術

上顎洞炎が重症化した場合は、上顎洞の膿を取り除く手術(上顎洞根治手術)をおこないます。

この手術では、通常「コールドウェル-ラック法」と呼ばれる方法が用いられ、口腔内から上顎洞に開窓し、膿や炎症組織を取り除きます。

術後は腫れや出血の可能性があり、数日間の安静と定期的な消毒が必要です。

体力的な負担が大きいため、発症を防ぐためにも早期の診断と対応が大切です。

インプラント治療前に上顎洞炎発症リスクを抑える方法

インプラント治療前に上顎洞炎発症リスクを抑える方法は、以下の5つです。

  • CTスキャンによる上顎洞の事前検査をおこなう
  • 骨造成術(サイナスリフト)を適切に実施する
  • 口腔内・全身の健康状態を事前に確認・管理する
  • 術前の十分なカウンセリングとリスクの説明を受ける
  • 適切な技術を持つ専門医による手術を受ける

ひとつずつ解説します。

CTスキャンによる上顎洞の事前検査をおこなう

インプラント治療を安全に進めるためには、事前に上顎洞の位置や骨の厚みを把握しておくのが重要です。

CT(コンピュータ断層撮影)を用いることで、従来のX線写真では見えにくい三次元的な構造まで確認できます。

たとえば、上顎洞の粘膜肥厚や骨の厚みが薄い場合、埋入時に上顎洞穿孔のリスクが高まります。

事前に確認をおこない、適切な治療計画を立てていきましょう。

骨造成術(サイナスリフト)を適切に実施する

骨が不足している上顎部においては、インプラントの安定性を確保するためにサイナスリフトが有効です。

この術式では、上顎洞の粘膜を持ち上げてその下に骨補填材を挿入し、骨の再生を目指す処置です。

骨高が不足している場合でも、サイナスリフトを併用することで十分な長さのインプラント埋入が可能となる場合もあります。

高い技術力が求められるため、経験豊富な歯科医師による実施が求められます。

口腔内・全身の健康状態を事前に確認・管理する

インプラント治療の成功には、口腔内の清潔と全身状態の安定が欠かせません。

たとえば、歯周病が進行しているとインプラント周囲炎のリスクが高まり、糖尿病のある患者は治癒が遅れやすくなります。

一方これらのリスク因子は、術前の血液検査や歯周精密検査で早期に把握が可能です。

治療前から禁煙や血糖コントロールなど、生活習慣の改善や内科的な管理をおこなうことが、トラブルの回避につながります。

術前の十分なカウンセリングとリスクの説明を受ける

インプラント治療を受けるにあたっては、患者自身がメリットとリスクの両方を正しく理解しておくのが大切です。

たとえば、骨が薄い場合はサイナスリフトや骨移植が必要になり、費用や期間が伸びる可能性があります。

カウンセリングでは、画像を用いて丁寧に説明を受けることで、治療への不安を軽減できます。

不明点を残さず、納得したうえで治療に臨みましょう。

適切な技術を持つ専門医による手術を受ける

上顎インプラントは解剖学的に難易度が高いため、専門的な知識と技術が求められます。

たとえば、日本口腔インプラント学会の専門医は、一定の実績と知識を備えており、高度な外科処置にも対応できる可能性が高いとされています。

また、経験豊富な歯科医はサイナスリフトや骨造成にも習熟していることが多く、合併症のリスクを下げられます。

歯科医院選びの際は、症例実績や最新の設備環境なども確認しておきましょう。

インプラント治療の費用・期間

上顎インプラントでは、サイナスリフトなどの追加処置が必要になることが多く、1本あたりの費用は治療内容や医院によって異なりますが、「30〜60万円程度」となることもあります。

骨造成や手術の難易度によっては、さらに高額になるケースもあります。

治療期間も通常より長く、骨が成熟するまでに6カ月以上かかることも考えられます。

インプラント治療を受ける際は、計画的に治療に取り組むのが大切です。

インプラント治療のリスクを軽減する歯科医院の選び方

インプラント治療のリスクを軽減する歯科医院の選び方は、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

インプラント治療の歯科医院の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

合わせて「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

まとめ

インプラント治療を上顎へするのが危険と言われる理由は、「上顎洞炎」を引き起こす可能性があるためです。

インプラントが原因で上顎洞炎を引き起こすケースは多くはありませんが、インプラントが上顎洞に達することで炎症が起こる場合もあるため、もし治療を検討している方は早めに歯科医師へ相談をしてください。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

インプラントや入れ歯、審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし上顎洞炎を引き起こすリスクを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラントのメーカーはどこがいい?選び方のポイントや種類を解説

「インプラントのメーカーはどこがいい?」

「インプラントメーカーの種類が知りたい」

「自分に合ったインプラントメーカーを見つけたい」

インプラントはメーカーによって特長が異なるため、それぞれの品質や信頼性などの違いを確かめてから、自分に合ったインプラントを選びたいと思っているのではないでしょうか。

インプラントメーカーは、業界で信頼性が高く、実績のある代表的な以下の4社のなかから選ぶのがおすすめです。

  • ストローマン社
  • ノーベル・バイオケア社
  • ジンヴィ社
  • アストラテック社

本記事では、「インプラントのメーカーはどこがいいのか、選び方のポイントや種類」を紹介します。

インプラントの4大メーカーの特長の違いまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントのメーカーはどこがいい?

インプラント業界で信頼性が高く、実績のある代表的なメーカーとして「ストローマン社」「ノーベル・バイオケア社」「ジンヴィ社」「アストラテック社」の4社がよく知られています。

これらのメーカーは、成功率や耐久性、部品供給体制において優れた評価を受けており、とくに「ストローマン社」は世界各国で採用され、長期的な成功率の高さでも注目されています。

インプラントの品質にはメーカーごとに差があり、長年にわたって安定した実績を持つ企業の製品は臨床データの蓄積も豊富なため、治療後のトラブルが比較的少ない傾向にあります。

納得のいく治療を受けるには、歯科医師任せにするのではなく、自分自身でもメーカーに関心を持つのが大切です。

インプラントメーカーを理解しておくべき重要性

インプラントの取り扱いメーカーはクリニックによって異なり、それが治療後のフォローや部品交換時の対応に影響する場合もあるため、各メーカーの違いを理解しておくのが重要です。

また、メーカーによっては成功率や互換性、保証制度などに差があり、特長もさまざまです。

たとえば、ストローマンやノーベル・バイオケアは世界中に展開しており、海外でトラブルが生じた場合でも対応しやすいという強みがあります。

インプラントを、将来を見据えて安心して使い続けるためにも、メーカーごとの基本的な情報を押さえておきましょう。

インプラントのメーカーを選ぶ際の5つのポイント

インプラントのメーカーを選ぶ際の5つのポイントを、それぞれ紹介していきます。

  • インプラントメーカーの信頼性と歴史はあるか
  • 治療後の長期的な成功率は高いか
  • インプラントの素材と安全性は高いか
  • メンテナンス・保証内容が充実しているか
  • 治療費用と価格帯は自分に合っているか

ただし、インプラント治療を成功させるためには、メーカー選び以外にも「歯科医師の技術」や「歯科医院の最新設備」なども大事なポイントとなります。

インプラント歯科の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

合わせて「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

インプラントメーカーの信頼性と歴史はあるか

長年の実績と信頼を持つメーカーを選ぶことは、安心感のある治療につながります。

歴史あるメーカーは、継続的な研究と臨床データの蓄積によって、安全性の高い製品を提供しています。

たとえば、何十年も業界をリードしてきたメーカーは、その製品が幅広い症例で使われており、実績も豊富です。

歯科医院選びと同じように、メーカーの背景にも目を向けて判断しましょう。

治療後の長期的な成功率は高いか

インプラントの成功率は、歯科医師の技術や設備だけでなく、メーカーによっても左右されやすいです。

信頼性の高いメーカーでは、骨との結合性が高く、トラブルの少ない製品が多い傾向にあります。

たとえば、スイスのベルン大学でおこなわれたストローマンインプラントの10年間の臨床研究の結果で、511本のインプラントを使用し「成功率(97%)」「生存率(98.8%)」が報告されており、長期的な使用にも耐えうる設計となっています。

引用元:科学的エビデンスが示す高い信頼性

こうしたデータを参考にすることも、後悔のない選択につながりやすいです。

インプラントの素材と安全性は高いか

体に埋め込むインプラントは、安全性の高い素材であることが大前提です。

具体的には、アレルギーリスクが低く、生体親和性に優れたチタンやジルコニアなどが採用されているかどうかを確認しましょう。

たとえば、純チタンは腐食に強く、骨との結合性が高いため多くの製品に使われています。

一方でジルコニアは白く、前歯など見た目を重視する部位に適しています。

メンテナンス・保証内容が充実しているか

インプラントは、治療後のメンテナンスも非常に重要です。

保証制度の有無やその内容によって、万が一のトラブル時の安心感が異なります。

たとえば、ストローマン社では10年間の保証制度を導入しており、パーツ交換にも対応しています。

保証の有無や内容は、メーカー選びの際に必ず確認しておきましょう。

治療費用と価格帯は自分に合っているか

インプラントの費用は、メーカーによって大きく異なります。

安さだけで判断せず、サポート体制や性能とのバランスを見ることが重要です。

たとえば、ストローマン製のインプラントは1本あたり「30万〜50万円程度」が目安ですが、国内メーカーでは30万円台の製品もあります。

予算と目的に合わせて、最適なインプラントのメーカーを選ぶようにしましょう。

インプラントの4大メーカーの特長の違い

インプラントの以下4大メーカーの特長の違いを、紹介していきます。

  • ストローマン社
  • ノーベルバイオケア社
  • ジンヴィ社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)
  • アストラテック社

ひとつずつ解説します。

ストローマン社

スイスに本社を構えるストローマン社は、世界中で高い評価を受けるインプラントメーカーです。

骨との結合性や耐久性に優れており、70カ国以上で採用されています。

埋入実績も500万人以上と豊富で、サポート体制も充実しています。

信頼性と実績のバランスが取れた、安心感のあるメーカーといえるでしょう。

ノーベル・バイオケア社

ノーベル・バイオケアは、スウェーデン発のインプラントメーカーです。

CAD/CAM技術による高精度な加工と、美しさを重視した設計が特長です。

アバットメントとの統合設計により安定性も高く、審美性を重視したい方に適しています。

主に、見た目にもこだわりたい方にはおすすめの選択肢です。

ジンヴィ社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)

ジンヴィ社は、アメリカに本拠地を置くメーカーで、骨量が少ないケースにも対応できる柔軟性のある製品が魅力です。

表面処理技術にも優れており、難症例への対応力が評価されています。

骨の状態に不安がある方にとって、頼りになる存在です。

アストラテック社

アストラテックは北欧発のメーカーで、骨の早期安定性に優れた製品を提供しています。

初期固定力が必要なケースで、とくに高い効果を発揮します。

日本国内でも導入医院が増加しているため、選択肢としての注目度も高いです。

主に、短期間での定着を希望する方に適したインプラントのメーカーです。

インプラントの種類

インプラントの種類は、以下のとおりです。

  • 構造
  • 素材
  • 表面処理
  • 形状

それぞれ解説します。

構造

インプラントには、1ピースインプラント(一体型)と2ピースインプラント(二分割型)があり、それぞれに特長があります。

一体型は手術の回数が少なく済みますが、位置調整が難しい場合があります。

一方、二分割型は多くのクリニックで主流で、位置調整の自由度が高いです。

自分の治療目的に応じて、歯科医師と相談して決めるのが大切です。

素材

インプラントの素材には、主にチタンとジルコニアが使われます。

チタンは生体親和性が高く、長年にわたって実績も豊富です。

ジルコニアは白く目立ちにくいため、前歯などの見た目を重視したい部位に向いています。

素材選びは、審美性と安全性のバランスを考慮し、用途に応じた選択が求められます。

表面処理

表面処理の違いによって、インプラントと骨の結合スピードや強度が変わります。

酸処理やサンドブラストなど、インプラントの表面を粗く加工することで結合性が高まりやすいです。

たとえば、ストローマンのSLActiveのように親水性を高める処理をおこなうメーカーもあり、成功率の向上に寄与しています。

インプラントは、表面技術にも注目して選びましょう。

形状

インプラントの形状には、シリンダー型(円筒形)やスクリュー型(ネジ状)などがあります。

とくにスクリュー型は固定力に優れており、幅広い症例に対応できます。

ただし、骨の状態によって最適な形状が異なるため、治療前に歯科医師とよく相談し、自分に合ったタイプを選択するのが大切です。

インプラントメーカーは世界シェアNo.1「ストローマン」がおすすめ

もしメーカー選びに迷っているなら、世界シェアNo.1のストローマンは安心できる選択肢です。

世界中で使用されており、研究やサポート体制も整っています。

また、10年以上にわたる実績や品質管理の徹底、多様な製品ラインナップなどが評価されています。

信頼できるインプラントのメーカーを選択をしたい方は、まず候補に入れてみてください。

まとめ

インプラントのメーカーを選ぶ際は、業界で信頼性が高く、実績のある代表的なメーカーとして以下の4社のなかから選ぶのがおすすめです。

  • ストローマン社
  • ノーベル・バイオケア社
  • ジンヴィ社
  • アストラテック社

一方もしメーカー選びに迷っているなら、「世界シェアNo.1のストローマン」は安心できる選択肢となります。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし業界で信頼性が高く、実績のある「ストローマン社製のインプラント」を用いた治療を検討したい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介

「インプラントかブリッジかの特徴の違いが知りたい」

「インプラントとブリッジのメリット・デメリットが知りたい」

「インプラントとブリッジのどちらが自分に最適な治療か知りたい」

歯を失った場合、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類の治療方法があります。

しかし、入れ歯は「金属が目立つ」「噛む力が弱い」などの理由から、インプラントかブリッジかどちらか最適な治療を受けたいとお考えなのではないでしょうか。

インプラントかブリッジかを選択するうえで、治療方法や外科手術の有無、健康な歯への影響や咀嚼力などさまざまな違いがあります。

本記事では、「インプラントとブリッジの違いやメリット・デメリット」を紹介します。

インプラントとブリッジで迷った際の判断基準まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントとブリッジの違い【比較表】

インプラントとブリッジの違いを比較表にまとめました。

比較項目 インプラント ブリッジ
治療方法 顎の骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着 隣接する健康な歯を削り、橋渡しのように人工歯を装着
外科手術の有無 必要 不要
隣の歯への影響 健康な歯を削らない 両隣の健康な歯を削る必要がある
咀嚼力 天然歯とほぼ同等 天然歯よりやや劣る
審美性 高い 保険適用の場合、金属が目立つ場合がある
寿命 約10年以上 約7~8年
治療期間 約6カ月~1年 約1~2カ月
費用(1本あたり) 自費診療で高額

※30万~50万円程度

保険適用で安価

※1万~2万円程度

メインテナンス 定期的な歯科医院でのチェックが必要
適応条件 骨の状態が良好であることが必要 両隣の歯が健康で支台歯として機能する必要がある

インプラントかブリッジか迷った際に確認すべき判断基準

インプラントかブリッジか迷った際に確認すべき判断基準は、以下の4つです。

  • 口腔内・全身の健康状態
  • 治療費・保険適用の有無
  • 治療期間・通院回数の頻度
  • 平均寿命の長さ

それぞれ解説します。

口腔内・全身の健康状態

インプラント治療を検討する際、口腔内および全身の健康状態は重要な判断基準です。

顎の骨の健康状態や全身疾患の有無、歯周病の進行具合などが、治療の成功率やリスクに大きく影響します。​

たとえば、糖尿病や高血圧などの疾患や喫煙習慣がコントロールされていない場合、治癒不良や感染症のリスクが高まります。​

インプラント治療を受ける前に、全身の健康状態について十分に検査し、必要な治療や改善をおこないましょう。

治療費・保険適用の有無

インプラント治療は、基本的に保険が適用されないため高額ですが、以下の条件を満たす場合に保険適用となる場合があります。 

  • 事故や外傷による顎骨の損失
  • 先天性疾患
  • 腫瘍や病気による顎骨の損失
  • 医療機関が大学病院や大規模な総合病院である

一方、ブリッジ治療は保険を適用しておこなえるため、費用面での負担が軽減されます。 

ただし、治療の選択は費用だけでなく、口腔内の状態や長期的な健康維持の考慮が重要です。

治療期間・通院回数の頻度

治療期間・通院回数の頻度は、インプラントとブリッジや、個人の健康状態などによって異なります。

基本的にブリッジ治療は手術が不要なため、インプラント治療よりも治療期間が短く、通院回数も少ないです。

しかし、長期的に見ると、インプラントはブリッジよりも咀嚼力や審美性、平均寿命など優れている点が多くあります。

歯科医師と相談のうえで、自身に適した治療法を選択するのがおすすめです。

平均寿命の長さ

インプラントは骨と結合し、適切なケアをおこなうことで「約10年以上」の平均寿命が期待できます。​

一方、ブリッジは隣接する歯への負担が大きく、平均寿命が「約7〜8年」と比較的短くなる傾向があります。​

どちらも定期的なメンテナンスは必要ですが、長期的な寿命を重視したい方はインプラントがおすすめです。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット・デメリットを、それぞれ紹介します。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の5つです。

  • 健康な歯に負担をかけない
  • 自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られる
  • 見た目が天然歯に近い
  • 骨の吸収を防止できる
  • ブリッジや入れ歯よりも寿命が長い

ひとつずつ解説します。

健康な歯に負担をかけない

インプラントは、健康な歯に負担をかけない治療法です。​

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、隣接する健康な歯を削る必要がありません。​

一方、ブリッジでは隣の歯を削る必要があり、健康な歯を守るためにはインプラントが適しています。

自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られる

インプラント治療は、自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られます。​

インプラント本体を顎の骨に直接埋め込むため、食事中の違和感の軽減が可能です。

インプラントは、周囲の歯に対して負担をかけず、長期間使用しても快適な使用感を実感できます。

見た目が天然歯に近い

インプラントは、歯科用セラミックやジルコニアなどの素材を使用することで、天然歯に近い色合いや質感の再現が可能です。​

歯茎との調和を考慮したデザインが可能なため、周囲の歯とのバランスを考慮し、見た目の美しさを追求できます。

さらに、適切なケアをおこなうことで、長期的な見た目の維持ができます。

インプラントの見た目については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントの見た目は自然?不自然さに影響する3つのポイントを解説」をご覧ください。

骨の吸収を防止できる

インプラントは顎骨に直接埋入されるため、骨の吸収を防ぐ効果があります。​

歯を失った部分の骨に負荷がかからない場合、骨の吸収が進行する場合があります。

しかし、インプラント治療により、噛む力が骨に伝わることで将来的な骨の維持が可能です。​

ブリッジや入れ歯よりも寿命が長い

インプラントは、顎骨と直接結合することで、天然歯のような安定性や寿命の長さがあります。

基本的に生体親和性の高いチタン製で製作されており、咀嚼力も天然歯に近く、長期的な寿命を重視したい方にもおすすめです。

厚生労働省の調査では、インプラントの10〜15 年の累積生存率は上顎で約90%程度、下顎で94%程度という結果も出ています。

適切なメンテナンスをおこなうことで、長期間にわたり機能を維持できます。

引用元: 厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のための Q&A

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下の3つです。

  • 外科手術が必要である
  • 治療期間が長い
  • 費用が高額になる

それぞれ解説します。

外科手術が必要である

インプラント治療には、外科手術が必要です。

手術は局所麻酔でおこなわれることが一般的ですが、治療における一定のリスクと負担がともないます。

手術後は腫れや痛みが生じ、数ヶ月の治癒期間が必要なため、生活制限やアフターケアが重要です。

歯科医師と相談のうえ、外科手術におけるリスクや負担を十分に理解し、治療を検討しましょう。

治療期間が長い

インプラント治療は治療期間が長いため、負担となる場合もあります。​

インプラント治療は、自然な治癒を待つ必要もあり、骨との結合に時間がかかります。​

​通常、インプラント体と顎の骨が結合するまでに「3〜6カ月」程度の期間が必要です。

治療の進行状況によってはさらに時間がかかるため、 ​生活への影響を十分に理解し、歯科医師と相談のうえで治療を決めましょう。

費用が高額になる

インプラント治療は保険適用外の自由診療であり、高額な費用がかかります。​

インプラントの1本あたりの費用相場は、「30万〜50万円」程度です。​

インプラント治療にかかる費用の内訳は個人の状況によって異なりますが、基本的には以下の項目が含まれます。

  • 検査・診察
  • インプラント本体
  • 人工歯の製作
  • 手術
  • 定期的なアフターケア

さらに、顎の骨が不足している場合、骨造成手術などが追加で必要となる場合もあります。

検査結果を以て、歯科医師へよく確認をおこないましょう。

インプラント治療の保険適用については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント治療は医療保険の対象になる?費用を抑える方法を解説」をご覧ください。

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジのメリット・デメリットを、それぞれ紹介します。

ブリッジのメリット

ブリッジのメリットは、以下の3つです。

  • 外科手術が必要ない
  • 治療期間が短い
  • 保険診療が適用される

ひとつずつ解説します。

外科手術が必要ない

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削って連結した人工歯を装着する方法で、外科手術が不要です。​

インプラント治療の場合、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術が必要ですが、ブリッジ治療であれば外科的な処置をとりません。

ブリッジは治療後の痛みや腫れを軽減でき、回復も早いため、外科手術を避けたい方に適した治療方法となります。

治療期間が短い

ブリッジ治療は、インプラントと比べて治療期間が短いです。​

初回で歯の削りと型取りをおこない、2回目で仮歯を装着し、最終的にブリッジを固定します。​

ブリッジ治療は外科的な手術がなく、通院回数も少なく済むため、​治療期間を短縮したい方におすすめの治療法です。

保険診療が適用される

ブリッジ治療は、保険診療が適用されるため、経済的な負担を抑えて治療を受けられます。

​保険適用のブリッジ治療の費用相場は、1本あたり「1万〜2万円」程度です。

自費診療のインプラント治療の費用相場は、1本あたり「30万〜50万円」程度のため、自己負担額を大幅に減らせます。​

保険適用のブリッジ治療は、経済的な負担を抑えたい方にとってはおすすめの選択肢です。

ブリッジのデメリット

ブリッジのデメリットは、以下の3つです。

  • 隣接する健康な歯を削る必要がある
  • 支台歯に負担がかかる
  • 寿命が比較的短い

それぞれ解説します。

隣接する健康な歯を削る必要がある

ブリッジ治療では、支台歯を形成するために、欠損部位の両隣の健康な歯を削る必要があります。​

ただし、健康な歯の表面を削ることで歯の強度が低下し、将来的にクラウンや根管治療が必要となるケースもあります。​

歯の健康を維持し、将来的に再治療をおこなうリスクを避けたい方は、インプラントなど健康な歯を削らずに済む治療法などを検討しておきましょう。

支台歯に負担がかかる

​ブリッジ治療では、欠損部位の両隣の健康な歯(支台歯)に過度な負担がかかります。​

支台歯はブリッジの全体の力を支える役割があり、歯への負担も大きいです。​

また、​過度な力がかかり続けると、支台歯の摩耗や破折、歯周病のリスクが高まります。​

一方インプラント治療は健康な歯を削らないため、歯に負担をかけずに治療が可能です。

自身の歯の健康を守りたい方は、インプラントなどの歯を削らない選択肢も検討してみましょう。

寿命が比較的短い

ブリッジ治療の平均寿命は「約7〜8年」のため、インプラントと比較すると短いです。​

​支台歯の健康状態や歯周病、噛み合わせの問題など、さまざまな要因がブリッジの寿命に影響を与えます。​

ブリッジ治療によって、健康な歯にも過度な負担がかかり、平均寿命が短くなる場合があります。​

長期的なコストパフォーマンスを考慮すると「インプラント」がおすすめ

長期的なコストパフォーマンスを考慮したい方は、「インプラント」がおすすめです。

インプラントは自然な噛み心地や見た目だけでなく、生活の質を向上させます。

また、適切なメインテナンスをおこなうことで「10年以上の寿命」が期待できます。

インプラントは平均寿命はブリッジの「約7〜8年」と比べても、長期的に使用が可能です。

ブリッジは支台歯の状態や噛み合わせの変化で、再治療や調整が必要な場合があり、追加費用が発生するケースもあります。

一方インプラントは通常の歯と同様のケアができるため、特別な手間や追加費用を抑えたい方にもおすすめします。

まとめ

インプラントとブリッジは、治療方法や外科手術の有無、健康な歯への影響や咀嚼力などさまざまな違いがあります。

ただし、見た目や寿命など長期的なコストパフォーマンスを考慮する場合は「インプラント」がおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心して自身に最適な治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラントやめとけと言われる理由と後悔しないための歯科の選び方

「インプラントやめとけと言われる理由は?」

「インプラント以外の選択肢と特徴も知りたい」

「インプラントで後悔しないための歯科の選び方が知りたい」

インプラント治療の失敗リスクや実際のダメだった経験談を聞いたことで、「自分もインプラント治療はやめといた方がいいかな…」と不安や恐怖心を感じてしまっているのではないでしょうか。

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由には、外科手術のリスクや自由診療による高額な治療費などが挙げられます。

本記事では、「インプラントやめとけと言われる理由とインプラント治療を避けた方が良いケース」を紹介します。

インプラントで後悔しないための歯科の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

  • 外科手術のリスクと体への負担がある
  • 自由診療により治療費が高額になる
  • 治療期間の長さと通院の手間がかかる
  • 術後のメンテナンスの手間がかかる
  • インプラント周囲炎のリスク​がある

それぞれ解説します。

外科手術のリスクと体への負担がある

インプラント治療は外科手術をともなうため、一定のリスクと体への負担があります。​

​たとえば、下顎には重要な神経や血管が通っており、損傷すると麻痺や出血などの症状が現れやすいため注意が求められます。​

また、高血圧や糖尿病などの全身疾患がある場合は手術のリスクが高まるため、事前に歯科医師への相談が重要です。

自由診療により治療費が高額になる

​インプラント治療は自由診療のため、治療費が高額になります。​

保険適用外の治療であり、一般的な費用が相場は1本あたり「30万〜50万円」です。​

また、高額療養費制度の対象外で、自己負担も大きくなるため、医療費控除やデンタルローンなどの活用がおすすめです。​

​治療費の負担を軽減するためには、事前に費用の見積もりを確認し、適切な支払い方法の選択が求められます。

治療期間の長さと通院の手間がかかる

インプラント治療期間は、一般的に「下顎で約6カ月」「上顎で約12カ月」かかります。

また、歯科医院での初診から、上部構造物を装着するまでの通院が「約5〜10回」程度です。

一方で、ほかのブリッジ治療の場合は治療期間が「約1〜2カ月」、通院が「約2〜3回」のため、比較してもインプラント治療は治療期間・通院の手間がかかります。

ただし、個人の治療内容によって異なるため、歯科医院での診断により前後する場合もあります。

術後のメインテナンスの手間がかかる

インプラント治療は、手術後のメインテナンスに手間がかかります。

インプラントで推奨される定期的なメインテナンスの頻度は、「約3〜6か月に1度」が目安です。

一方で、インプラントの脱落などを防ぐためには、メインテナンスは欠かせません。

また、インプラントの寿命は「約10年以上」とされており、ほかの入れ歯やブリッジなどの治療と比較しても長期的に使用できます。

インプラント周囲炎のリスク​がある

インプラント治療では、「インプラント周囲炎」などの感染症のリスクが生じます。

インプラント周囲炎は、インプラント治療が失敗する原因となるため、徹底した配慮が必要です。

しかし、インプラント治療に必要な最新設備や機器、衛生管理を徹底している歯科医院であれば、手術の失敗リスクや感染リスクなどへの事前の対策もできます。

インプラント治療を避けた方が良いケース

インプラント治療を避けた方が良いケースは、以下の5つです。

  • 全身疾患を抱えている場合
  • 顎の骨量が不足している場合
  • 若年層で骨の成長が止まっていない場合
  • 喫煙者の場合
  • 金属アレルギーがある場合

ひとつずつ解説します。

全身疾患を抱えている場合

全身疾患を抱えている場合、インプラント治療は慎重に検討する必要があります。

手術中や術後の合併症リスクを高め、治療の成功率にも影響をおよぼしやすいです。

たとえば、糖尿病患者は感染リスクが高く、傷の治癒が遅れる傾向もあります。

歯科医師と連携し、リスクを十分に評価したうえで、インプラント治療が最適かどうかを判断するのが重要です。

顎の骨量が不足している場合

顎の骨量が不足している場合、インプラントの固定が不安定になり、脱落や周囲組織への影響などのリスクが高まります。

たとえば、歯周病の進行や歯の喪失後の放置によって骨が吸収されると、インプラントの安定性が損なわれます。

そのため、経験豊富な歯科医師と相談し、骨造成術などの補助手術を含めた治療計画を立てるのがおすすめです。

若年層で骨の成長が止まっていない場合

若年層で骨の成長が止まっていない場合、骨の成長を妨害するだけでなく、位置ずれや噛み合わせの不具合が生じるリスクもあります。

もし顎の骨の成長途中でインプラントを埋入すると、天然歯との間にズレが生じる場合があります。

あらかじめ骨の成長が完了しているかを診断し、結果に応じて代替治療の選択を検討しましょう。

喫煙者の場合

喫煙者の場合は、インプラント治療の成功率が低下するため注意が必要です。

喫煙により、血流が悪化して免疫力が低下すると、インプラントと骨の結合が阻害され、感染や炎症のリスクが増加します。

また、インプラント周囲炎のリスクを高める原因にもつながります。

インプラント治療を検討する際は、歯科医師と相談のうえ、禁煙を含めたリスクの軽減策を講じた計画を立てましょう。

金属アレルギーがある場合

インプラントは、一般的に金属アレルギーを起こしにくいチタン素材ですが、稀にアレルギー反応を示す場合もあります。

そのため、歯科医師へ確認し、事前にアレルギー検査をおこなうことで、適切な素材選びが重要です。

インプラント治療における金属アレルギーについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

インプラント以外の選択肢とその特徴

インプラント以外の選択肢は、以下の2つです。

  • ブリッジ
  • 入れ歯(義歯)

それぞれの特徴を解説します。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削り、連結した人工歯を装着する治療法です。

治療期間は「約1〜2カ月」と比較的短く、保険適用で費用を「1万〜2万円」程度に抑えられます。

インプラントとブリッジの違いについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介」をご覧ください。

入れ歯(義歯)

入れ歯は、部分入れ歯と総入れ歯に分類され、歯を失った部分を補う取り外し可能な人工歯です。

入れ歯は基本的に保険が適用され、外科手術もありませんが、見た目や使用感などインプラントに劣る部分が多くなります。

そのため、費用を抑えたい方やできる限り手術を避けたい方におすすめです。

インプラントと入れ歯の違いについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントと入れ歯の違いを徹底解説」をご覧ください。

インプラント歯科で後悔しないための選び方

インプラント歯科で後悔しないための選び方は、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

また、インプラント歯科の選び方については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

まとめ

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

  • 外科手術のリスクと体への負担がある
  • 自由診療により治療費が高額になる
  • 治療期間の長さと通院の手間がかかる
  • 術後のメンテナンスの手間がかかる
  • インプラント周囲炎のリスク​がある

しかし、長期的に見ると、インプラントは「ブリッジ」や「入れ歯」などのほかの治療と比較してコストパフォーマンスの高い治療方法です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減し、後悔のないインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラントは何歳から可能?年齢制限や治療で考慮すべき注意点を解説

「インプラントは何歳から可能か知りたい」

「インプラントを始めるタイミングとして適切な年齢を知りたい」

「若いうちにインプラント治療をおこなうメリットが知りたい」

インプラントは歯を失った中高齢者がおこなうイメージがあるかもしれませんが、20代からインプラントを装着している方もいます。

インプラント治療は、若い方でも顎の骨の成長が止まっている18歳以上の方であれば、基本的に治療が可能です。

本記事では、「インプラントの適正年齢や治療で考慮すべき注意点」を紹介します。

若い人のインプラント治療のメリットまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は何歳から可能か?

インプラント治療における適用年齢について、以下に紹介します。

  • 年齢の下限は18歳以上、上限はなし
  • 20代からインプラントの人はいる
  • インプラント治療ができないケースもある

それぞれ解説します。

年齢の下限は18歳以上、上限はなし

インプラント治療は、顎の骨の成長が完了した18歳以上であれば可能です。

また、年齢の上限はなく、治療の適応は年齢よりも身体の健康状態や骨の質、口腔内の清潔さが求められます。

そのため、高齢者でも全身の健康状態が良好であれば、インプラント治療が可能です。

インプラント治療は、歯科医院での適切な診断により、個人の健康状態や口腔内の状況が総合的に判断がされます。

20代からインプラントの人はいる

厚生労働省の調査によると、インプラント装着者の割合は20代からはじまり、50代からインプラント装着者の割合が増加しています。

また、60代〜70代の年齢層でインプラントの需要が高く、70歳以上75歳未満が最も多い「5.9%」であることがわかっています。

年齢階級(歳) インプラント装着者(%)
20~24
25~29 2.6
30~34 1.3
45~49 0.7
50~54 3.2
55~59 2.9
60~64 4.5
65~69 3.6
70~74 5.9
75~79 3.9
80~84 4.9
85~ 2.9

引用元:令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要

インプラント治療ができないケースもある

インプラント治療において、以下に該当する方は治療ができないケースもあります。

  • 骨粗しょう症の人
  • 口腔内に歯周病や虫歯がある人
  • 18歳以下の若い人
  • 全身疾患を患っている人
  • 腎疾患で血液透析を受けている人
  • 妊娠中の人
  • タバコを吸っている人
  • 定期的な検診やメインテナンスに通えない人

インプラントはすべての方に適している治療ではないため、歯科医師へ相談し、全身の健康状態の確認が不可欠です。

若い人が歯を失ってしまう理由

若い人が歯を失ってしまう理由は、以下の3つです。

  • 神経が壊死した虫歯
  • 重度の歯周病
  • 事故などによる外傷

ひとつずつ解説します。

神経が壊死した虫歯

神経が壊死した重度の虫歯は、早期の治療が必要な若年層でも歯を失う原因です。

神経が壊死すると痛みがなくなり、放置すると感染が進行して、抜歯が必要になるケースもあります。

また、神経が壊死した歯を放置した場合、根の先に膿が溜まり、顎の骨を溶かす可能性もあります。

必要な場合は根管治療がおこなわれますが、再治療が必要となるケースもあるため、早めの処置が必要です。

重度の歯周病

歯周病は、口腔清掃不良の生活習慣病のひとつで、喫煙や不適切な口腔ケアがリスクを高めます。

重度の歯周病になると、歯を支える骨が破壊され、最終的に歯が抜け落ちる場合もあります。

歯周病の予防には、正しいブラッシングや定期的な歯科検診が重要です。

事故などによる外傷

事故などによる外傷は、若年層が歯を失う主要な原因のひとつです。​

交通事故やスポーツ中の衝突、転倒などにより、歯が折れたり抜けたりするリスクが高まります。​

外傷は即時の対応が歯の保存に重要なため、適切な処置がおこなわれないと、歯の寿命が短くなる場合があります。​

若い人がインプラントを検討する際に考慮すべき注意点

若い人がインプラントを検討する際に考慮すべき注意点は、以下の8つです。

  • 顎骨の成長が完了しているかを確認する
  • 長期的なメインテナンスが必要である
  • 成長や加齢による再治療の可能性を理解する
  • 治療後のライフイベントを考慮する
  • 喫煙や食生活などの生活習慣を見直す
  • 保険適用外のため費用が高額になる
  • ほかの治療法も事前に比較検討する
  • インプラント専門の歯科医師へ相談する

それぞれ解説します。

顎骨の成長が完了しているかを確認する

若年層がインプラント治療を検討する際は、顎骨の成長が完了しているかの確認が重要です。

成長途中でインプラントを埋入すると、歯並びの変化や噛み合わせの不具合が生じる場合あります。

18歳以上でも顎の成長が完了していない場合もあるため、CTやレントゲンで骨の状態を確認しておくのが重要です。

長期的なメインテナンスが必要である

インプラントは、長期間にわたって安定して使い続けるためには、歯科医院での定期的なメインテナンスが不可欠です。

メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎や破損の原因となり、再治療のリスクが高まります。

そのため、メインテナンスの受診は「3〜6カ月に一度」が必要です。

成長や加齢による再治療の可能性を理解する

インプラントは、成長や加齢に対する再治療への可能性の理解が重要です。

成長によって歯列や噛み合わせが変化したり、加齢で骨が痩せたりすると、インプラントと周囲組織との調和が崩れ、再治療が必要になる場合があります。

とくに若年層の方は、将来的な変化を見越した治療計画が必要です。

治療後のライフイベントを考慮する

インプラント治療は、「6カ月〜1年」程度の治療期間を要するため、引越しや結婚などのライフイベントを考慮する必要があります。

もし治療中に転居をおこなう場合、担当医の変更や保証制度の継続に影響をおよぼすケースもあります。

治療開始前に今後のライフイベントを考慮し、計画的に治療スケジュールを立てましょう。

喫煙や食生活などの生活習慣を見直す

喫煙はインプラントの骨結合を妨げ、成功率を低下させる要因です。

硬い食べ物や刺激物の摂取はインプラントに過度な負担をかけ、破損のリスクを高めます。

さらに、睡眠不足やストレスも治癒力を低下させるため、生活習慣の見直しが必要です。

インプラント治療を成功させるためには、禁煙やバランスの取れた食生活、規則正しい生活を心がけましょう。

保険適用外のため費用が高額になる

インプラント治療は基本的に保険適用外の自由診療のため、1本あたり「30万〜50万円」程度の費用がかかります。

インプラントは、保険診療で対応可能な入れ歯やブリッジと比較して、審美性や機能性を追求する高度な治療方法です。

​また、外科手術や高品質な材料、専門的な設備が必要となることも費用が高額になる要因になります。

インプラント治療を検討する際は、費用面での計画を立て、医療費控除の活用や分割払いの検討も必要です。

保険適用外であることや高度な技術、設備が必要なためです。

また、高額療養費制度の対象外ですが、医療費控除の適用を受けることで、所得税の軽減が可能です。

治療費の負担を軽減するためには、医療費控除の活用や事前の費用計画が重要です。

ほかの治療法も事前に比較検討する

インプラント治療を検討する際は、入れ歯やブリッジなどのほかの治療法と比較検討も重要です。

入れ歯やブリッジは保険適用で費用を抑えられる一方、インプラントは審美性や機能性に優れていますが、費用が高額で外科手術も必要です。​

また、患者の口腔状態やライフスタイルによって、最適な治療法はそれぞれ異なります。

歯科医師と複数の治療法を比較検討し、自身に最適な治療方法を選択しましょう。

インプラント以外の治療方法については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介」をご覧ください。

インプラント専門の歯科医師へ相談する

インプラント治療は外科手術をおこなう必要があり、高度な技術と専門知識が必要なため、専門の歯科医師への相談が重要です。

インプラントの専門医であれば、個人ごとに異なる口腔状態を正確に診断し、最適な治療計画を立てられます。

また、治療後のメンテナンスやトラブル対応も、専門医であれば安心を得られます。

インプラント専門の歯科医師に相談し、信頼できる医療機関を選択するのがおすすめです。

若い人のインプラント治療のメリット

若い人のインプラント治療のメリットは、以下の5つです。

  • 自然な見た目で笑顔に自信が持てる
  • 将来的な歯の健康を守れる
  • 顎の骨の萎縮を防げる
  • 手術後の回復が早い
  • 定期的なメインテナンスを習慣化しやすい

ひとつずつ紹介します。

自然な見た目で笑顔に自信が持てる

インプラントは、天然歯に近い色や形状の人工歯を使用するため、見た目が自然です。

他人に気づかれにくく、笑顔に自信を持てるようになるため、対人関係や社会生活において積極的になれます。

また、前歯や前歯の周囲などの目立ちやすい部分の欠損を補う際は、とくに見た目を重視したい方にとって、審美性の高いインプラントがおすすめです。

将来的な歯の健康を守れる

インプラントは、将来的な歯の健康を守れる選択肢のひとつです。

隣接する健康な歯を削る必要がないため、歯への負担を軽減ができ、周囲の歯の寿命を延ばせます。

また、適切な口腔ケアをおこなうことで、インプラント自体も長期間にわたり機能を維持できます。

顎の骨の萎縮を防げる

歯を失うと、顎の骨の刺激も失われるため、徐々に萎縮していきます。

しかし、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、骨に適切な刺激を与え、骨の吸収の防止が可能です。

さらに、顔の輪郭や口元の美しさを維持もできるため、老化の進行を遅らせられます。

手術後の回復が早い

若年層の方は、インプラントと骨の結合がスムーズに進むケースが多く、日常生活への復帰もスムーズです。

免疫力や代謝が高いため、インプラント手術後の回復も早い傾向にあります。

また、高齢者に比べて傷の治癒が早く、感染症のリスクも低減されます。

定期的なメインテナンスを習慣化しやすい

​若いうちに通院やセルフケアを継続することで、定期的なメインテナンスの習慣化がしやすいです。

​インプラントの健康を維持しやすくなるため、将来的にも治療の成功が期待できます。

まとめ

インプラントは、若い方でも顎の骨の成長が止まっている18歳以上の方であれば、基本的に治療が可能です。

治療における年齢制限はありませんが、インプラントができないケースもあるため、事前に歯科医師への相談がおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし将来の再治療のリスクをできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラント手術で麻酔を使用する?種類別の費用やメリットまで解説

「インプラント手術時は麻酔を使用する?」

「手術時に使用される麻酔の種類は?」

「手術時の痛みや腫れを感じたくない」

上記の疑問をお持ちの方は、手術による痛みや麻酔をすることへの恐怖や不安から、インプラント治療を受けるかどうか決めかねているのではないでしょうか。

インプラント手術では、主に「局所麻酔」を使用して痛みを軽減しますが、不安を軽減するために「静脈内鎮静法」を併用するケースもあります。

本記事では、「インプラント手術での麻酔の種類や費用」を紹介します。

麻酔別のメリット・デメリットや麻酔後の過ごし方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント手術時は麻酔を使用して痛みを軽減する

インプラント手術では、主に「局所麻酔」が使用され、痛みを軽減します。

また、不安を軽減するため「静脈内鎮静法」を併用する場合もあります。

ただし、麻酔が切れると痛みが生じるケースもあるため、歯科医師としっかりと相談のうえ治療が必要です。

インプラント手術時の麻酔の種類と費用

インプラント手術時の麻酔の種類は、以下のとおりです。

  • 局所麻酔
  • 静脈内鎮静法
  • 全身麻酔

費用相場を踏まえてそれぞれ解説します。

局所麻酔

局所麻酔は以下の種類があり、費用相場は「5万〜10万円」程度です。

  • 浸潤麻酔
  • 伝達麻酔
  • 表面麻酔

ひとつずつ紹介します。

浸潤麻酔

浸潤麻酔は、治療をおこなう部位の周囲に直接麻酔液を注入する方法です。

特定の部位の神経が麻痺し、痛みの感覚が一時的に鈍くなります。

インプラント手術では、歯茎に直接注射することで、手術中の痛みを効果的に抑えられます。

伝達麻酔

伝達麻酔は、特定の神経をブロックする方法です。

効果は広範囲におよび、長時間持続するため、顎の奥歯の治療に適しています。

親知らずの抜歯や、複数のインプラントを埋入する場合などに使用されるケースが多いです。

表面麻酔

表面麻酔は、注射をおこなう前に痛みを軽減するために使用される方法です。

スプレーやジェルの形で、麻酔薬を塗布します。

皮膚や粘膜の表面を一時的に麻痺させるため、注射時の痛みを和らげる効果があります。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法は、手術中にリラックスした状態で治療を受けられる状態にする麻酔法です。

点滴を通じて鎮静剤や麻酔薬を静脈内に投与し、うたた寝の状態を作り出します。

ただし、痛みを和らげる効果はないため、一般的に局所麻酔と併用されるケースが多いです。

費用相場は「5万〜10万円」程度ですが、手術への不安や恐怖を軽減したい方に適しており、治療後の回復も比較的早い特徴があります。

全身麻酔

全身麻酔は、完全に眠らせ、意識を失わせた状態で手術をおこなう方法です。

費用相場は「10万円」以上と高額ですが、主に「長時間の複雑な手術」や「健康状態」に応じて用いられる場合があります。

手術時は、入院が必要になる場合や、呼吸管理を含む医療体制の整備が求められます。

手術中の痛みや治療の過程をほとんど感じず、精神的・身体的な負担を最小限に抑えやすいのが特徴です。

麻酔別のメリット・デメリット

麻酔の種類別にメリットとデメリットを紹介します。

  • 局所麻酔のメリット・デメリット
  • 静脈内鎮静法のメリット・デメリット
  • 全身麻酔のメリット・デメリット

それぞれ解説します。

局所麻酔のメリット・デメリット

局所麻酔は、身体への負担が少なく、比較的費用も抑えやすい点がメリットです。

治療を受ける部分のみを麻酔するため、意識は残るものの、術後の回復は速くなります。

ただし、手術の音や振動によって恐怖や不安を感じる場合もあり、個人差はありますが心理的な負担が強くなるためデメリットです。

静脈内鎮静法のメリット・デメリット

静脈内鎮静法では、リラックスした状態で手術を受けられるため、不安感を軽減できます。

意識はありますが、治療の記憶が薄れるケースが多く、精神的ストレスを減らしやすいです。

一方で、追加の費用がかかる場合や、麻酔の影響で当日は運転ができなくなるなど行動制限がかかる場合があります。

体調によってリスクがともなうため、歯科医師としっかり相談が必要です。

全身麻酔のメリット・デメリット

全身麻酔による手術中は、完全に意識がなくなり、痛みや不安を感じません。

複雑な処置をおこなう場合でも、医師が集中して施術が可能となります。

ただし、身体への負担が大きいため、術後に副作用が出るリスクもあります。

病院での入院や事前検査も必要なことや、費用が高額になりやすいため、負担を考慮して検討するのがおすすめです。

麻酔後の過ごし方とは

インプラント手術後の麻酔が効いている間は、十分な安静が求められます。

術後12時間は食事や飲水を控え、身体を休めるのが大切です。

また、医師の指示のもと、運転などの行為を避けることが推奨されます。

痛みや腫れがある場合は、処方された痛み止めを使用し、無理をせずに安静に過ごすのが大事です。

麻酔に関するよくある質問

麻酔に関するよくある質問を以下にまとめました。

  • インプラント手術は全身麻酔ですか?
  • 麻酔アレルギーがある場合はどうしたら良いですか?
  • 局所麻酔だけだと痛いですか?
  • 麻酔が効くまでの時間はどのくらいですか?
  • 麻酔はどのくらいで切れますか?
  • 麻酔後に痛みがあった場合はどうしたら良いですか?
  • 麻酔は何歳まで受けられますか?

それぞれ紹介します。

インプラント手術は全身麻酔ですか?

インプラント手術では、主に「局所麻酔」が使用されます。

全身麻酔は専門医の判断のうえ、長時間の複雑な手術や健康状態に応じて使用されるケースが一般的です。

ただし、手術の内容や希望などによって、全身麻酔が選ばれる場合もあります。

麻酔アレルギーがある場合はどうしたら良いですか?

麻酔アレルギーがある場合は、歯科医師へ事前にアレルギー歴を詳細に伝えたうえで、適切な対処が求められます。

アレルギー検査をおこない、特定の薬剤に対するアレルギーを事前に確認することで、代替薬剤の選択や麻酔方法の調整も可能です。

アレルギーは、適切に管理されないと深刻な結果を招く可能性もあるため注意が必要です。

別途、インプラント治療におけるアレルギーについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

局所麻酔だけだと痛いですか?

局所麻酔の注射時に痛みを感じることはありますが、手術中の痛みはほとんど感じません。

一方で、表面麻酔を使用したうえで、注射時の不快感を緩和する方法もあります。

インプラント手術で、表面麻酔を使用するかどうかの判断は、専門医と相談して決めましょう。

麻酔が効くまでの時間はどのくらいですか?

麻酔が効くまでの時間は個人差があり、使用する麻酔の種類によっても異なります。

局所麻酔の場合、注射後数分で効果が感じられる場合が多いです。

また、静脈内鎮静法の場合、最大効果が得られるまでに「5〜10分」程度かかる場合もあります。

麻酔はどのくらいで切れますか?

麻酔の切れる時間は、「2〜6時間」程度です。

麻酔の種類や量、部位などにより個人差があります。

麻酔が切れると、徐々に痛みを感じる場合があります。

麻酔後に痛みがあった場合はどうしたら良いですか?

麻酔後に痛みがあった場合は、処方された痛み止めを使用して対処が求められます。

痛みや腫れが続く場合や悪化した場合は、速やかに歯科医師への相談が重要です。

痛みや腫れを放置すると、感染やほかの合併症の可能性もあるため注意しましょう。

麻酔は何歳まで受けられますか?

麻酔の使用による年齢制限はありませんが、子供や高齢者の場合は注意が必要です。

また、全身の健康状態に応じて適切な判断が必要となります。

もし持病やアレルギーなどがある場合は、歯科医師にあらかじめ伝えておくのが大切です。

まとめ

インプラント手術時の麻酔の種類は、一般的に以下の3つです。

  • 局所麻酔
  • 静脈内鎮静法
  • 全身麻酔

インプラント手術では、主に「局所麻酔」を使用して痛みを軽減しますが、不安を軽減するために「静脈内鎮静法」を併用するケースもあります。

麻酔ごとにメリット・デメリットがあるため、歯科医師としっかりと相談のうえ、治療をおこなうのがおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし手術への恐怖や痛みを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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