NACK5午後の番組”GOGOMONZ”で、7月26日出版の『顎関節症は治せます!』の紹介をします。ぜひお聴きください!
放送日時:9月18日(木)13:35~13:45
日付: 2025年9月17日 カテゴリ:お知らせ
NACK5午後の番組”GOGOMONZ”で、7月26日出版の『顎関節症は治せます!』の紹介をします。ぜひお聴きください!
放送日時:9月18日(木)13:35~13:45
日付: 2025年9月17日 カテゴリ:お知らせ
「インプラントの将来的なリスクとは?」
「インプラントの寿命や将来のリスクについて知りたい」
「高齢になったときに治療が続けられるか確認したい」
上記の疑問をお持ちの方は、インプラント治療を検討しているものの、将来的なトラブルや失敗のリスクに対して不安を感じているのではないでしょうか。
インプラントの治療を受ける際、将来のリスクや維持方法についてしっかりと把握しておくことが大切です。
しかし、治療後のメンテナンスや予期しない問題について考えたことがない方もいるでしょう。
本記事では、「インプラントの将来的なリスクや、長期的なメリット」を紹介します。
将来を考えるとインプラントはしない方が良いのかまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラントの将来的なリスクは、以下の8つです。
それぞれ解説します。
インプラントにおいて最も注意すべき病気がインプラント周囲炎です。
インプラントに関連する歯周病で、進行すると顎の骨を溶かしてしまい、最悪の場合インプラントが抜けてしまうリスクを伴います。
原因はインプラント周りに付着した細菌で、歯茎に炎症が起こり、そこから骨を破壊していきます。
とくにインプラントは神経がないため、症状が現れにくく、気づいたときには進行しているケースが多いです。
インプラントの寿命に大きく影響するのが、インプラント周囲炎です。
インプラント本体は非常に長持ちしますが、上に取り付ける被せ物(上部構造)は消耗品で、破損や脱落のリスクがあります。
インプラント本体は丈夫なチタン製ですが、被せ物はセラミックなどで作られているため、時間の経過とともに劣化します。
強い歯ぎしりや硬いものを噛んだ際の衝撃で、ある日突然欠けたり外れたりする場合もあるため注意が必要です。
インプラント治療では、本体だけでなく、被せ物にも寿命があることを理解しておくのが大切です。
加齢などにより歯茎が下がると、インプラントの見た目にも影響が出るリスクがあります。
年齢を重ねると歯茎が薄くなり下がることで、インプラントと歯茎の境目に金属部分が露出してしまう場合があります。
とくに前歯の場合、歯が長く見え、隣の歯との間に黒い三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができてしまうケースもあるため注意が必要です。
インプラントは、長期的な使用で、口元の見た目が変化する可能性があることを理解しておきましょう。
将来的に、加齢や病気によってインプラントの維持が難しくなるリスクにも考慮が必要です。
年齢を重ねると、身体機能や認知機能が低下し、これまで通りのセルフケアや定期的な通院が困難になる場合も多いです。
たとえば、体力の衰えで毎日の歯磨きや、認知症によって通院が難しくなるケースも考えられます。
自身の身体的な変化が、最終的にインプラントの寿命を縮める原因となる場合があります。
インプラントに問題が発生した場合、修理や再治療に伴う高額な追加費用が発生する経済的なリスクもあります。
インプラント治療は自由診療であり、健康保険が適用されないため、治療費は高額です。
将来的に、被せ物の交換やインプラント周囲炎の治療が必要になる場合、その都度まとまった費用がかかります。
そのため、治療開始時だけでなく、将来のメンテナンス費用についても十分に考慮しておくことが重要です。
歯ぎしりや食いしばりの癖は、インプラントに過度な負担をかけ、破損や脱落のリスクを高める要因です。
とくに睡眠中などの無意識の歯ぎしりは、食事中と比べてはるかに強い力で歯をすり合わせている場合があります。
この強い力がインプラントに繰り返しかかることで、被せ物が欠けたり、インプラント本体と骨の結合が崩れたりする原因になります。
もしご自身にこうした癖がある場合、インプラント治療には特別な注意が必要です。
喫煙はインプラント周囲炎のリスクを大幅に高め、インプラントの寿命を短くする原因です。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、これが歯茎の血流を悪化させます。
血流が悪くなることで、細菌に対する抵抗力が低下し、炎症が発生しやすく、治りにくくなります。
喫煙習慣は、インプラントの長期的な成功を妨げる重要なリスク要因となります。
インプラントの成功は、歯科医院での定期的なメインテナンスを続けることにかかっています。
日々のセルフケアは大切ですが、自己ケアでは取り除けない汚れや初期の異常をプロの目で確認してもらうことが必要です。
たとえば、噛み合わせのわずかな変化や初期のインプラント周囲炎などは、定期検診でないと見逃されがちです。
治療後のメンテナンスを怠ることで、インプラントの失敗につながる場合もあります。
結論、インプラントを避けるべきだと一概に言うことはできません。
インプラントに将来的なリスクは存在しますが、日々の丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアによって管理できます。
リスクよりも、長期的に得られるメリットの方が大きい可能性も十分にあります。
リスクだけを見て諦めるのではなく、歯科医師と相談のうえ、自身に最適な治療を選択するのがおすすめです。
インプラント治療がもたらす長期的なメリットは、以下の9つです。
ひとつずつ解説します。
インプラントは、自分の歯のようにしっかりと何でも噛めるようになるメリットがあります。
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、入れ歯のようにズレたり、ブリッジのように土台を気にしたりする必要がありません。
硬いおせんべいや粘着性のあるお餅など、これまで避けていた食べ物も気兼ねなく楽しめます。
この「噛める喜び」は、日々の食生活を豊かにしてくれる、何にも代えがたい利点です。
インプラントは、ブリッジや部分入れ歯とは異なり、残っている健康な歯に負担をかけないメリットがあります。
ブリッジ治療では、失った歯の両隣の健康な歯を大きく削らなければなりません。
また、部分入れ歯は、バネをかけた歯に負担がかかり、その歯の寿命を縮める可能性があります。
インプラントは独立した治療法のため、ほかの大切な歯を守れます。
インプラントは、天然歯とほとんど見分けがつかないほど、自然で美しい見た目を再現できます。
これは、透明感や色調を細かく調整できるセラミックなどの高品質な素材を使用するためです。
たとえば、隣の歯と色味を合わせることで、会話している距離では人工歯だと気づかれにくい仕上がりになります。
インプラントの高い審美性は、口元のコンプレックスを解消し、精神的な満足感にもつながります。
噛む機能が回復することで、食事の楽しみが戻り、全身の健康維持にもつながります。
食べられるものの幅が広がるため、さまざまな食材からバランスよく栄養の摂取が可能です。
たとえば、噛み応えのある根菜や食物繊維が豊富なきのこ類なども、しっかり噛んで食べられます。
豊かな食生活は、健康寿命を延ばすためにも重要です。
インプラントにすることで、言葉が明瞭になり、人との会話を気兼ねなく楽しめます。
入れ歯のようにズレたり空気が漏れたりする心配がなく、顎の骨にしっかり固定されているためです。
とくに「サ行」や「タ行」など、息が漏れやすい発音もはっきり話せるようになります。
ストレスのない円滑なコミュニケーションは、社会的なつながりを保つうえでも重要なポイントです。
インプラントは、噛む刺激を骨に直接伝えるため、顎の骨が痩せていくのを防ぐ効果が期待できます。
歯を失った部分の骨は、刺激がなくなることで徐々に吸収されてしまいますが、インプラントは天然歯の根のように骨に刺激を与えるため、骨の維持が可能です。
その結果、歯が失われた部分の口元がくぼんで老けた印象を防ぎます。
インプラントは、長期的に若々しい口元を保つのに役立ちます。
インプラントは、基本的なケアが自分の歯と同じように歯磨きで済む点もメリットです。
入れ歯のように、毎食後に取り外して洗浄したり、就寝時に洗浄液に浸けたりする必要はありません。
もちろん、インプラント専用の丁寧なブラッシングは必要ですが、日常の生活習慣のなかでスムーズにケアを取り入れられます。
手入れのしやすさは、長期的に使用するうえで重要なポイントです。
インプラントは、口元の機能と見た目を改善することで、精神的な満足感や自信を与えてくれます。
たとえば、食事や会話、笑顔といった日常的な行動を何の気兼ねもなく楽しむことが可能です。
口元を気にせずに笑えるようになったり、好きな食べ物を美味しく楽しめるようになったりすることで、気持ちが前向きになれます。
生活の質の向上は、人生をより豊かにする大きなメリットです。
インプラントの定期検診に通う習慣を身につけることで、口の中全体の健康を保ちやすくなります。
インプラントを長持ちさせるためには、数ヶ月に一度のプロフェッショナルによるメインテナンスが欠かせません。
メインテナンスでは、インプラントだけでなく、ほかの歯の虫歯や歯周病もチェックされるため、トラブルの早期発見や早期治療が可能です。
インプラント治療が、口腔全体の健康を守る大切なきっかけにもなります。
インプラントで将来的に後悔しないための歯科医院の選び方は、以下の4つです。
それぞれ解説します。
インプラントで将来的に後悔しないために重要なのは、治療を担当する歯科医師の経験と専門性です。
学会などが認定する専門医資格は、一定水準以上の知識と技術を持っていることを客観的に証明します。
豊富な症例経験を持っていることはもちろん、カウンセリングの際には、これまでの実績や症例写真を見せてもらい、信頼できる医師かどうかを確認しましょう。
安心して治療を任せられる医師を選ぶことが、後悔しないための第一歩となります。
安全で正確な手術をおこなうためには、歯科用CTなどの高度な設備が必要です。
術前に歯科用CTで撮影することで、顎の骨の厚みや硬さ、神経や血管の位置を三次元的に正確に把握できます。
結果的に、手術のリスクを最小限に抑え、一人ひとりに最適な治療計画を立てることが可能になります。
もしCT設備が院内にない歯科医院の場合は、慎重に選ぶのが大切です。
インプラント治療のメリットだけでなく、リスクや治療の総額費用についても、患者が納得するまで丁寧に説明してくれる医院を選びましょう。
長期にわたる高額な治療だからこそ、十分な情報提供に基づいて患者自身が納得すること(インフォームド・コンセント)が不可欠です。
とくに、保証内容や期間、治療後のメンテナンスにかかる費用は、事前にしっかり確認しておくべき重要なポイントです。
質問しやすい雰囲気で、疑問に誠実に答えてくれる姿勢は、信頼できる医院を見極める際の大きな判断基準となります。
治療後の保証制度と、長期的なメンテナンス体制が整っていることを必ず確認しましょう。
インプラント治療は、治療が終わった後が本当のスタートであり、長期的に安定させるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
万が一トラブルが起きた場合にどのような保証が受けられるか、また、転居などの状況に対応できる継続的な通院体制が整っているかを確認するのが重要です。
治療後の長期的な安心感を提供してくれる医院を選ぶことで、将来の後悔を防げます。
インプラントは、将来的にリスクがあることも理解しておく必要がありますが、リスクに対する適切な対策を講じることで、メリットを長期間維持することが可能です。
また、定期的なメンテナンスや適切なケアをおこなうことが、インプラントの寿命を延ばし、健康な口元を保つためのポイントとなります。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もし将来的にリスクをできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「インプラントは高齢になったときでも可能?」
「インプラントが高齢になってもしっかりと機能し続けるか知りたい」
「インプラント以外の治療法とも比較して最適な治療を決めたい」
上記の疑問をお持ちの方は、高齢になってからインプラントを入れることが不安で、リスクを回避したいとお考えなのではないでしょうか。
インプラントは高齢になったときでも可能ですが、加齢による身体や生活の変化が治療前後のトラブルの原因になる場合もあります。
本記事では、「インプラントは高齢になったときどうなるのか、後悔しないコツ」を紹介します。
インプラントは何歳まで可能なのかまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
高齢者のインプラントは可能ですが、加齢による身体や生活の変化が治療前後のトラブルの原因になる場合もあります。
ご自身の歯のようにしっかり噛めるため食事や会話は豊かになりますが、将来身体が不自由になると日々の手入れが難しくなるリスクも考えられます。
治療を受ける際はメリットだけでなく、長期的な視点でデメリットも理解しておくことが重要です。
生活の質を維持する助けになる一方、将来起こりうる変化まで見据え、慎重に検討する必要があります。
インプラント治療に明確な年齢の上限はなく、「年齢」そのものよりも「個人の健康状態」が最も重要です。
80歳以上の方でも治療を受け、快適な生活を送っているケースは少なくありません。
治療の可否は、糖尿病や骨粗しょう症といった持病のコントロール状態、顎の骨の量や質などから総合的に判断されます。
「もう高齢だから」と諦める必要はなく、まずはご自身の健康状態を歯科医師に相談してみることが大切です。
高齢になったとしてもインプラントがおすすめな理由は、以下の5つです。
それぞれ解説します。
インプラントにすると、ご自身の歯のようにしっかり噛めるようになり、日々の満足度が格段に向上します。
硬いものも気にせず食べられるため食事の制限がなくなり、食生活が豊かになります。
入れ歯のようにズレたり外れたりする心配もなく、発音が安定し会話もスムーズに楽しむことが可能です。
インプラントは食事や会話という日常の楽しみを取り戻し、生活全体の質を高めてくれます。
インプラントは見た目が天然の歯とほとんど変わらないため、自信を持って笑ったり話したりでき、精神的な若々しさにつながります。
入れ歯のように金属のバネが見える心配もなく、顎の骨に直接固定するため、自然な口元を再現できます。
口元の印象は、その人の全体的な印象を大きく左右します。
自然な笑顔を取り戻すことは、気持ちを前向きにし、より活動的な毎日を送るきっかけになるでしょう。
インプラントは、ブリッジや部分入れ歯と違い、周囲の健康な歯に負担をかけないため、口全体の健康を長く維持できます。
たとえば、ブリッジは両隣の健康な歯を削る必要があり、部分入れ歯はバネをかける歯に負担が集中し、その歯の寿命を縮めてしまう場合があります。
しかし、インプラントは失った歯の部分だけで完結する独立した治療です。
結果的に、残っている大切な歯を守ることにもつながります。
インプラントは噛む刺激が直接骨に伝わるため、歯が抜けた後に起こりがちな顎の骨の吸収を防ぎ、顔の輪郭を維持できます。
歯を失うと、その部分の顎の骨は、刺激がなくなるため痩せやすいです。
骨が痩せると、頬がこけたり口元にしわが寄ったりと、老けた印象を与える原因になります。
インプラントは天然歯と同様に骨へ刺激を伝えられるため、若々しい顔つきを保つ効果も期待できるのです。
インプラント治療は、よく噛む習慣を取り戻すことで将来の病気リスクを軽減し、健康寿命の延伸に貢献できます。
しっかり噛む行為は脳に良い刺激を与え、認知症予防につながりやすいです。
また、入れ歯より清潔に保ちやすいため、細菌の繁殖が原因となる誤嚥性肺炎のリスクを低減する効果も期待できます。
お口の健康維持は、全身の健康を守り、より長く自立した生活を送るために重要です。
インプラントにおける高齢になったときのリスクは、以下の5つです。
ひとつずつ解説します。
重度の糖尿病や骨粗しょう症など、持病が悪化したり体力が低下したりすると、将来的に再治療やメインテナンスに伴う外科手術が受けられなくなる場合があります。
インプラントに問題が起きた場合や、新たに追加治療が必要になった際に、健康状態によっては手術が不可能と判断され、適切な処置ができなくなるケースが考えられます。
現在の健康状態だけでなく、将来的な変化も考慮することが大切です。
インプラントは保険適用外の自由診療であり、治療費が高額です。
さらに、その状態を長く維持するための定期メインテナンスにも、継続して費用が発生します。
治療時にまとまった費用がかかるだけでなく、数十年という長いスパンで維持費が必要になる点を理解しておく必要があります。
年金の範囲内で払い続けられるかなど、長期的な資金計画を立てておくことが重要です。
加齢で視力や手指の機能が衰えたり、将来的に要介護状態になったりすると、毎日の丁寧なセルフケアが難しくなります。
インプラントは天然歯以上に丁寧な清掃が必要ですが、ご自身での歯磨きが困難になるかもしれません。
また、介護施設のスタッフが専門的なケアに対応できないケースも考えられます。
ご家族や介護者の協力が得られるかどうかも含め、将来のケア体制を事前に考えておきましょう。
セルフケアが不十分だと、インプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」を引き起こす場合があります。
インプラント周囲炎は、自覚症状がないまま進行し、気づいた時には手遅れになっていることも少なくありません。
もし悪化するとインプラントを支える顎の骨が溶け、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまいます。
高額な費用をかけたインプラントを失わないためにも、日々の手入れの重要性を理解しておく必要があります。
インプラント治療は年齢に関わらず、特定の持病や口腔内の状態によっては、治療が適さない、あるいは受けられない場合があります。
たとえば、重度の糖尿病や心臓疾患、骨粗しょう症の薬を服用中の方は、手術のリスクが高まるため治療が困難になることがあります。
また、顎の骨の量が極端に少ない場合や、重度の歯周病がある場合も同様です。
インプラントの治療は、希望する方全員が受けられるわけではないことを、事前に知っておきましょう。
インプラント治療で後悔しないコツは、以下の6つです。
それぞれ解説します。
後悔しないためには、メリットだけでなくインプラントの限界やリスクを正しく知ったうえで、入れ歯など他の治療法とも比較し、総合的に判断することが大切です。
インプラントは素晴らしい治療法ですが万能ではありません。
外科手術のリスクや治療期間、費用や将来起こりうるトラブルを十分に理解し、ご自身の価値観やライフプランに最も合った治療法を選択することが、満足のいく結果につながります。
高齢者のインプラント治療は、持病への配慮など若い世代とは異なる難しさがあるため、歯科医師の経験や実績を最優先で確認すべきです。
公式ホームページなどで、医師の経歴や資格(日本口腔インプラント学会専門医など)、年間治療本数といった客観的な情報をチェックしましょう。
とくに、多くの症例を経験している医師は、予期せぬトラブルへの対応力も高いと考えられます。
大切な身体を任せるうえで、信頼できる実績を持つ医師を選ぶことが重要です。
安全で正確なインプラント手術には、顎の骨の状態や神経・血管の位置を3次元で詳細に把握できる、歯科用CTでの術前検査が不可欠です。
従来のレントゲンでは骨の厚みや奥行きまで正確にわからず、CT検査をおこなうことで手術のリスクを大幅に低減できます。
インプラントを埋め込む位置や角度をミリ単位で計画できるため、医院を選ぶ際にはCT設備が導入されているかを必ず確認しましょう。
治療計画や費用、リスクについて少しでも疑問や不安があれば、遠慮せずに心から納得できるまで説明を求める姿勢が大切です。
患者の質問に丁寧に耳を傾け、分かりやすい言葉で答えてくれるかどうかは、信頼関係を築くうえで重要なポイントです。
カウンセリングの時間を十分に確保してくれるかも、良い歯科医院を見極める判断材料になります。
治療への最終的な同意は、すべてを理解し、納得したうえでおこないましょう。
総
治療開始前には、口頭の説明だけでなく、総額費用や保証期間・内容が明記された見積書や契約書を必ず受け取り、内容を精査することが重要です。
インプラント治療では、当初の説明になかった追加費用が発生するトラブルも少なくありません。
「インプラント本体」「手術代」「被せ物」など、何にいくらかかるのか明確かを確認しましょう。
万が一に備え、保証の適用範囲や期間もしっかりと確認しておくことで、後々の不安を解消できます。
治療後のメインテナンスに一生通う覚悟を持つ
インプラントは「治療したら終わり」ではなく、その価値を長く保つために生涯にわたる定期的なプロのメインテナンスが不可欠です。
どんなに精巧なインプラントでも、メインテナンスを怠ればインプラント周囲炎などのトラブルを引き起こし、長持ちしません。
ご自身のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングを継続することが、インプラントの寿命を延ばすコツとなります。
治療を受ける前から、一生付き合っていく覚悟を持っておきましょう。
インプラントは高齢になったときでも可能ですが、加齢による身体や生活の変化が治療前後のトラブルの原因になる場合もあります。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もしインプラントのリスクをできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「インプラントに代わる治療法とは?」
「インプラントの費用やリスクを避けたい」
「インプラントに代わる治療法の種類が知りたい」
上記の疑問をお持ちの方は、インプラント治療の高額な費用や手術に対する不安から、代わりとなる治療法を検討したいとお考えなのではないでしょうか。
インプラントにはいくつかの代替治療法が存在し、それぞれに特徴があります。
本記事では、「インプラントに代わる治療法や種類、治療法を選ぶポイント」を紹介します。
インプラントに代わる治療法のメリット・デメリットまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラントは失った歯を補う優れた治療法ですが、誰もが選択できるわけではありません。
たとえば、以下のような方はほかの治療を選択しなければならない場合もあります。
また、インプラントは保険適用外のため費用負担が大きく、手術が怖いと感じる方や、持病で手術のリスクが高い方もいます。
インプラント以外の治療法を検討することは、特別なことではありません。
インプラントに代わる治療法の種類は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を土台にし、橋をかけるように連結した人工歯を固定する治療法です。
土台の歯を削って、一体型の被せ物を装着します。
固定式のため取り外しの手間がなく、ご自身の歯に近い感覚でしっかり噛めるのが特徴です。
見た目も自然で、保険適用で作製できる場合も多く、機能性と審美性を両立しやすい治療法となります。
入れ歯(義歯)は、取り外し可能な人工歯で、残っている歯や歯ぐきにバネなどで固定して使います。入れ歯(義歯)の種類は、以下の2つです。
ひとつずつ解説します。
部分入れ歯は、ご自身の歯が1本でも残っている場合に適用される、最も一般的な入れ歯です。
残っている歯に「クラスプ」と呼ばれる金属のバネをかけて固定します。
取り外し式で清掃しやすく、修理や調整も比較的容易です。
ブリッジのように、健康な歯を大きく削る必要がない点もメリットとなります。
残っている歯を活かしながら、欠損部分を補うのが部分入れ歯です。
総入れ歯は、全ての歯を失った場合に適用される、歯ぐき全体を覆うタイプの入れ歯です。
顎の粘膜に吸着させて安定させ、食事や会話といったお口の機能を取り戻します。
保険適用のものから、より薄く違和感の少ない自由診療のものまで種類はさまざまです。
広範囲の欠損に対応できるのが、総入れ歯の役割です。
歯牙移植は、親知らずなど噛み合わせに関与していないご自身の歯を、歯が抜けた部分に移植する外科的な治療法です。
最大のメリットは、ご自身の組織を使うため拒絶反応がなく、「歯根膜」という組織の機能も活かせる点にあります。
自然な噛み心地を保ち、顎の骨が痩せるのを防ぎます。
ただし、移植に使える健康な歯が必要なため、誰でも受けられるわけではありません。
自身の歯を再利用する、先進的な治療法です。
接着性ブリッジは、両隣の歯を大きく削らず、歯の裏側などに接着剤で固定するブリッジで、主に前歯の欠損に適用されます。
主に、健康な歯へのダメージを最小限に抑えられるのが最大の利点です。
治療も短期間で終わり、費用も比較的安価ですが、強い力がかかると外れやすいデメリットもあります。
特定の条件下で、歯に優しい治療を実現するのが接着性ブリッジです。
テレスコープ義歯は、残っている歯に内冠を被せ、その上から入れ歯(外冠)をはめ込む
二重構造の特殊な入れ歯です。
茶筒の蓋のように精密にフィットするため、バネを使わずとも安定性が非常に高く、ガタつきがありません。
見た目も自然で、入れ歯だと気づかれにくいのが特徴です。
自由診療で費用は高額になりますが、優れた安定性と審美性を誇る高品質な入れ歯といえます。
インプラントに代わる治療法のメリット・デメリットを、以下に紹介していきます。
それぞれ解説します。
ブリッジのメリットは、固定式で違和感が少なく、しっかり噛めることです。
一方のデメリットは、支えにするために両隣の健康な歯を削る必要がある点です。
一度削った歯は元に戻らず、将来的に歯の寿命を縮めるリスクも伴います。
利便性の裏にある、健康な歯への負担をよく考えることが大切です。
入れ歯のメリットは、保険適用で安価に作製でき、健康な歯をほとんど削らない点です。
デメリットは、装着時の違和感や、噛む力が天然歯より弱くなることです。
また、固定用の金属バネが見える場合もあります。
手軽に始められる反面、使用感に慣れが必要なことが多く、費用を抑えたい方にとっては有力な選択肢となります。
歯牙移植のメリットは、自身の歯を使うため、自然な噛み心地を維持できる点です。
デメリットは、移植に使える健康な親知らずなどが必要で、適用条件が厳しいことです。
外科手術が必要で、必ずしも歯が定着するとは限りません。
誰もが選択できる治療法ではありませんが、条件が合えば優れた結果が得られます。
接着性ブリッジのメリットは、健康な歯を削る量を最小限に抑えられることです。
デメリットは、従来のブリッジより外れやすく、適用できるケースが限られる点です。
主に噛む力が強くかからない前歯の1本欠損などが対象で、適応範囲が狭いことを理解しておく必要があります。
まさに、適材適所の治療法といえます。
テレスコープ義歯のメリットは、入れ歯でありながら安定性が高く、見た目も自然なことです。
デメリットは、自由診療で費用が高額になり、対応できる歯科医院が少ない点です。
残っている歯を守りながら快適な使用感を得たい方には最適ですが、費用と品質のバランスをどう考えるかが選択のポイントになります。
インプラントのメリットは、以下の4つです。
ひとつずつ解説します。
インプラントは、ご自身の歯と見分けがつかないほど自然な見た目を再現できます。
顎の骨に直接埋め込むため、歯ぐきから歯が生えているように見え、審美性に優れています。
機能面でも、ご自身の歯とほぼ同じ力でしっかり噛むことができ、食事を心から楽しむことが可能です。
見た目と機能の両方で、高いレベルの回復が期待できます。
インプラントは、失った歯の部分だけで治療が完結する独立した治療法です。
ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要も、入れ歯のようにバネをかけて他の歯に負担をかけることもありません。
ほかの歯を犠牲にしない点は、インプラントの大きなメリットです。
つまり、残っているご自身の歯を最大限守れます。
インプラントは、天然の歯根と同様に、噛む力を直接顎の骨に伝えます。
歯が抜けたままの状態や、ブリッジ・入れ歯では骨に刺激が伝わらず、骨は痩せやすいです。
インプラントによって骨に適切な刺激が加わることで、骨の吸収を防ぐ効果が期待でき、長期的なお口周りの健康や若々しい顔の輪郭の維持にもつながります。
インプラントは特別な手入れを必要とせず、自身の歯と同じように歯磨きができます。
入れ歯のように取り外して洗浄する手間はありません。
もちろん、歯周病予防のための丁寧なブラッシングと歯科医院での定期メンテナンスは不可欠です。
しかし、それを継続することで10年、20年と長期間安定して使用できる場合もあります。
自分に合った治療法を選ぶ際のポイントは、以下の7つです。
それぞれ解説します。
費用は治療を決めるうえで、重要なポイントです。
初期費用だけでなく、修理や再作成など将来的に必要となる維持費も考慮する必要があります。
治療が保険適用か自由診療かによって、自己負担額は大きく異なります。
自身の予算やライフプランに合わせて、長期的に見て無理のない治療法を選ぶのが大切です。
口元の見た目をどれだけ重視するかも、治療法選びのポイントです。
口を開けたときに金属が目立つか、被せ物の色が他の歯と自然に馴染むかなど、審美性をしっかり比較しましょう。
とくに人前に出ることが多い方にとっては、見た目は非常に重要な選択基準です。
どの程度の審美性を求めるかを事前に考えておくことで、後悔せずに選べるでしょう。
毎日の食事や会話をこれまで通り楽しめるかも、治療法選びで重要なポイントです。
硬いものもしっかり噛みたい、滑舌に影響を与えたくないなど、機能面での優先順位を決めましょう。
入れ歯のように慣れが必要な治療法もあれば、インプラントのように自然な感覚で使えるものもあります。
生活の質を維持するためにも、この点をしっかりと比較することが大切です。
治療が完了するまでの期間や、外科手術に対する抵抗感も考慮するべきポイントです。
ブリッジや入れ歯は比較的短期間で終了しますが、インプラントや歯牙移植は数ヶ月かかる場合があります。
手術による痛みや腫れなど、身体的な負担も重要な要素です。
仕事の都合や体力を考慮し、自分に無理のない治療計画を選ぶことが大切です。
今残っている健康な歯をできるだけ傷つけずに長持ちさせることも重要なポイントです。
ブリッジは健康な歯を削る必要がありますが、入れ歯やインプラントは周囲の歯に対するダメージを最小限に抑えられます。
失った歯を補うだけでなく、お口全体の将来を考えた選択が大切です。
治療法の平均的な寿命を理解し、一度の治療でどれくらいの期間使いたいかを考えることも重要です。
治療法によって耐久性や作り直しの頻度は異なります。
たとえば、保険適用の入れ歯は数年ごとに作り直しが必要なことが多い一方で、インプラントは適切にケアをすれば10年以上使用できることがほとんどです。
毎日の手入れにどれだけ手間をかけられるか、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
入れ歯は毎食後に取り外して洗浄が必要ですが、ブリッジやインプラントは自分の歯と同じように歯磨きでケアできます。
無理なく続けられるメンテナンス方法を選ぶことが、その治療法を長く維持するためのポイントです。
インプラントに代わる治療法には、入れ歯やブリッジ、さらには新しい技術を活用した治療法などさまざまな選択肢があります。
それぞれの治療法には特徴があり、費用や見た目、機能性やメインテナンスのしやすさなど、生活スタイルに合った選び方が大切です。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もしインプラントをはじめとした治療の費用負担をできるだけ軽減しながら、安心して治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「親知らず4本を同時に抜歯できる?」
「親知らず4本を抜歯するメリット・デメリットが知りたい」
「治療を受けた後の生活にどのような影響があるのか知りたい」
上記の疑問をお持ちの方は、親知らずが4本生えており、同時に抜歯ができるのかお悩みがあるのではないでしょうか。
親知らず4本を同時に抜歯できるかどうかは、個人の口腔内や健康状態で異なります。
本記事では、「親知らず4本を同時に抜歯できるのか、抜歯するメリット・デメリット」を紹介します。
親知らず4本を抜歯するための方法まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
親知らずとは、前から数えて「8番目の最後の歯」のことです。親知らずについて、以下に紹介していきます。
それぞれ解説します。
また、親知らず抜歯についての詳細は「親知らず抜歯」をご覧ください。
親知らず4本を同時に抜歯できるのか、以下のとおり紹介していきます。
ひとつずつ解説します。
親知らず4本の同時抜歯は、条件が整えば可能です。
たとえば、親知らずが比較的まっすぐに生えている場合、抜歯のリスクは低いです。
そのため、患者さん自身が短期集中での治療を強く希望する点も重要な要素です。
ただし、全身の健康状態が良好である点は、手術の安全性を確保するうえで必須の条件です。
これらの条件を満たす場合に、同時抜歯という選択肢が現実的になります。
親知らずは、4本の同時抜歯が難しいケースも存在します。
そのため、安全を最優先し、分割しての抜歯が推奨される場合もあります。
具体的には、親知らずが骨の中に深く埋まる、横向きに生えるといった状態は抜歯の難易度を高めやすいです。
また、高血圧や糖尿病などの持病を持つ人は、手術中のリスク管理がより重要です。
患者さんの身体的負担を考慮した判断が下されます。
親知らずの本数には個人差があり、4本すべてが生えるのは珍しくありません。
親知らずの有無や本数は、遺伝的要因が大きいと考えられています。
また、現代人における親知らず(第三大臼歯)が4本とも存在する人の割合は「3〜4割程度」です。
生まれつき親知らずがない人、1〜3本だけ生える人もいるため、4本生えていても特別なことではありません。
親知らず4本を抜いた方が良いのか、以下のとおり紹介していきます。
それぞれ解説します。
親知らずが4本あっても、すべて抜く必要はありません。
抜歯の判断は、親知らずの生え方や周囲の歯・顎への影響で決まりやすいです。
もし痛みや腫れの症状がなくても、将来問題を起こすリスクがある場合は抜歯が推奨されます。
ただし、問題なく機能している親知らずは、無理に抜く必要はありません。
これらは、歯科医師による的確な診断が重要です。
親知らずを抜いた方が良いのは、放置すると問題が生じる場合です。
親知らずが原因で手前の歯が虫歯や歯周病になっている状態は、抜歯の対象です。
また、歯並びを乱す原因になっている場合も、抜歯が検討されます。
歯ブラシが届かず不衛生な状態は、口臭や炎症の原因です。
口腔内全体の健康を守るため、抜歯が最善の選択となる場合があります。
親知らず4本を同時に抜歯するメリットは、以下の5つです。
それぞれ解説します。
親知らずの同時抜歯は、通院の手間を大幅に削減できます。
たとえば、1本ずつの抜歯は複数回の通院が必要です。
カウンセリングや抜歯、消毒や抜糸を4本分繰り返した場合、合計で10回以上通院するケースもあります。
対して、4本同時抜歯は一連の手順が一度で完了するため、多忙で通院時間を確保できない人にはメリットです。
4本同時抜歯は、親知らずに関する悩みを一挙に解決できます。
親知らずが原因の痛みや腫れ、口臭など複数の問題を抱える人も少なくありません。
不快な症状から一度の手術で解放されるため、治療後の回復期間を乗り越えることで、すっきりとした口腔環境が手に入ります。
長年の悩みを短期間で解消できる点は、大きな精神的メリットです。
抜歯後のつらい回復期間を一度で済ませられるのは、同時抜歯の利点です。
抜歯後の回復期間は痛みや腫れ、食事制限などを伴い、誰にとってもつらいものです。
たとえば、4本を別々に抜歯した場合、つらい期間を4回経験しますが、4本同時抜歯は回復期間が一度で済みます。
身体的、精神的につらい時期を一度で乗り越えられる点は、計り知れないメリットです。
親知らずの4本同時抜歯は、抜歯への精神的ストレスを一度で終わらせられます。
多くの人は歯科治療、とくに抜歯に恐怖心を持っていますが、一度抜歯を経験すると「またあの痛みを…」という精神的ストレスを感じる場合もあります。
しかし、同時抜歯治療への不安や恐怖を何度も味わう必要はありません。
精神的負担を最小限に抑えたい人に有効な選択肢です。
親知らずの4本同時抜歯は、結果的に治療費の節約につながるケースがあります。
もし1本ずつ抜歯すると、都度、初診料や再診料が発生します。
しかし、費用を一度にまとめることで、複数回に分けて支払う総額よりも安くなる場合も多いです。
一度の支払額は高くなりますが、トータルコストで考えると経済的メリットがある点も知っておくと良いでしょう。
親知らず4本を同時に抜歯するデメリットは、以下の4つです。
ひとつずつ解説します。
親知らずの4本同時抜歯は、治療時間が長くなる傾向があります。
1本あたりの抜歯時間は短くても、4本分で合計1時間以上かかる場合があります。
長時間口を開け続ける行為は、顎や身体に大きな負担です。
とくに、体力に自信のない人や高齢者の場合、負担は無視できません。
そのため、治療中の身体的ストレスを考慮する必要があります。
4本同時抜歯は、片側ずつの抜歯より術後の腫れや痛みが強く出る傾向があります。
身体が受けるダメージが一度に集中し、炎症反応が大きく出やすいためです。
痛みや腫れのピークは術後2〜3日ですが、度合いが強くなる可能性があります。
日常生活への影響も大きくなるため、十分な安静期間の確保が不可欠です。
親知らずの4本同時抜歯の最も現実的なデメリットは、食事の問題です。
左右両方の奥歯を同時に失うため、術後は固形物を噛むのが非常に困難です。
食事はおかゆ、ゼリー、スープなどが中心になり、数日間から1週間程度続く場合もあります。
栄養摂取の面、食事を楽しめない精神的ストレスも考慮すべき点です。
抜歯本数が増えると、偶発症のリスクが高まる可能性があります。
抜歯には、常に偶発症のリスクが伴います。
たとえば、「ドライソケット」や「下歯槽神経麻痺」が挙げられます。
ただし、発生頻度は低いものの、ゼロではありません。
リスクの可能性を理解したうえで、治療選択が必要です。
親知らず4本抜歯後の痛み・腫れのピークとダウンタイムの過ごし方を、紹介していきます。
それぞれ解説します。
抜歯後の痛みと腫れのピークは、一般的に手術後48〜72時間(2〜3日後)に現れやすいです。
麻酔が切れる術後数時間から痛み始め、徐々に強くなります。
ピークを過ぎると、痛みや腫れは少しずつ引いていきます。
ピークの時期の把握は、心の準備につながり、過度な不安を減らすことが可能です。
とくに、処方された痛み止めの適切な使用が重要です。
痛みや腫れを和らげるには、セルフケアが非常に重要です。
歯科医師から処方された痛み止めや抗生物質は、指示通りに必ず服用してください。
腫れや熱感がある場合は、濡れタオルや冷却シートで頬の外側から冷やすと楽になります。
冷やしすぎは血行を悪くし、治りを遅らせるため注意が必要です。
安静にして、身体を休めるのが回復への近道です。
抜歯後のダウンタイム中の食事には、細心の注意が必要です。
抜歯当日は、麻酔が完全に切れるまで食事を控えます。
傷口を刺激しないよう、おかゆ、ヨーグルト、ゼリー飲料など、噛まずに食べられるものを選ぶのが望ましいです。
香辛料などの刺激物、硬い食べ物は絶対に避けてください。
ストローの使用は傷口のかさぶたが剥がれる原因になるため、控えるようにしましょう。
仕事や学校への復帰時期は、抜歯後の状態や業務内容で異なります。
身体的負担が少ないデスクワークは、翌日から可能な場合もあります。
一般的には、痛みや腫れのピークである術後2〜3日間の安静が理想です。
もし接客業や体を使う仕事の場合は、少し長めに休みを取ると安心です。
無理をせず、自分の体調と相談して判断します。
親知らずの抜歯後は、血行が良くなる行為を避ける必要があります。
具体的には、運動や飲酒、長時間の入浴は血流を促進し、痛みや腫れを悪化させたり、再出血の原因になったりします。
術後2〜3日は控え、できれば1週間程度は避けるのが望ましいです。
シャワーは当日から可能ですが、患部周辺は温めないよう注意します。
親知らず4本を抜歯するための方法は、以下の2つです。
ひとつずつ解説します。
静脈内鎮静法は、点滴で鎮静薬を投与する麻酔方法です。
完全に意識を失うわけではなく、うたた寝に近い非常にリラックスした状態になります。
静脈内鎮静法には、健忘効果があり、治療中の不快な音や振動をほとんど覚えていません。
そのため「気づいたら治療が終わっていた」と感じる人が多いです。
とくに、歯科治療への恐怖心が強い人に最適な方法です。
全身麻酔は、完全に意識と感覚がなくなった状態で手術をおこなう方法です。
主に、大学病院や総合病院など入院設備が整った医療機関で実施されます。
抜歯への恐怖が極度に強い場合、とくに難しい症例の抜歯で選択されます。
患者さんは痛みや恐怖をまったく感じず、眠っている間にすべての治療が完了できます。
全身麻酔は、心身への負担が非常に少ない方法です。
親知らず4本抜歯の治療の流れを以下にまとめました。
それぞれ解説します。
最初のステップは、歯科医師とのカウンセリングです。
抜歯に関する不安や疑問、希望を詳しく伝えたうえで、レントゲンや歯科用CTで精密検査をおこないます。
CT検査は、親知らずの形、生えている方向、神経や血管との位置関係を3次元的に把握できます。
検査結果は、安全な治療計画を立てるための基礎です。
検査結果をもとに、歯科医師が具体的な治療計画を立案します。
たとえば、抜歯の方法や手術に伴うリスク、麻酔方法について詳細な説明があります。
患者さんは説明を十分に理解、納得したうえで治療に同意します(インフォームド・コンセント)。
最終的な治療方針を決定する大切なステップのため、疑問点はすべて解消しておくのが重要です。
手術当日、まず麻酔をおこないます。
計画に沿って、局所麻酔や静脈内鎮静法を実施します。
麻酔が十分に効いているのを確認してから治療を開始するため、患者さんは手術中に痛みを感じません。
また、静脈内鎮静法を用いる場合は、リラックスした状態で恐怖心も和らぎます。
安心して手術を受けられる環境を整える段階です。
麻酔が効いたら、抜歯手術開始です。
口腔外科を専門とする歯科医師が、立案した治療計画通りに処置を進めます。
親知らずの状況に応じ、歯を分割したり、周囲の骨を少し削ったりします。
専門医が丁寧かつ迅速に手術をおこなうため、身体への負担を最小限に抑えやすいです。
親知らず抜歯における、手術の中心となる重要なプロセスです。
4本の親知らずをすべて抜き終えたあと、傷口を縫い合わせます。
縫合は出血を止めて傷の治りを早める効果があり、その後ガーゼを噛んで止血します。
また、静脈内鎮静法や全身麻酔をおこなった場合は、麻酔が覚めるまでリカバリールームなどで安静にして休みましょう。
スタッフが付き添い、安全に配慮しながら回復を待ちます。
麻酔から覚め、体調が安定したら帰宅の準備をします。
痛み止めや抗生物質などの薬が処方され、服用方法や術後の注意点の説明を受けます。
その際、次回の来院予約もおこないますが、抜糸は術後1週間から10日後が目安です。
これで、治療当日の全プロセスが完了します。
親知らず4本抜歯にかかる費用相場を、以下のとおり紹介していきます。
ひとつずつ解説します。
保険診療の費用は、親知らずの生え方で決まります。
まっすぐ生えている単純な抜歯は、1本あたり「1,500円〜5,000円程度」です。
また、骨に埋まっている難症例は、1本あたり「7,000円〜15,000円程度」かかります。
もし4本すべてが難症例だと、「6,000円〜20,000円前後」程度が目安です。
これらは、3割負担の場合の概算です。
静脈内鎮静法などの特別な麻酔は、基本的に保険適用外の自由診療です。
費用は医療機関で異なりますが、「50,000円〜100,000円程度」が相場です。
抜歯費用(保険適用)に、自由診療費が上乗せされます。
治療の総額は高くなりますが、安心して治療を受けられる大きなメリットがあります。
親知らず抜歯の費用以外にも、いくつかの費用が必要です。
たとえば、初診時には初診料、再診時には再診料がかかります。
また、レントゲンや歯科用CTなどの画像検査にも、費用が発生します。
さらに、術後に処方される痛み止めや抗生物質の薬代も別途必要です。
合計の費用を合わせると、総額はさらに「数千円〜1万円程度」上乗せされます。
医療費の負担を軽減する公的制度があります。
具体的に「高額療養費制度」は、1カ月の医療費自己負担額が上限を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。
また「医療費控除」は、年間の医療費が10万円を超えた場合に、確定申告で所得税が還付される制度です。
これらの制度をうまく活用すると、経済的な負担を軽くできます。
親知らず4本同時抜歯後の注意点は、以下の4つです。
それぞれ解説します。
親知らず抜歯後の痛みや腫れは、通常2〜3日をピークに徐々に落ち着きます。
しかし、1週間以上経っても痛みが引かない、または悪化する場合は注意が必要です。
たとえば、抜歯した傷口が細菌に感染している可能性があります。
痛みや腫れは我慢せず、手術を受けた歯科医院に速やかに連絡し、指示を仰いでください
親知らず抜歯後2〜3日経ち、耐え難いほどの激しい痛みが出てきたら「ドライソケット」かもしれません。
ドライソケットは、抜歯した穴の血餅(かさぶた)が剥がれ、骨が露出して起こります。
自然治癒は難しく、歯科医院での専門的な処置が必要です。
もし強い痛みが続く場合は、ためらわずに受診してください。
親知らず抜歯後、麻酔が切れても唇、顎、舌の感覚が鈍いままの場合、神経麻痺の可能性があります。
親知らずの根が、顎のなかの太い神経(下歯槽神経)に近接している場合に起こりやすい偶発症です。
多くは一時的ですが、回復には時間がかかる場合もあります。
症状が続く場合はすぐに医師に相談し、適切な治療を受けるのが大切です。
すぐに病院へ連絡・受診すべき症状は、以下のとおりです。
重篤な感染症やアレルギー反応の可能性があるため、緊急を要するサインです。
もし症状が現れた場合は、我慢せず、夜間や休日でも救急外来などを受診しましょう。
親知らず4本抜歯で後悔しないための歯科医院・病院の選び方は、以下の5つです。
ひとつずつ解説します。
親知らずの抜歯は、専門性の高い外科手術です。
そのため、骨に埋まっている難症例の抜歯は、高度な技術と知識を求められます。
日本口腔外科学会が認定する「口腔外科専門医」や「指導医」の資格を持つ医師の在籍は、ひとつの大きな指標です。
歯科医院の公式サイトやSNSなどで医師の経歴や実績を確認し、経験豊富な専門医を選ぶと安心です。
安全な抜歯をおこなううえで、歯科用CTの存在は不可欠です。
歯科用CTは、従来のレントゲンでは分からなかった神経や血管の位置を3次元的に正確に把握できます。
結果的に、手術中の神経損傷などのリスクを大幅に低減できます。
歯科用CT設備の完備は、医院が精密な診断と安全性を重視している証拠です。
親知らず4本同時抜歯のような身体的・精神的負担の大きい治療では、麻酔方法の選択肢が重要です。
とくに治療への恐怖心が強い人にとって、静脈内鎮静法は有効な選択肢です。
ただし、希望する麻酔方法に対応しているか、事前に確認する必要があります。
患者さんの不安に寄り添い、多様な選択肢を提供する医院を選びましょう。
信頼できる医師は、治療の良い面だけでなく、潜在的なリスクやデメリットも隠さず丁寧に説明してくれます。
具体的には、抜歯に伴う偶発症の可能性、術後の経過を具体的に話してくれるかが重要です。
患者さんが全情報を理解し、納得して治療法を選択する「インフォームド・コンセント」を大切にする姿勢を見極めましょう。
医療機関にはそれぞれ特徴があり、大学病院や総合病院などは、難症例や全身麻酔に対応できる設備と人員が整っています。
しかし、紹介状が必要、待ち時間が長いといった場合もあります。
一般の歯科医院は通いやすさ、相談のしやすさが利点ですが、対応できる症例に限りがある場合もあります。
自身の親知らずの状態に合わせ、最適な医療機関を選ぶのが大切です。
親知らず4本の同時抜歯は、治療期間を短縮できるメリットがある一方、身体への負担が大きいデメリットも存在します。
ただし、親知らず4本を同時に抜歯できるかどうかは、個人の口腔内や健康状態で異なります。
また最終的には、歯科医院を受診しメリットとデメリットを十分に理解したうえで、慎重に判断が必要です。
久喜総合歯科では、親知らず抜歯をはじめ、インプラントや入れ歯、審美歯科など患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もし痛みや不安をできるだけ軽減しながら、安心して親知らずを抜歯したい方はぜひお気軽にご相談ください。
いつもお世話になっております。
久喜総合歯科です。
当院では下記日程で診療・休診を致します。
8月12日(火)診療
8月13日(水)~17(日)休診
ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。
日付: 2025年7月22日 カテゴリ:お知らせ
「インプラントを奥歯2本治療する際の費用は?」
「インプラントとほかの治療法との違いを知りたい」
「インプラント治療にかかる期間が知りたい」
インプラントは自由診療で保険適用外となるため、2本治療するとなると高額になるのではないかと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
また、費用と合わせて、インプラントを奥歯2本治療する際の治療期間もかかるのではないかと心配になっている方もいるでしょう。
本記事では、「インプラントを奥歯2本治療する際の費用相場や治療期間、歯科医院の選び方」を紹介します。
インプラントを奥歯2本治療する場合のメリットまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
奥歯2本のインプラント治療にかかる費用相場は、「60万円〜100万円程度」が目安です。
インプラント治療は自由診療であり、治療にかかるすべての費用が自己負担となるため、高額になりやすいです。
具体的な内訳には、以下のような項目が含まれています。
歯科医院から提示された総額だけでなく、詳細な内訳や追加費用の可能性までしっかりと確認し、納得したうえで治療に進むのが重要です。
インプラント治療が完了するまでの期間は、一般的に「6カ月〜1年程度」を見込む必要があります。
インプラント手術で埋め込んだインプラントと顎の骨がしっかりと結合する「オッセオインテグレーション」という治癒期間が、治療の成功に不可欠です。
また、治療は精密検査から始まり、インプラント埋入手術や数ヶ月間の治癒期間を経て、最後に人工歯を装着するというステップで進みます。
この期間は、お口の状態や骨の硬さ、治癒力によって個人差が生じます。
自分の歯のように噛めるようになるまでには一定の時間を要することを理解し、計画的に治療を受けることが大切です。
インプラントを奥歯2本治療する場合のメリットは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
インプラント治療をおこなうと、天然の歯とほとんど変わらない感覚で、しっかりと物を噛めるようになります。
顎の骨に直接インプラントを固定するため、入れ歯のようにズレたり、ブリッジのように他の歯に負担をかけたりすることがありません。
たとえば、硬いおせんべいや、繊維質の多いステーキなども気にせず楽しめます。
また、噛む機能が回復すると、消化を助け、栄養の吸収効率も上がるため、全身の健康維持にもつながります。
インプラントは、隣接する健康な歯を削ることなく治療できるため、自身の歯を最大限守れます。
ブリッジ治療の場合、失った歯の両隣にある健康な歯を土台として削る必要がありますが、一度削った歯は寿命が短くなるリスクをともないやすいです。
しかし、インプラントは、歯を失った部分に単独で埋入する治療法のため、ほかの歯に負担をかけません。
結果的に、健康な歯を犠牲にすることなく、失った歯の機能を回復させられます。
失った奥歯を放置すると、全体の噛み合わせが崩れるリスクもありますが、インプラントはその崩壊を防ぐ役割を果たします。
歯がない空間に、隣の歯が倒れ込んできたり、向かい合う歯が伸びてきたりすることで、全体の歯並びや噛み合わせは徐々に乱れていきやすいです。
もしこの状態が続くと、特定の歯に過度な負担がかかったり、顎関節症を引き起こしたりする原因にもなりかねません。
インプラントで失った部分を補うことで、すべての歯が正しい位置に留まり、口腔内全体のバランスを維持できます。
お口全体の将来的な健康を守るうえでも、インプラントは有効な選択肢となります。
インプラントは、顎の骨が痩せてしまうのを防ぐ効果が期待できる治療法です。
歯がなくなると、歯根から骨に伝わっていた「噛む刺激」がなくなるため、骨は役目を終えたと判断し、時間と共に徐々に痩せてしまいます。
入れ歯やブリッジでは骨の吸収を防げませんが、インプラントは天然歯の根のように骨に直接刺激を伝えられます。
この刺激によって骨の代謝が促され、その健康的なボリュームを維持しやすいです。
また、顎の骨の健康を保つことは、他の歯の土台を守るだけでなく、若々しいお顔の輪郭を維持することにもつながります。
インプラント治療では、自然で美しい見た目を手に入れられます。
人工歯の素材に、天然歯の色や透明感を忠実に再現できるセラミックなどを選ぶことで、どれが治療した歯か見分けがつかないほどの仕上がりになります。
とくに奥歯でも、笑った時や会話中に意外と見える部分のため、見た目の美しさは重要です。
また、入れ歯の金属のバネが見えたり、ブリッジと歯茎の間に隙間ができたりする心配もありません。
自信を持って大きく口を開けて笑えるようになるため、精神的にもプラスとなります。
インプラントは、日々のメインテナンスができる点も大きなメリットです。
取り外し式の入れ歯のように、毎食後に外して洗浄したり、専用の洗浄剤に浸けたりといった特別な手間はかかりません。
自分のほかの歯と同じように、毎日の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを使って丁寧に磨くだけで清掃が可能です。
ただし、インプラント周囲炎を防ぐための定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアは不可欠です。
日常のお手入れは格段にシンプルになるため、この手軽さが、治療後も長く快適に使い続けられるポイントのひとつです。
インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、入れ歯特有の違和感やズレ、痛みといったストレスから解放されやすいです。
入れ歯の場合、食事中にズレて硬いものが噛めなかったり、会話中に発音しにくかったり、粘膜を覆うことで食べ物の味や温度を感じにくくなったりする場合もあります。
しかし、インプラントは、自分の歯と同じように顎の骨から直接支えられているため、このような不快感がありません。
自分の歯が蘇ったかのような一体感と快適さは、インプラント治療だからこそ得られるメリットです。
奥歯2本を失った場合、主な選択肢として「インプラント」と「部分入れ歯」が挙げられますが、両者には明確な違いがあります。
インプラントは外科手術が必要で費用も高額ですが、自分の歯のように噛めて見た目も自然で、周りの歯を守れる点がメリットです。
一方、入れ歯は手術が不要で保険適用のものなら安価に作れますが、違和感やズレが生じやすく、硬いものが噛みにくい、バネをかける歯に負担がかかるなどのデメリットがあります。
どちらの治療法が自分に合っているかを判断するためには、機能性や審美性、費用や将来的な健康への影響など、多角的な視点から比較検討することが不可欠です。
インプラントを奥歯2本治療する際の歯科医院の選び方は、以下の5つです。
ひとつずつ解説します。
歯科医師の技術力を客観的に判断する指標として、専門学会の所属や資格の有無は重要なチェックポイントです。
とくに「公益社団法人 日本口腔インプラント学会」などが認定する「専門医」や「指導医」の資格は、厳しい基準をクリアした豊富な知識と経験の証となります。
資格を持つ医師は、インプラント治療に関する最新の知見を常に学び続けているため、より安全で質の高い治療が期待できます。
歯科医院のWebサイトや院内の掲示などで、歯科医師の経歴や資格情報を必ず確認しておくのが大切です。
安全で正確なインプラント治療をおこなうためには、歯科用CTなどの最新設備が不可欠です。
従来のレントゲンが二次元的な平面画像なのに対し、歯科用CTは顎の骨の厚みや硬さ、神経や血管の位置を三次元の立体画像で詳細に把握できます。
手術前にインプラントを埋め込む最適な位置や角度をシミュレーションでき、手術中のトラブルを未然に防止できます。
CT設備を持たずに勘や経験だけに頼る治療はリスクが高いため、安全性を最優先したい方はCTを完備した医院を選択しましょう。
本当に信頼できる歯科医師は、インプラント治療のメリットだけでなく、潜在的なリスクやデメリットについても時間をかけて丁寧に説明してくれます。
たとえば「手術には痛みがともなう可能性がある」「稀に神経麻痺のリスクがある」「治療後のメインテナンスを怠ると歯周病になる」といったネガティブな情報も包み隠さず話してくれる姿勢は、患者への誠実さの表れです。
そのため、良いことばかりを強調し、契約を急がせるような医院は注意が必要でしょう。
患者がすべての情報を理解し、納得したうえで治療を選択できるようなインフォームド・コンセントを徹底している歯科医院を選びましょう。
インプラント治療を希望していても、ほかの選択肢も公平に提示してくれる歯科医院は信頼できます。
一人ひとりのお口の状態やライフスタイル、価値観や予算などによっては、ブリッジや入れ歯の方が適しているケースも考えられます。
そのため、それぞれの治療法のメリット・デメリットを客観的に説明し、患者自身が最適な選択をできるよう歯科医師がサポートしてくれるかどうかをしっかり確認しましょう。
インプラントは、治療が終わればそれで完了ではなく、その後の長期的なメインテナンスが重要です。
インプラントを長持ちさせるためには、日々のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なプロのチェックとクリーニングが欠かせません。
そのため、治療後の保証制度が充実しているか、定期検診の案内をしっかりおこなってくれるかなど、アフターフォロー体制を確認するのが大切です。
万が一のトラブルにも迅速に対応してくれる、長いお付き合いのできる医院の選択が、将来の安心につながります。
奥歯2本のインプラント治療にかかる費用相場は、「60万円〜100万円程度」が目安です。
ただし、検討している歯科医院へ詳細な内訳や追加費用の可能性までしっかりと確認し、納得したうえで治療に進むのが重要です。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「インプラントとは?わかりやすく解説して欲しい」
「インプラントのメリットが知りたい」
「インプラント治療が受けられる人が知りたい」
失ってしまった歯を取り戻すための選択肢として、「インプラント」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
しかし、インプラントは具体的にどのような治療法で、入れ歯やブリッジとは何が違うのか、詳しくご存じない方も少なくありせん。
本記事では、「インプラントとは何か、ほかの治療法との違い」を紹介します。
インプラント治療の一般的な流れまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、噛む機能と見た目を回復させる方法です。次に、以下について紹介していきます。
それぞれ解説します。
インプラントの構造は、以下のとおりです。
ひとつずつ解説します。
インプラント体は、顎の骨に直接埋め込まれる「歯の根」の役割を担う、治療の土台となるパーツです。
チタンで作られたこのネジのような形をしたインプラント体が、顎の骨としっかりと結合(オッセオインテグレーション)することで、上部に取り付ける人工歯を強固に支えます。
この土台が安定していることで、天然の歯のように力強く噛むことが可能となります。
アバットメントは、骨の中に埋まっているインプラント体と、外から見える人工歯(上部構造)とを連結させるための重要なパーツです。
インプラント体が歯の根だとしたら、アバットメントは歯の土台部分にあたります。
この連結部分があることで、インプラント体と上部構造を確実に固定し、噛む力を効率的に伝えられます。
上部構造とは、一般的に「歯」として認識される部分で、口を開けたときに見える人工の歯冠です。
素材には、天然の歯の色や透明感を忠実に再現できるセラミックなどが用いられるため、自分の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりを実現できます。
見た目の美しさはもちろん、噛み合わせや強度も考慮して精密に作製されます。
歯を失った際の治療法は、インプラントだけではありません。
たとえば「ブリッジ」や「入れ歯」も一般的な選択肢ですが、それぞれに違いがあります。
インプラントが独立して機能するのに対し、ブリッジは両隣の健康な歯を削って土台にし、入れ歯はバネを他の歯に引っ掛けて固定します。
審美性や噛む力、周囲の歯への影響や費用、メンテナンス性など、比較すべき点は多岐にわたります。
自身のライフスタイルや価値観に合った最適な治療法を選ぶためには、歯科医師と相談のうえ、これらの違いを正しく理解することが大切です。
インプラント治療を受けるには、インプラントを支えるのに十分な顎の骨の量と厚みがあることが基本的な条件となります。
また、重度の歯周病や、コントロールされていない糖尿病などの全身疾患があると、治療が難しい場合があります。
しかし、最終的な判断は精密検査の結果にもとづいて歯科医師がおこなうため、まずは一度専門医に相談してみるのが重要です。
インプラントのメリットは、以下の6つです。
それぞれ解説します。
インプラントは、まるで自分の歯が蘇ったかのような、自然で美しい見た目を手に入れられます。
入れ歯のように金属のバネが見えたり、ブリッジのように連結部分に不自然さが出たりすることがありません。
上部構造(人工歯)は、周りの歯の色や形に合わせて精密に作られるため、口元のコンプレックスを解消し、自信を持って笑えるようになります。
機能面だけでなく、見た目の美しさを重視する方にとって、インプラントは満足度の高い選択肢です。
インプラントにすると、自分の歯とほぼ同じ力でしっかりと噛めるようになり、食生活の質も向上できます。
インプラントが顎の骨に直接固定されているため、ズレたり外れたりする心配がありません。
入れ歯では食べにくかった硬いおせんべいや、繊維質の多いステーキなども、気にすることなく楽しめます。
食事を心から楽しむことは、日々の生活に大きな喜びと健康をもたらしてくれます。
インプラントは、失った歯の部分だけで完結する独立した治療法のため、周囲の健康な歯に負担をかけずに治療できます。
ブリッジ治療では、橋を架けるために両隣の健康な歯を大きく削る必要がありますが、インプラントの場合はその必要がありません。
歯は一度削ると、もとには戻らないため、健康な歯を犠牲にすることなく治療できるのは、長期的に見てお口全体の健康を守るうえでも重要です。
歯を失った部分の顎の骨は、噛むことによる刺激がなくなることで、時間とともに痩せやすいです。
しかし、インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、噛む力を骨に自然に伝えられます。
この刺激によって骨の吸収が抑制され、健康な状態を維持しやすくなります。
この骨を守る効果は、ほかの治療法である入れ歯やブリッジにはない、インプラント特有の優れたメリットになります。
インプラントは、入れ歯のようなズレやガタつき、異物感がなく、快適な装着感を得られます。
顎の骨と一体化しているため、食事中や会話中に外れてしまう心配もありません。
インプラントを入れていることを忘れてしまうほど、自分の体の一部のように自然に感じられます。
インプラントは、適切なメンテナンスを続けることで、長期的に機能できる治療法です。
平均寿命は「10年以上」のため、その耐久性の高さが評価されています。
ただし、日々の丁寧な歯磨きと、歯科医院での定期的なプロのケアが不可欠ですが、結果的に経済的な選択になる場合もあります。
インプラントのデメリットは、以下の4つです。
ひとつずつ解説します。
インプラント治療には、歯茎を切開して顎の骨にインプラント体を埋め込むための外科手術がともないます。
手術と聞くと不安に感じるかもしれませんが、通常は局所麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
手術時間も、埋入する本数や骨の状態によりますが、比較的短時間で終わるケースが多いです。
手術を過度に恐れる必要はありませんが、外科的な処置が必要であることは理解しておきましょう。
インプラント治療は、ほかの治療法に比べて全体の期間が長くなる傾向があります。
埋め込んだインプラント体が顎の骨としっかりと結合するためには、数ヶ月の治癒期間が必要です。
一般的には、カウンセリングから最終的な人工歯が入るまで、「6カ月〜1年程度」が目安となります。
すぐに歯を入れたい方にとってはデメリットに感じられるかもしれませんが、この待つ期間が、長期的な安定性を生むためには不可欠です。
インプラント治療は、公的医療保険が適用されない「自由診療」となるため、費用は全額自己負担となり高額です。
費用は、使用するインプラントの種類や本数、歯科医院によって異なりますが、ほかの治療法であるブリッジや入れ歯に比べて大きな初期投資が必要となります。
ただし、確定申告で医療費控除を申請すれば、税金の還付を受けられる場合もあります。
そのため、治療を検討する際は、事前に費用についてもしっかりと確認しておくのが大切です。
インプラントは治療が終われば安心というわけではなく、その良好な状態を長く保つためには、治療後の定期的なメインテナンスが不可欠です。
毎日の丁寧なセルフケアに加え、数ヶ月に一度は歯科医院で専門的なクリーニングやチェックを受ける必要があります。
もし怠ると、インプラントの歯周病とも言われる「インプラント周囲炎」になり、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。
インプラントを長持ちさせるためには、このメインテナンスが重要です。
インプラント治療の一般的な流れは、以下のとおりです。
しかし、実際の治療の流れは歯科医院ごとに異なるため、各歯科医院へお問い合わせください。
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、噛む機能と見た目を回復させる方法です。
自然な見た目や咀嚼力の向上、周囲の歯への負担がないことなどメリットも豊富な治療法となります。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もし自身に最適な治療法をお探しの方や、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「インプラント手術は痛くない?」
「インプラント治療時と治療後の痛みはどのくらい?」
「インプラント治療の痛みを抑え方が知りたい」
インプラント治療を検討する際、「手術は痛くないだろうか?」といった不安もあるのではないでしょうか。
大切な歯を補うための優れた治療法だと分かっていても、痛みへの恐怖から一歩踏み出せない方も少なくありません。
本記事では、「インプラント手術の痛みについて、治療時と治療後の痛みの程度」を紹介します。
インプラント治療後の痛みを抑える方法まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
適切な麻酔処置により、インプラント手術中に強い痛みを感じるケースはほとんどありません。
インプラント治療では、局所麻酔や希望に応じて「静脈内鎮静法」など、痛みを感じさせないための方法が確立されています。
手術後の痛みも、処方薬で十分コントロールが可能です。
インプラント手術への恐怖心や不安感が強い方には、「静脈内鎮静法」の選択肢があります。
点滴によって鎮静薬を投与し、ウトウトとリラックスした状態で手術を受けられる方法です。
そのため、歯科恐怖症の方や嘔吐反射が強い方、長時間の治療になる方にとって、心身の負担を大幅に軽減できる有効な手段となります。
インプラント手術の痛みについて、以下に紹介します。
それぞれ解説します。
手術中の主な痛みは、以下の2つです。
ひとつずつ解説します。
インプラント手術中に感じる痛みは、基本的に最初の「麻酔注射」のチクッとした痛みだけです。
手術が始まると、局所麻酔がしっかりと効いているため、歯茎の切開や骨を削る痛みを感じません。
さらに、歯科医院では注射前に歯茎に塗るタイプの「表面麻酔」を使用し、注射針が刺さる感覚すら最小限に抑える工夫をしています。
そのため、手術が始まってからの痛みについては、過度に心配する必要がなくなります。
麻酔は、体質などによって効きが浅かったり、効果が切れかかっていたりする場合もあります。
その場合、手術中に痛みを感じる場合もあり、決して我慢せずすぐに歯科医師に伝えるのが重要です。
手を挙げるなどの合図をすれば、歯科医師はすぐに処置を中断し、麻酔の量を追加するなどの適切な対応を取ってくれます。
安心して治療を受けるためにも、痛みを感じた際は遠慮なく意思表示をするのが大切です。
手術後の主な痛みは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
インプラント手術後の痛みの主な原因は、歯茎を切開し、縫合したことによる傷口の痛みです。
外科的な処置である以上避けることはできません。
しかし、処方される鎮痛剤を服用することで、日常生活に大きな支障が出ないレベルに抑えられます。
インプラント治療で「骨を削る」と聞くと強い痛みを想像しがちですが、顎の骨自体には痛覚がないため、削ることによる直接的な痛みはありません。
手術後の痛みは、骨そのものではなく、骨を覆っている「骨膜」や周辺の歯茎の組織が刺激されると生じます。
ただし、手術による正常な治癒反応の一部であり、処方された痛み止めで十分に管理できる範囲となります。
インプラント手術後の腫れが、内部から組織を圧迫することで痛みを引き起こす場合もあります。
腫れは、身体が傷を治そうとしている証拠であり、一般的に手術後2〜3日目がピークとされています。
ピークを過ぎれば徐々に引いていきますが、濡れタオルなどで頬側から優しく冷やすことで、腫れと痛みの軽減が可能です。
インプラント治療完了後の痛みの原因は、以下の3つです。
ひとつずつ解説します。
インプラント治療完了後の痛みの原因として、「インプラント周囲炎」が考えられます。
インプラントの周りの組織が歯周病菌に感染して炎症を起こす病気で、進行するとインプラントを支える骨が溶けてしまいます。
しかし、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
そのため、痛みが出たときにはかなり進行しているケースもあり、日々の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なメインテナンスが不可欠です。
インプラントに被せた人工歯の高さが合っていないと、噛むたびに特定の場所に過度な力がかかり、痛みの原因となる場合もあります。
天然の歯と異なり、インプラントには衝撃を和らげる「歯根膜」という組織がないため、噛み合わせのズレによる影響をダイレクトに受けやすいです。
しかし、歯科医院で噛み合わせを精密に調整することで解決できるので、違和感があれば早めに相談がおすすめです。
稀なケースですが、インプラントを埋め込む位置が不適切だった場合に、顎の骨のなかにある神経への圧迫・損傷によって、痛みや麻痺を引き起こす場合もあります。
この事態を避けるためには、手術前にCT撮影による精密な検査が不可欠です。
歯科用CTで神経の位置を正確に把握し、安全な手術計画を立てるのが、このリスクを抑える重要なポイントとなります。
インプラント治療後の痛みを抑える方法は、以下の5つです。
それぞれ解説します。
インプラント手術の当日は、傷口を刺激しないよう食事内容に配慮が必要です。
たとえば、熱いものや冷たいもの、香辛料などの刺激が強いもの、せんべいのような硬い食べ物は避けるのが望ましいです。
栄養があり、あまり噛まなくても食べられるおかゆやスープ、ゼリーなどがおすすめです。
麻酔が切れるまでは感覚が鈍く、頬や唇を噛むリスクもあるため、食事ができるのは歯科医師の指示に従い、麻酔が完全に切れてからにしましょう。
アルコールには血管を拡張させ、血行を促進する作用があります。
そのため、インプラント手術後に飲酒をすると、傷口からの出血や痛みや腫れの原因につながりやすいです。
回復を順調に進めるためにも、少なくとも術後2〜3日、できれば抜糸が終わる1週間後くらいまでは禁酒を徹底するのが望ましいです。
アルコールと同様に、長時間の入浴も体全体の血行を良くします。
血流が良くなると、インプラント治療後の痛みや腫れを助長する場合もあります。
歯科医師の指示に従い、手術当日は湯船に浸かるのは避け、ぬるめのシャワーで済ませましょう。
翌日以降も、しばらくは長風呂を控えることが、術後の安定につながります。
ジョギングや筋力トレーニングなどの激しい運動も、血流を促進し、血圧を上昇させる行為です。
インプラント治療後の傷口に負担がかかり、出血や痛みの原因となるため、術後1週間程度は控える必要があります。
また、ウォーキングのような軽い運動であっても、術後2〜3日は避けるのが望ましいです。
体を安静に保つことが、順調な回復への一番の近道になります。
重い荷物を持つ、子どもを抱き上げるなど、日常生活でグッと体に力が入る行為も血圧を上げる原因です。
インプラント手術後の傷口からの再出血や、痛みを引き起こすリスクを高めるため、注意が必要です。
デスクワークなどであれば翌日から可能な場合もありますが、力仕事がともなう場合は、体を休ませる期間を設けるように計画しましょう。
適切な麻酔処置によって、インプラント手術中に強い痛みを感じるケースはほとんどありません。
また、インプラント手術への恐怖心や不安感が強い方には、「静脈内鎮静法」の選択肢があります。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もしインプラント手術の痛みを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。
「インプラントは絶対にだめと言われる理由は?」
「インプラント治療のデメリットが知りたい」
「インプラント以外の治療法を比較してから決めたい」
インプラント治療は絶対だめと聞くけど、本当にだめなのか疑問になっていませんか?
結論、インプラントは絶対だめな治療方法ではありません。
インプラントには、「天然歯と同じようにしっかり噛める」「見た目が自然で美しい」「健康な歯を削る必要がない」など、選ばれている豊富なメリットが存在します。
本記事では、「インプラントは絶対にだめと言われる理由や、治療するメリット」を紹介します。
インプラント治療ができないケースまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラントは絶対にだめと言われる理由は、以下の4つです。
それぞれ解説します。
インプラント治療では、外科手術による身体的な負担が避けられません。
身体への影響としては、麻酔の使用、出血、さらには術後の腫れや痛みが生じることも考えられます。
糖尿病や高血圧といった持病を抱えている方は、術後の回復が遅れやすく、合併症のリスクも高まる傾向があります。
不安がある場合は、事前に歯科医師としっかり相談し、自身の健康状態に応じた対応の検討が必要です。
顎の骨が十分でないと、インプラントを安定して固定することが難しいです。
骨量不足がある場合には、人工骨や自家骨を用いて骨を増やす「骨造成術」が必要になることもあります。
この処置は「3万〜35万円程度」の費用がかかるケースもあり、治療期間が延びる可能性もあります。
まずは精密検査を受けて骨の状態を確認し、必要に応じた対応策を歯科医師と相談しましょう。
糖尿病や心疾患、自己免疫疾患などを抱えている方は、術後の感染や治癒の遅れが生じやすくなります。
とくにコントロール不良の糖尿病では、インプラントが骨と結合しづらくなるリスクが指摘されています。
これらの疾患を抱えている場合は、かかりつけ医と連携しながら、歯科医と十分な打ち合わせをおこなうことが重要です。
インプラント治療を検討している場合は、安全性を最優先に治療計画を立てる必要があります。
インプラントは一度埋入すると、再手術や撤去の際に骨を削る必要が生じる場合もあり、身体への負担が増加しやすいです。
たとえば、インプラントが脱落した場合には、再手術や骨再生処置を要する可能性もあります。
これらの対応は費用や通院回数の増加、精神的ストレスにつながる場合もあります。
治療に踏み切る前に、リスクや医院の対応体制について十分な説明を受けるのが大切です。
インプラント治療のデメリットは、以下の6つです。
ひとつずつ解説します。
インプラントは保険が適用されず、1本あたり「30万円〜50万円程度」が費用相場となっており、比較的高額な費用がかかる場合があります。
ブリッジや入れ歯と比較してコストが高く、経済的な負担を感じる方も多い治療法といえるでしょう。
費用面の検討は早めにおこない、ほかの治療法と比較することで納得のいく選択につながります。
インプラント治療は、抜歯後に骨との結合期間が必要となるため、「6ヵ月〜12ヵ月程度」かかる場合もあります。
仕事や家庭の都合で通院スケジュールが立てにくい方には、とくに負担が大きくなるおそれがあります。
治療前に全体の流れを把握し、自身の生活と照らし合わせて無理のない計画を立てることが求められます。
インプラントを良好な状態で保つには、「3カ月〜6カ月ごと」の定期検診や専門的なクリーニングが欠かせません。
もし怠ると、インプラント周囲炎という歯周病に似た炎症が起こる可能性があります。
治療を受ける段階から、アフターケアの重要性について十分な理解を持っておくことが必要です。
インプラントに使われるチタンは生体親和性が高い金属ですが、ごくまれにアレルギー反応が起こることがあります。
アレルギー体質の方は、パッチテストなどの事前確認を受けておくと安心です。
素材に対して不安がある方は、歯科医師に積極的に相談し、選択肢を共有するのが大切です。
喫煙は血流を阻害し、インプラントと骨の結合を妨げる要因のひとつです。
また、術後の治癒遅延やインプラント周囲炎の発症リスクも高くなるといわれています。
一部の報告では、非喫煙者のほうがインプラントの成功率が高い傾向にあることも示されています。
日本歯周病学会による調査では、喫煙者と非喫煙者に261名(計959本)のインプラントを埋入した際、全体の失敗率は2%だったのに対し、喫煙者に限ると失敗率が4%にのぼり、2倍の差が見られました。
治療を受ける前から禁煙に取り組むことが、成功率を高める一助となります。
引用元:特定非営利活動法人日本歯周病学会 禁煙推進委員会_喫煙の歯周組織に対する影響
睡眠中の歯ぎしりや、日常的な食いしばりがあると、インプラントに強い力が加わり破損や脱落を引き起こすことがあります。
こうした習慣がある場合は、ナイトガードなどの補助器具を使用するのが効果的です。
無意識の癖であっても、治療前に歯科医師に伝えておくことで、適切な対策を講じやすくなります。
インプラント治療のメリットは、以下の7つです。
それぞれ解説します。
インプラントは顎の骨にしっかり固定されているため、咀嚼力が天然歯に近いです。
硬い食材も噛みやすくなったと感じる方もおり、食事への満足度が向上する傾向があります。
しっかり噛めることで、胃腸への負担も軽減され、健康面への良い影響も期待できます。
セラミックなど審美性に優れた素材を使用するため、周囲の歯と違和感なく馴染みます。
とくに前歯での治療では、自然な見た目に仕上がることが大きな魅力といえるでしょう。
インプラントは、見た目の改善を重視する方にとって、有力な選択肢となります。
ブリッジのように隣接する健康な歯を削る必要がないため、ほかの歯への負担が少なく済みます。
その結果、口腔全体の健康を保ちやすくなる点も大きな利点です。
将来的に残せる歯を増やしたい方にとって、メリットの大きい治療方法といえます。
インプラントは、噛む刺激を顎の骨に直接伝え、歯を失った部分の骨が吸収されるのを抑える効果があります。
顎の骨が痩せてしまうと顔貌の変化にもつながるため、見た目や骨量を維持したい方には適しています。
固定式のインプラントは、入れ歯のように口腔内で動かないため、発音の明瞭さや味覚への影響が少ないとされています。
たとえば、サ行やタ行がはっきり発音できることで言葉がモゴモゴしにくくなり、日常会話でもストレスを感じにくいです。
食事や会話の質を重視する方にとって、インプラントは魅力的な選択肢のひとつと考えられます。
適切なメンテナンスとセルフケアを続ければ、インプラントは10年以上使用できるケースもあります。
20年以上使用できている例も報告されており、長期的な耐久性が魅力です。
2015年に九州インプラント研究会が実施した調査では、インプラント治療後20年以上経過した患者にアンケートをおこない、「回答者の78%がインプラントになにも問題はない」と回答しています。
初期費用はかかっても、長期的にはコストパフォーマンスに優れた治療法といえるでしょう。
入れ歯と違い、日常的に取り外す必要がなく、洗浄や保管の手間が省けます。
そのままの状態で会話や食事ができ、生活の快適さが向上します。
インプラントは装着時の不安や面倒が少なく、忙しい日常のなかでもストレスを感じにくい治療といえるでしょう。
インプラント治療ができないケースは、以下のとおりです。
上記の条件下では、手術後の回復や治療効果に悪影響をおよぼす可能性があります。
無理に治療を進めず、まずは担当の歯科医師と詳細に相談したうえで判断するのが大切です。
インプラント以外の治療方法は、以下の2つです。
ひとつずつ解説します。
入れ歯は保険適用があるため、比較的費用を抑えられ、治療期間も短く済む点が魅力です。
また、取り外しが可能なため衛生管理がしやすいという利点があります。
さらに、部分入れ歯や総入れ歯など種類が豊富で、さまざまなケースに対応できます。
ただし、装着感や噛む力は天然歯に比べてやや劣る傾向にあるため、その点を理解したうえで選択するのが大切です。
ブリッジは欠損歯の両隣を支えにして固定するため、装着感に優れており、審美性も高く評価されています。
しかし、支えとなる歯を削る必要があり、健康な歯への影響が懸念されやすいです。
インプラントが適さない場合や、費用を抑えたい方にとっては有力な代替手段といえます。
インプラント治療を安心して受けるための歯科医院の選び方は、以下のとおりです。
インプラント歯科の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。
合わせて「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。
インプラントが絶対だめな理由には、「外科手術のリスクと体への負担がある」「顎の骨が不足していると治療が困難である」などが挙げられます。
一方インプラントは絶対だめな治療法ではなく、選ばれる理由として「天然歯と同じようにしっかり噛める」「見た目が自然で美しい」「健康な歯を削る必要がない」などのメリットも多く挙げられます。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
インプラントや入れ歯、審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もしインプラント治療をはじめとした、安全で信頼できる治療法を選びたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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