「インプラント治療は60代でも可能?」
「60代でインプラントにするメリットが知りたい」
「60代でもインプラント治療が受けられる条件が知りたい」
上記の疑問をお持ちの方は、60代でもインプラントは可能か、持病や薬が影響しないか不安があるのではないでしょうか。
結論、全身の健康状態や顎の骨の状態に問題がなければ、60代でもインプラント治療は十分に可能です。
本記事では、「インプラント治療は60代でも可能なのか、メリット・デメリット」を紹介します。
インプラント治療で失敗しないための歯科医院の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
インプラント治療は60代でも可能?
60代の方でも、インプラント治療を受けることは十分に可能です。
治療の可否を左右するのは年齢そのものではなく、顎の骨量や全身の健康状態だからです。
糖尿病や高血圧などの持病がコントロールされており、手術に耐えうる体力があれば、70代や80代で受ける方も珍しくありません。
加齢を理由に諦める必要はなく、精密な診断によって安全に治療を進められます。
人生100年時代、60代は将来の健康を守るための最適なタイミングといえるでしょう。
60代でインプラントにするメリット
60代でインプラントにするメリットは、以下の5つです。
- 「しっかり噛める」ことで身体機能の低下や誤嚥性肺炎を防げる
- 残っている健康な自分の歯をこれ以上失わずに済む
- 食事の制限がなくなり全身の栄養状態が良くなる
- 脳への刺激が増えて認知症のリスクを軽減できる
- 若々しい見た目を取り戻して会話や旅行を心から楽しめる
それぞれ解説します。
「しっかり噛める」ことで身体機能の低下や誤嚥性肺炎を防げる
インプラントによって咀嚼能力が回復すると、身体機能の低下や誤嚥性肺炎のリスクを抑制できます。
強く噛む行為が、口周りの筋肉や嚥下(飲み込み)機能を維持・向上させるためです。
とくに高齢期の重大なリスクである誤嚥性肺炎は、飲み込む力の衰えが主因の一つですが、インプラントによる咀嚼の復活がこれを物理的に支えます。
お口の健康が全身の筋力維持につながる事実は、医学的にも重要視されています。
いつまでも自分の力で呼吸し、飲み込む力を維持するために、インプラントは有効な手段です。
残っている健康な自分の歯をこれ以上失わずに済む
インプラントは、今ある健康な歯を守るために非常に優れた選択肢です。
入れ歯やブリッジと異なり、隣の歯を削ったり過度な負担をかけたりすることなく自立して機能するためです。
部分入れ歯などは支えとなる歯に負担が集中し、数年後にその歯まで失う「負の連鎖」を招きやすい側面があります。
インプラントは周囲の歯を支える役割も果たすため、お口全体の崩壊を防ぐことが可能です。
1本のインプラントが、ほかの大切な歯たちの寿命を延ばすことにつながります。
食事の制限がなくなり全身の栄養状態が良くなる
インプラント治療により食事の制限が解消されると、全身の栄養状態が劇的に改善します。
天然歯に近い噛む力で、ステーキや繊維質の多い野菜もストレスなく食べられるようになるためです。
やわらかいものばかりを選ぶ食生活から卒業できれば、タンパク質やビタミンを効率よく摂取でき、低栄養状態を回避できます。
バランスの良い食事が習慣化することで免疫力が向上し、病気に負けない体づくりが可能になります。
「食べる喜び」の再獲得は、肉体的な健康と精神的な充実を同時に叶えてくれます。
脳への刺激が増えて認知症のリスクを軽減できる
インプラントでしっかり噛めるようになると、認知症のリスク軽減に寄与することが期待できます。
噛むというリズム運動は脳の血流を促進し、記憶を司る「海馬」や前頭葉を直接刺激するためです。
噛み合わせに問題がある人は脳の機能低下が早い傾向にありますが、インプラントで咀嚼を復活させることでこれを防げます。
脳の活性化は、日々の集中力や意欲の向上にも好影響をおよぼします。
お口の健康を整えることは、脳の若々しさを保つための重要な「脳トレ」といえます。
若々しい見た目を取り戻して会話や旅行を心から楽しめる
インプラントは審美性に優れているため、口元の印象が若返り、社会活動に自信が持てるようになります。
入れ歯のように装置が見える心配や、食事中に外れる不安がないため、会話や笑顔に遠慮がなくなるからです。
友人とのランチや旅行先での食事も、装置を気にせず心から満喫できるようになるでしょう。
人前に出ることが楽しくなれば外出機会が増え、ポジティブな生活習慣が確立されます。
内面から溢れる自信は、第2の人生をより華やかなものに変えてくれるはずです。
60代が知っておくべきインプラントのデメリット
60代が知っておくべきインプラントのデメリットは、以下の3つです。
- 保険適用外のため治療費が高額になりやすい
- 治療期間が長く定期的なメインテナンスが不可欠である
- 免疫力低下による細菌感染(インプラント周囲炎)のリスクがある
ひとつずつ解説します。
保険適用外のため治療費が高額になりやすい
インプラント治療の大きな懸念点は、原則として保険適用外であり、治療費が高額になる点です。
全額自己負担となるため、検査から手術、被せ物まで含めると1本あたり30万円〜50万円程度の費用を要します。
60代は将来の資金計画も重要な時期ですので、まとまった出費は慎重に判断すべきです。
ただし、医療費控除を利用して所得税の還付を受けるなど、負担を軽減する公的制度も存在します。
経済的なコストと、それによって得られる将来の健康価値を冷静に比較検討することが大切です。
治療期間が長く定期的なメインテナンスが不可欠である
インプラントは治療期間が比較的長く、完了後も生涯にわたるメインテナンスが求められます。
人工歯根が顎の骨と結合するまで数ヶ月の待機期間が必要であり、短期間で完了するものではないからです。
また、装着後も歯科医院でのプロによるクリーニングを怠ると、インプラントの寿命を縮めてしまいます。
「治療したら終わり」ではなく、定期的に通院し続ける根気強さが成功のコツです。
長く使い続けるために、歯科医師との二人三脚による長期的なケアを継続しましょう。
免疫力低下による細菌感染(インプラント周囲炎)のリスクがある
60代以降は、免疫力の変化に伴い「インプラント周囲炎」という細菌感染症のリスクが高まります。
インプラントは天然歯に比べて細菌への抵抗力が弱く、加齢とともに歯ぐきの防御機能も衰えやすいためです。
周囲炎が進行するとインプラントがグラつき、最悪の場合は脱落を招く恐れもあります。
日々の念入りなセルフケアと、口腔内を清潔に保つ意識がこれまで以上に重要です。
自身の健康状態の変化に敏感になり、感染リスクを最小限に抑える努力を積み重ねましょう。
インプラント治療で失敗しないための歯科医院の選び方
インプラント治療で失敗しないための歯科医院の選び方は、以下の5つです。
- 60代の難症例や骨造成の治療実績が豊富にある
- 歯科用CTなどの精密診断設備が整っている
- 持病や服薬状況を考慮した全身管理体制が整っている
- 治療のメリットだけでなくリスクも丁寧に説明してくれる
- 長期的な保証制度と定期メンテナンスが充実している
それぞれ解説します。
60代の難症例や骨造成の治療実績が豊富にある
60代の方には、骨が薄くなっているケースにも対応できる実績豊富な医院が適しています。
加齢や抜歯後の期間によって、そのままでは埋入が難しい難症例も多いためです。
「サイナスリフト」や「GBR」といった骨を増やす高度な手術を得意としているかを確認しましょう。
実績のある医師であれば、他院で断られたようなケースでも対応可能な場合があります。
症例数だけでなく、同年代の治療実績について直接尋ねてみるのも有効です。
歯科用CTなどの精密診断設備が整っている
安全性の高い治療を受けるためには、歯科用CTをはじめとする最新設備の有無が不可欠です。
従来のレントゲンでは把握できない顎の骨の厚みや、神経・血管の正確な位置を3次元で確認する必要があるからです。
精密診断に基づく「サージカルガイド」などを使用することで、ヒューマンエラーのリスクを最小限に抑えられます。
設備が充実している医院は、それだけ客観的な根拠に基づいた安全な手術を重視しています。
最新テクノロジーによるリスクの可視化は、安心の土台となります。
持病や服薬状況を考慮した全身管理体制が整っている
60代の治療では、血圧や持病をリアルタイムで監視できる全身管理体制が求められます。
持病がある場合、手術中のストレスによる体調変化に即座に対応する必要があるためです。
静脈内鎮静法などを導入し、リラックスした状態で血流や血圧をコントロールしながら手術をおこなえる医院が理想的です。
また、服用中の薬についても深く理解している医師を選びましょう。
お口のなかだけでなく、全身の健康状態を総合的に守ってくれる体制があるかを確認してください。
治療のメリットだけでなくリスクも丁寧に説明してくれる
信頼できる医院は、メリットだけでなくリスクや代替案についても誠実に説明してくれます。
インプラントには失敗の可能性や術後の合併症もゼロではないため、納得したうえでの契約が必須だからです。
「100%成功する」といった極端な説明には、注意が必要です。
入れ歯やブリッジとの比較を含め、中立的な立場で最適な選択肢を提案してくれる医師こそが信頼に値します。
インフォームド・コンセント(説明と同意)を徹底している医院を選びましょう。
長期的な保証制度と定期メンテナンスが充実している
装着後の安心を担保するために、保証制度とメインテナンス体制の充実度を確認してください。
インプラントは長期間使用するもののため、万が一の破損や脱落に対する無償保証があるかどうかが重要です。
また、ケアを担当する歯科衛生士の専門性が高く、通いやすい環境であることもポイントです。
アフターケアが手厚い医院は、患者との長期的な関係を大切に考えています。
将来にわたってあなたの歯を守り続けてくれる、責任感の強い医院を選んでください。
まとめ
60代からのインプラント治療は、これからの人生をより健康で豊かにするための賢明な投資です。
しっかり噛める喜びを取り戻すことは、全身のフレイル予防や認知症のリスク軽減など、多大な価値を生み出します。
費用や手術のリスクはありますが、それらを補って余りあるメリットが期待できるでしょう。
久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。
また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。
もし費用負担をできるだけ軽減しながら、60代でも安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。