インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介

インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介

「インプラント歯科の選び方は?」

「短期間で再治療が必要にならないか不安」

「自分の年齢や健康状態に適した治療を受けたい」

上記の疑問をお持ちの方は、インプラント治療後に予期せぬ合併症や問題、追加費用が発生しないか不安に感じているのではないでしょうか。

インプラント治療は高額なため、歯科医院の選び方の基準を知ることで、自身に最適な歯科医院が見つかります。

本記事では、「インプラント治療における歯科医院の選び方のポイント」を紹介します。

インプラント歯科を選ぶうえでの考慮するべきリスクまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント歯科の選び方のポイント

インプラント歯科の選び方のポイントは、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

それぞれ解説します。

専門医の資格を確認する

インプラント治療を受ける際は、日本口腔インプラント学会の専門医資格があるか確認しましょう。

専門医の資格を持つ歯科医師は、豊富な知識と経験を有しており、より安全で効果的な治療が期待できます。

また、資格は更新制のため、最新の技術や情報を継続的に学んでいる証にもなります。

インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する

歯科医師が、インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認するのも大切です。

患者の状態に応じて、インプラント治療が唯一の選択肢ではない場合もあります。

また、優れたインプラント歯科医は、ほかの治療法についても幅広い知識を持っています。

そのため、ブリッジや入れ歯などの代替治療法も提案できるか確認が大切です。

治療の症例や実績を確認する

信頼できるインプラント歯科医は、豊富な治療実績を持っています。

そのため、歯科医院のWebサイトや初回相談時に、過去の症例写真や治療実績を確認するのが重要です。

もし自分の症状に近い症例の治療結果がある場合、期待できる効果がイメージしやすくなります。

また、治療実績の多さは、歯科医師の経験値の高さを示すため、安全性の面でも重要なポイントとなります。

丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する

良質なインプラント治療には、丁寧なカウンセリングが欠かせません。

初回相談時に、歯科医師がどれだけ丁寧に説明してくれるかの確認をしておきましょう。

たとえば、治療の流れやリスク、メリット・デメリットなどをわかりやすく説明してくれるか、患者の疑問や不安に真摯に向き合ってくれるかがポイントです。

丁寧なカウンセリングは、患者と歯科医師の信頼関係を築く基礎となります。

設備や衛生環境が整っているかを確認する

インプラント治療には、高度な設備と清潔な環境が必要です。

治療において、精密検査や手術に必要な最新の設備が整っていることは、治療の成功率にも直結します。

また、最新機器や設備の充実度は、正確な診断と安全な治療をおこなうためには不可欠です。

そのため、歯科用3DCTなどの最新機器が導入されているか、専用の手術室があるか、滅菌システムが整っているかなどを確認しましょう。

費用は明確か確認する

明確な費用提示は、信頼できる歯科医院の特徴です。

誤解を与えるような治療費の提示をしていないか、治療を決める前に費用について十分な説明を受け、納得したうえで治療を始めることが大切です。

とくに、インプラント1本の価格だけでなく、詳細な内訳とスケジュールが示されているか確認しましょう。

事前に治療費や、支払いプランの説明が丁寧におこなわれるかを確認すると安心できます。

医療の保証制度が整っている

信頼できるインプラント歯科では、治療後の保証制度が整っています。

保証があることで、治療後のフォローによる安心感につながりやすいです。

加えて、保証限度額も確認し、上部構造やインプラント体それぞれの保証内容を把握しておくと安心です。

アフターケアが充実している

充実したアフターケア体制は、インプラントの長期的な成功につながります。

定期的なメンテナンスでは、インプラントの状態やネジの締まり具合の確認など、必要に応じて噛み合わせの調整をおこなえます。

手術後のケアから長期的なメンテナンスまで、適切なサポート体制が整っているか確認しましょう。

患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる

信頼できるインプラント歯科は、患者一人ひとりの体調やニーズに合わせた治療計画を立案してもらえます。

初回のカウンセリングで、現在の健康状態や口腔内の状況、生活習慣などをヒアリングされます。

もし希望する治療期間や予算などがある場合、考慮したうえで、できる限り柔軟な対応が可能かどうかを確認するのが大切です。

患者からの良い評価や口コミがある

インプラント歯科を選ぶ際、患者からの評価や口コミも判断材料になります。

実際に治療を受けた患者の声は、歯科医院のWebサイトや口コミサイトで確認できます。

たとえば、治療の満足度や歯科医師の対応、痛みへの配慮や説明の分かりやすさなどの評価を確認することで、歯科医院の質を自分で判断しやすいです。

良い評価が多く、患者の声を大切にしている歯科医院は、信頼性が高いと考えられます。

インプラント歯科を選ぶ際に考慮するべきリスク

インプラント歯科を選ぶ際に考慮するべきリスクは、以下のとおりです。

  • 外科手術による神経や血管を損傷するリスク
  • インプラント周囲炎などの細菌感染のリスク
  • インプラントの結合失敗リスク
  • 糖尿病や高血圧などの健康状態によるリスク
  • 金属アレルギーの発症リスク
  • 喫煙による影響のリスク

ひとつずつ紹介します。

外科手術による神経や血管を損傷するリスク

インプラント手術中に、血管や神経を損傷するリスクがあります。

顎の骨の状態を正確に把握しないと、骨を貫通したり上顎洞に突き抜けたりするケースもあります。

もし十分な検査をせずに手術をおこなうと、神経麻痺や出血などの合併症を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

インプラント周囲炎などの細菌感染のリスク

インプラント周囲炎は、インプラント周囲の組織に炎症が起こる状態です。

歯周病を治療せずにインプラント治療をおこなうと、インプラント周囲炎を発症するリスクが高くなります。

口腔内の衛生状態が悪い場合、細菌感染のリスクが高まります。

インプラントの結合失敗リスク

インプラント治療の成功には、人工歯根と顎の骨のしっかりとした結合が欠かせません。

とくに、手術中のオーバーヒートは、骨の結合を困難にする要因となります。

オーバーヒートは、インプラント体の埋入時にドリルの過剰な摩擦などが原因となり、顎の骨が損傷・壊死してしまうことです。

細菌感染や骨の質の低下は、インプラントへの異常な力の負荷などが原因で結合が失敗するリスクがあります。

糖尿病や高血圧などの健康状態によるリスク

患者の全身の健康状態は、インプラント治療の成功に大きく影響します。

たとえば、糖尿病などの持病がある場合、術後の治癒や骨結合に悪影響をおよぼす傾向があります。

また高血圧や心臓病などの循環器系の疾患がある場合、手術中の麻酔や出血のリスクが高まるため、歯科医師とよく相談のうえで治療計画の検討が必要です。

金属アレルギーの発症リスク

インプラント治療では、チタンなどの金属製の人工歯根を使用します。

しかし、金属に対して、稀にアレルギー反応を示す患者もいます。

もし金属アレルギーが発症すると、インプラント周囲の腫れや痛み、違和感などの症状が現れるケースもあるため注意が必要です。

そのため、治療前に患者の金属アレルギーの有無を確認し、必要に応じてパッチテストなどのアレルギー検査が求められます。

金属アレルギーの発症リスクについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

喫煙による影響のリスク

喫煙は、インプラント治療の成功に影響を与えるため要注意です。

とくに、タバコに含まれる有害物質が血流を悪くし、骨結合を阻害します。

また、喫煙は口腔内の細菌環境を悪化させるため、インプラント周囲炎のリスクも高めます。

もし喫煙習慣がある場合は禁煙や減煙の指導をおこなったうえで、歯科医師とよく相談し、治療計画の立案が必要です。

まとめ

インプラント歯科を選ぶポイントには、「専門医の資格を確認する」「インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する」「治療の症例や実績を確認する」などがあります。

そのため、インプラント治療後の予期せぬ合併症や問題、追加費用の発生を防ぐには、事前に選ぶポイントを踏まえてよく検討するのがおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もしインプラント治療のリスクを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説

「インプラント治療は金属アレルギーでもできる?」

「治療後に金属アレルギーを悪化させないか不安」

「自然な素材や方法で歯の健康を回復したい」

上記の疑問をお持ちの方は、金属アレルギーがあり、金属製の素材を使ったインプラントなどの歯の治療方法に不安を感じているのではないでしょうか。

しかし、インプラント治療は、金属アレルギーがある人でも治療を受けられるケースがあります。

本記事では、「インプラント治療は金属アレルギーがあるとできないのか」と「治療時の注意点」を紹介します。

インプラント治療後に発症する可能性のある症状まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は金属アレルギーがあるとできない?

インプラントは、金属アレルギーがある人でも治療を受けられますが、事前の検査結果をもとに歯科医師と相談が必要です。

  • 金属アレルギーとは
  • インプラントと金属アレルギーの関係

それぞれ解説します。

金属アレルギーとは

金属アレルギーは、特定の金属に対する免疫系の過敏反応です。

主にニッケルやコバルト、クロムなどが原因となり、皮膚にかゆみや炎症を引き起こすケースが多いです。

具体的には、金属が汗や唾液で溶け出し、金属イオンとして体内に入ることで反応を引き起こします。

治療には、アレルギー反応を抑えるための薬物治療が含まれます。

インプラントと金属アレルギーの関係

インプラント治療は、金属アレルギーがある人でも受けられる可能性が高いです。

通常、インプラントで使用される金属は、基本的に「チタン」となります。

チタンは人の体との親和性が高く、金属アレルギーを起こしにくい素材です。

ただし、チタンアレルギーも存在するため、パッチテストなどをおこないアレルギー検査で事前に確認しておきましょう。

金属アレルギーの人がインプラント治療を受ける際の注意点

金属アレルギーの人がインプラント治療を受ける際の注意点は、以下の3つです。

  • アレルギーを事前に確認する
  • 純度の高い素材を選ぶ
  • 非金属インプラントを検討する

ひとつずつ解説します。

アレルギーを事前に確認する

インプラント治療をおこなう場合、事前に歯科医師に金属アレルギーの有無を伝えましょう。

もし金属アレルギーの疑いがある場合、必要に応じてパッチテストの実施が推奨されます。

パッチテストによって、特定の金属に対するアレルギー反応を確認できます。

純度の高い素材を選ぶ

金属アレルギーのリスクを避けるためには、できるだけ純度の高いチタンを選ぶことが重要です。

インプラント体は一般的にはチタン製ですが、合金としてほかの金属が含まれるケースもあります。

強度や耐久性が向上し、骨とインプラントの結合(オッセオインテグレーション)を促進できるため、長期的な安定性と治療の成功率の向上も期待されます。

非金属インプラントを検討する

チタンにアレルギーがある場合は、ジルコニアやセラミックなどの非金属のインプラントも検討が可能です。

ジルコニアやセラミックを使用したインプラントは、見た目の美しさや耐久性にも優れており、金属アレルギーの患者に適しています。

金属アレルギーのリスクを避けられるため、とくに金属に敏感な患者にとって、有効な代替手段となります。

インプラント治療後に発症する可能性のある症状

インプラント治療後に発症する可能性のある症状は、以下のとおりです。

  • 口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)による口内の痛み
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)による体のかゆみ

それぞれ解説します。

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)による口内の痛み

口腔扁平苔癬は、口内に白い発疹が現れる疾患です。

舌や歯茎に炎症が起こり、場合によっては痛みやしびれをともなう場合があります。

治療は主に対症療法で、副腎皮質ステロイドを含む軟膏や、口腔内の環境を整えるための口腔ケアが推奨されます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)による体のかゆみ

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿胞ができる病気です。

初期症状としては、小さな水ぶくれの状況から、徐々に体のかゆみが増加するケースがあります。

治療にはステロイド外用薬や抗炎症剤が用いられ、症状管理が重要です。

インプラント治療後にアレルギーを発症した場合は速やかに医療機関へ

インプラント治療後にアレルギー症状が出た場合、最初におこなうべきことはアレルギーの原因を特定するための検査です。

特定の金属が原因である場合、インプラント体を除去する場合もあります。

もしインプラント除去となった場合は、あらためて入れ歯やブリッジなどの代替治療法の検討が必要です。

まとめ

インプラントで使用される金属は一般的に「チタン製」のため、人の体との親和性が高く、金属アレルギーがある人でも治療できる可能性が高いです。

チタンは金属アレルギーを起こしにくい素材ですが、チタンアレルギーも存在するため、パッチテストなどをおこないアレルギー検査で事前に確認しておきましょう。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラントで歯並びを改善できる?矯正治療との目的の違いまで解説

「インプラントで歯並びを改善できる?」

「不自然な見た目になりたくない」

「自信を持って笑顔でコミュニケーションを取れるようになりたい」

上記の疑問をお持ちの方は、歯並びが悪く感じており、自身の外見に対する不安からインプラント治療を検討しているのではないでしょうか。

通常、インプラント治療は失った歯の機能を回復するための治療法であり、事故や加齢などで歯を失った場合に適用されます。

本記事では「インプラントによる歯並びの改善について」と「矯正治療との目的の違い」を紹介します。

歯並びが与える健康への影響まで解説まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は歯並びを改善する方法ではない

結論、インプラント治療は歯並びを改善する方法ではないため、矯正治療の検討が推奨されます。

  • 歯並びの改善は「矯正治療」で可能
  • インプラント治療は外科手術が必要

それぞれ解説します。

歯並びの改善は「矯正治療」で可能

歯並びの改善をしたい場合は、矯正治療で可能です。

矯正治療は歯を適切な位置に動かし、美しい歯並びと健康的な噛み合わせを実現できます。

装置を使用して歯を徐々に移動させるため、時間はかかりますが、自然な歯並びが得られます。

インプラント治療は外科手術が必要

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込む外科手術が必要です。

インプラントは欠損歯を補う治療方法のため、適切に配置すると噛み合わせのバランスが整います。

結果として歯並びが改善されるケースもありますが、歯並び全体を改善する治療方法ではありません。

インプラント治療と矯正治療の違い

インプラント治療と矯正治療の違いを紹介します。

  • インプラント治療の目的
  • 矯正治療の目的

ひとつずつ解説します。

インプラント治療の目的

インプラント治療は、失った歯の機能を回復する治療法です。

人工の歯根を顎の骨に埋め込み、そのうえに人工の歯を装着します。

噛む力が強化されると、食事を楽しめるようになり、見た目も自然な歯と変わらない美しい口元を取り戻せます。

顎の骨を維持する効果もあり、入れ歯やブリッジと比べて安定性が高く、長期的な使用が可能です。

矯正治療の目的

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善する治療法です。

矯正治療によって歯を適切な位置に動かし、美しい歯並びと健康的な噛み合わせを実現します。

また、見た目の改善や歯周病のリスク低減、発音の改善や顎関節の問題解決など、口腔全体の健康向上にもつながります。

歯並びが与える健康への影響

歯並びが与える健康への影響は、以下の5つです。

  • 虫歯や歯周病のリスクが増加する
  • 消化器系への悪影響をおよぼす
  • 頭痛・肩こりの原因になる
  • 心理的なストレスが増加する
  • 姿勢やバランスにも影響を与える

それぞれ解説します。

虫歯や歯周病のリスクが増加する

歯並びが悪いと、虫歯や歯周病のリスクの増加につながりやすいです。

たとえば、歯と歯の間に隙間ができると、食べかすが詰まりやすくなります。

また、歯ブラシが届きにくい箇所ができた場合、十分な歯磨きができません。

歯並びを改善することで歯が磨きやすくなり、口腔内の衛生状態を保ちやすくなります。

消化器系への悪影響をおよぼす

歯並びが悪い場合、前歯で食べ物を噛み切り、奥歯ですり潰す機能がうまく働かなくなるケースもあります。

もし食べ物を十分に噛み砕けないと、大きなかたまりのまま食べ物を飲み込まなければなりません。

結果的に、腸などの消化器系への負担が増加するため、歯並びの改善が推奨されます。

頭痛・肩こりの原因になる

歯並びの悪さによって顎関節に異常をきたし、頭痛や肩こりといった症状が現れる場合もあります。

また、肩や腰のゆがみにつながり、肩こりや腰痛などの不定愁訴を引き起こすケースもあるため注意が必要です。

心理的なストレスが増加する

歯並びの悪さは、見た目の問題から、自信を失わせる原因になりやすいです。

たとえば、人前で笑うのを避けるなど、社会生活に影響を与えるケースもあります。

また、噛み合わせが悪い状態での歯ぎしりも、ストレスを増加させる原因になりやすいです。

そのため、ストレスを軽減するために、歯並びの改善が必要なケースもあります。

姿勢やバランスにも影響を与える

歯並びの状態によっては、姿勢や身体のバランスにも影響を与えます。

たとえば、噛み合わせが悪い状態のままだと、顎まわりの筋肉における左右の均衡が崩れやすいです。

また、身体のバランスが乱れ、徐々に姿勢が悪くなると、顎の位置がズレる原因にもなります。

歯並びを改善することで、口腔内の健康だけでなく、身体の健康も改善できます。

インプラントと矯正を同時に治療したい場合は「矯正治療」が先

インプラントと矯正治療を同時におこないたい場合、一般的には「矯正治療」を先におこなうのが望ましいです。

基本的に、インプラントは顎の骨に固定されるため、一度埋め込むと位置を動かせません。

矯正治療で歯の位置を適切に整えたあとに、インプラントを埋入することで、より良い治療結果を得られます。

また、矯正治療はインプラントの埋入位置や治療の計画にも影響を与えるため、歯科医師とよく相談して適切な治療が求められます。

まとめ

インプラント治療は、失った歯の機能を回復するためにおこなわれる治療のため、歯並びを改善したい方は「矯正治療」が推奨されます。

インプラントと矯正には、治療の目的に違いがあるため、自身の状況を踏まえて治療方法を検討したい方は歯科医院を受診してみましょう。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし不自然な見た目になってしまうことが心配な方や、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひ気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

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インプラント治療が失敗する確率は?失敗の原因や成功ポイントまで解説

「インプラント治療が失敗する確率は?」

「信頼できる歯科医院の選び方はある?」

「失敗するリスクを最小限に抑えて安心して治療を受けたい」

上記の疑問をお持ちの方は、健康に対する責任感が高まり、治療のリスクや費用対効果が気になっているのではないでしょうか。

インプラント治療における失敗の定義は、患者に合わせた治療をおこなうため曖昧な部分もありますが、一般的には失敗率5%未満といわれています。

本記事では、「インプラント治療が失敗する確率について、失敗の原因や成功ポイント」を紹介します。

インプラント治療の失敗を防ぐための方法や治療の流れまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療が失敗する確率は?

インプラント治療が失敗する確率は、一般的には5%未満といわれており、成功率も約90%以上とされています。

事実、日本口腔インプラント学会が2015年8月に実施したアンケート調査によると、「93%の方がインプラント治療に満足している」と回答しています。

ただし、インプラント治療は患者の状態や治療内容によって異なり、失敗の定義が曖昧な部分も多いです。

そのため、インプラント治療では適切な診断と治療計画の立案が求められます。

引用元:20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査

インプラント治療が失敗する原因

インプラント治療が失敗する原因は、以下の6つです。

  • インプラント周囲炎
  • 不適切な埋入
  • 骨の質や量の不足
  • 手術技術の不備
  • メンテナンス不足
  • 患者の生活習慣

それぞれ解説します。

インプラント周囲炎

インプラント治療失敗の主な原因は、インプラント周囲炎です。

インプラント周囲における、歯肉や骨に炎症が生じる状態を指します。

インプラント周囲炎は、メンテナンス不足や不適切な口腔衛生管理が要因です。

インプラント周りは天然歯よりも細菌感染しやすく、炎症が進行すると骨吸収やインプラントの脱落を招くケースもあります。

不適切な埋入

インプラントの不適切な埋入も、治療が失敗する原因となります。

適切な位置や深さや角度で埋入されないと、骨との結合が不十分になったり、神経を損傷したりします。

骨の質や量の不足

インプラント治療の成功には、十分な量と質の骨が必要です。

骨量不足と骨質の悪さは、インプラントが適切に固定されない要因となり、治療失敗のリスクを高めます。

また、長期間の歯の欠損や歯周病などにより骨が減少している場合、骨移植などの追加処置が必要になるケースもあります。

手術技術の不備

手術技術の不備は、インプラントの固定不良や長期的な痛み、しびれなどの症状につながるため注意が必要です。

適切な位置や角度でインプラントを埋入できないと、骨との結合の不十分や神経を損傷するリスクもあります。

また、CTスキャンなどの詳細な術前検査を怠ると、動脈を損傷するリスクも高まります。

インプラント治療の成功には、歯科医師の高度な技術と経験が不可欠です。

メンテナンス不足

インプラント治療後のメンテナンス不足は、失敗の大きな原因となります。

定期的なメンテナンスは、装置の不具合や噛み合わせの悪化を早期に発見し、対処するためにも重要です。

日々の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診が、インプラントの長期的な成功には不可欠です。

患者の生活習慣

患者の生活習慣も、インプラント治療の成功に影響します。

とくに喫煙は血流を悪化させ、骨との結合を妨げやすいです。

また、歯ぎしりや食いしばりなどの悪習慣は、インプラントに過度な負荷をかけ、上部構造の破損やスクリューの緩みを引き起こします。

さらに、不適切な食生活や口腔衛生習慣は、インプラント周囲炎のリスクを高めるため、患者自身の適切な生活習慣の維持が求められます。

インプラント治療の失敗を防ぐための方法

インプラント治療の失敗を防ぐための方法は、以下の4つです。

  • 経験豊富な歯科医師を選ぶ
  • 最新設備が整った歯科医院を選択する
  • 治療前の健康状態を把握する
  • 生活習慣を見直す

ひとつずつ解説します。

経験豊富な歯科医師を選ぶ

インプラント治療の成功には、歯科医師の技術と経験が不可欠です。

経験豊富な歯科医師を選ぶ基準は、以下のとおりです。

  • 日本口腔インプラント学会などの専門医資格を持っている
  • 治療実績の確認する
  • 患者の口コミを確認する

経験豊富な医師は、適切な位置や角度でインプラントを埋入し、神経や動脈の損傷を避けられるため、失敗のリスクを大幅に減らせます。

患者の状態に応じた最適な治療計画を立てる能力があるため、失敗するリスクを軽減可能です。

また、現在の治療方針や診断に対して、別の専門医の意見を聞くセカンドオピニオンも推奨されます。

治療の安全性向上だけでなく、自分に最適な治療法を選択するための情報が得られます。

治療前のカウンセリングでは、リスクや不明点についてしっかりと説明を受け、質問をすることが大切です。

最新設備が整った歯科医院を選択する

最新の設備が整った歯科医院を選ぶことも、インプラント治療の成功率を高める重要な要素です。

最新設備が整った歯科医院の探し方は、以下のとおりです。

  • インプラント専門のポータルサイトから探す
  • 医院の公式サイトから探す
  • 日本口腔インプラント学会の学会認定医師を探す

CTスキャンやデジタルレントゲンなどの最新機器を使用することで、より精密な診断と治療計画が可能になります。

最新機器により、骨の量や質を正確に評価し、インプラントの最適な埋入位置を決定できます。

また、コンピューターガイドによる手術システムを導入している医院では、より精密で安全な手術が可能です。

最新設備は、治療の精度を高めるだけでなく、患者の負担も軽減します。

治療前の健康状態を把握する

インプラント治療の成功には、患者の全身状態と口腔内の健康状態の把握が重要です。

血液検査や画像診断など、治療前に詳細な検査をおこない、糖尿病などの全身疾患や喫煙習慣の有無を確認しましょう。

インプラントの失敗リスクを高める要因が早期発見できる場合もあり、必要に応じて治療前に対策を講じられます。

また、骨の量や質を評価し、不足している場合は骨移植や骨造成をおこなうことで、インプラントの安定性を高められます。

治療前の適切な準備により、インプラントの成功率の向上が可能です。

生活習慣を見直す

インプラント治療の成功には、患者自身の生活習慣の見直しも重要です。

まず、適切な口腔ケアの習慣を身につけましょう。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、インプラント周囲の清潔を保つことが大切です。

また、バランスの取れた食生活を心がけ、カルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取することで、骨の健康を維持できます。

喫煙は治療の失敗リスクを高めるため、禁煙するなど、生活習慣の改善によってインプラント治療の長期的な成功率を高められます。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れを以下にまとめました。

  • 1.カウンセリング
  • 2.検査・治療計画
  • 3.一次手術
  • 4.治癒期間
  • 5.二次手術
  • 6.最終的な装着
  • 7.定期的なフォローアップ

それぞれ解説します。

1.カウンセリング

カウンセリングは、歯科医師が患者の口腔内状態や全身の健康状態を確認し、治療の適応性を判断します。

患者は治療に対する不安や疑問を解消し、医師との信頼関係を構築する重要な機会です。

カウンセリングでは、治療の目的やメリット、デメリットや費用などについて詳しく説明を受けます。

2.検査・治療計画

詳細な口腔内検査とCT撮影をおこない、骨の状態や神経の位置を確認します。

最適なインプラントの種類、サイズ、埋入位置を決定し、治療計画の立案が可能です。

もし骨量が不足している場合は、骨移植の必要性も判断します。

治療計画は患者と共有し、同意を得てから次のステップに進みます。

3.一次手術

一次手術では、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋入します。

局所麻酔下でおこなわれ、歯肉を切開し、骨にドリルで穴を開けてインプラントを埋め込みます。

手術は低速回転で注水しながらおこなうため、骨への負担を最小限に抑えることが可能です。

インプラント体を埋入後、カバースクリューを装着して縫合します。

4.治癒期間

一次手術後、インプラントと骨が結合するまでの治癒期間が必要です。

上顎で5〜6カ月、下顎で3〜4カ月程度かかります。

治癒期間中は、仮の義歯を装着して定期的な経過観察をおこない、骨との結合状態を確認します。

5.二次手術

二次手術の目的は、インプラントの安定性を確認し、人工の歯を支える土台(アバットメント)を取り付けることです。

局所麻酔下で歯肉を切開し、カバースクリューを除去してアバットメントを連結します。

インプラントが口腔内に露出し、人工歯を装着する準備が整います。

6.最終的な装着

二次手術後、歯肉の治癒を待ってから最終的な人工歯(上部構造)を製作し、装着します。

歯科技工士が患者の口腔内に合わせて精密に作製した人工歯を、アバットメントに固定します。

また、咬み合わせや見た目を確認し、必要に応じて調整が必要です。

7.定期的なフォローアップ

インプラント治療後も、定期的なメンテナンスが重要です。

3〜6カ月ごとに歯科医院を受診し、インプラント周囲の状態や咬み合わせをチェックします。

適切なケアと定期検診により、インプラントの寿命を延ばし、失敗のリスクを低減できます。

患者自身による日々の丁寧な歯磨きも、インプラントの長期的な成功には欠かせません。

インプラント治療の成功させるためのポイント

インプラント治療の成功させるためのポイントは、以下の3つです。

  • 適切な診断と治療計画を立てる
  • 術後のアフターケア
  • 定期的なメンテナンス

ひとつずつ解説します。

適切な診断と治療計画を立てる

インプラント治療の成功には、適切な診断と治療計画が不可欠です。

歯科医師は患者の口腔内状態を詳細に観察し、CTスキャンなどの最新技術を用いて骨の状態や神経の位置を確認します。

患者にとって最適なインプラントの種類やサイズ、埋入位置を決定し、自分に合った治療計画を立てましょう。

正確な診断と適切な治療計画により、インプラントの失敗リスクを低減し、成功率を高められます。

術後のアフターケア

適切なアフターケアにより、感染リスクを減らし、インプラントの安定した定着を促進できます。

インプラント手術後は、抗生物質の服用や痛み止めの使用、食事制限や適切な口腔ケアも重要です。

やわらかい歯ブラシを使用し、手術部位を避けて丁寧に歯磨きをおこなう必要があります。

また、長風呂や激しい運動は、血流を促進する行為のため避けましょう。

定期的なメンテナンス

インプラント治療後の定期的なメンテナンスにより、失敗のリスクを低減できます。

たとえば、3〜6カ月に1回の頻度で歯科医院を受診し、インプラントの状態や各部ネジの締まり具合をチェックしましょう。

また、インプラント周囲の歯周病(インプラント周囲炎)や虫歯のチェック、クリーニングも重要です。

問題を早期に発見し対処することで、インプラントの寿命を延ばせます。

まとめ

インプラント治療が失敗する確率は一般的に5%未満で、成功率も約90%以上とされています。

ただし、インプラント治療は患者の状態や治療内容によって異なるため、インプラント治療では適切な診断と治療計画の立案が重要です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施中です。

インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし失敗するリスクを抑えながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラントと矯正はどっちが先?同時に治療する際の注意点を解説

「インプラント治療と矯正治療はどっちが先?」

「治療期間や費用の目安はどれくらい?」

「歯の見た目を改善して自信を持ちたい」

上記のような疑問がある場合、インプラントと矯正における治療順序の選択ミスや、医院選びによる後悔をしたくないと思っているのではないでしょうか。

一般的には、インプラントと矯正を同時に治療する場合は「矯正治療」を先におこないます。

本記事では、「インプラントと矯正の特徴から同時に治療する際の注意点」まで紹介します。

また、すでにインプラントが入っているケースの矯正治療についてまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療と矯正治療はどっちが先?

インプラントと矯正でどちらを先に治療すべきかの治療順序は、患者ひとりひとりの状況に応じて異なります。

  • 基本は「矯正治療」を先におこなう
  • インプラント治療を先におこなうケースもある

それぞれ解説します。

基本は「矯正治療」を先におこなう

インプラントと矯正を同時におこなう場合、「矯正治療」を先におこなうのが一般的です。

インプラントは、顎骨に固定されて位置調整ができないため、矯正治療を優先します。

自然歯を適切な位置に移動でき、インプラントを最適な位置へ埋め込み可能です。

また、矯正治療で歯並びを整えると、インプラントの本数を減らせるケースもあります。

さらに、矯正治療で咬合状態を改善すると、インプラント治療の効果を最大限に引き出せます。

インプラント治療を先におこなうケースもある

矯正治療に不利にならないかつ、歯を失った状態を長く放置できない場合は、例外的にインプラント治療を優先するケースもあります。

食事や会話に支障をきたす場合、先にインプラント治療をおこなって失った歯の機能を回復します。

また、インプラントは状態が良ければ、矯正治療の際に歯を動かすための固定源として活用も可能です。

インプラント治療が先でも矯正治療に支障をきたさない場合は、インプラント治療を優先的におこなう場合もあります。

インプラント治療と矯正治療の特徴

治療の種類別に、それぞれ特徴を紹介します。

  • インプラント治療とは
  • 矯正治療とは

ひとつずつ解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を回復する方法です。

顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、そのうえに人工の歯を取り付けます。

インプラント治療では、天然歯と変わらない見た目と噛む力の取り戻しが可能です。

とくに審美性に優れており、インプラントを入れたことがわからないほど自然な仕上がりになります。

また、顎の骨や歯肉がやせにくいため、若々しい印象を保てます。

矯正治療とは

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善する方法です。

矯正治療には、ワイヤーを使用する従来の装置やマウスピース矯正など、さまざまな種類があります。

マウスピース矯正は透明な装置を使用するため、目立ちにくく、痛みや不快感も少ないです。

不正咬合や歯列不正を矯正装置を用いて治す治療法で、審美性の向上だけでなく、口腔機能の改善につながります。

また、矯正治療は、健康的で美しい歯並びを実現し、口腔全体の健康維持に役立ちます。

すでにインプラントが入っている場合でも矯正治療はできる?

インプラントは、すでに入っている場合でも矯正治療はできますが、以下に気をつけましょう。

  • 矯正治療を進める際の注意点
  • やり直しや追加費用がかかる場合

それぞれ解説します。

矯正治療を進める際の注意点

矯正治療の計画を立てる際は、インプラントの位置や本数、周囲の歯の状態の考慮が必要です。

インプラントが入っている場合でも矯正治療をおこなえますが、インプラントは顎の骨に固定されているため動かせません。

歯科医師は、インプラントを固定点として利用し、ほかの歯を動かす方法を検討します。

また、インプラントの周囲の骨や歯肉の状態を慎重に評価し、インプラントの周囲の天然歯を動かします。

インプラント周囲の歯を動かすのに時間がかかるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

やり直しや追加費用がかかる場合

インプラントの周囲の歯や顎の状態によっては、追加の治療が必要になる場合があります。

基本的に、インプラント治療後に矯正治療をおこなうと、やり直しや追加費用が必要です。

たとえば、インプラントの位置が理想的な歯並びの妨げになる場合、インプラントの除去や再埋入が必要になります。

また、矯正治療の難易度が上がるため、通常よりも治療期間が長くなり、結果的に費用が増加するケースもあります。

インプラントと矯正を同時に治療する際の注意ポイント

インプラントと矯正を同時に治療する際の注意ポイントは、以下の3つです。

  • インプラントの位置
  • 矯正装置の影響はどのくらいあるか
  • 治療期間の延長を考慮する

ひとつずつ解説します。

インプラントの位置

インプラントの位置は、矯正治療の成功に大きく影響します。

インプラントを先に埋入すると位置が固定されるため、矯正治療の妨げになるケースがあります。

理想的な歯並びを実現するには、矯正治療後に、歯の位置を決めてからインプラントの埋入が推奨されます。

そのため、矯正治療の計画を立てる際は、インプラントの位置は慎重な検討が重要です。

ただし、患者の状態によってはインプラントを先におこなう場合もあり、矯正とインプラントの両方に精通した歯科医師の診断が不可欠です。

矯正装置の影響はどのくらいあるか

矯正装置がインプラントに与える影響は、装置の種類や治療方法によって異なります。

ワイヤー矯正の場合、インプラント周囲に過度な力がかかる場合もあるため、装置の配置に注意が必要です。

一方、マウスピース矯正(インビザライン)は、インプラント周囲への影響を最小限に抑えられるため、インプラントがある患者にも適しています。

矯正力をインプラントへ伝えないためには、力の方向や大きさの慎重な管理が重要です。

また、矯正治療によって歯の位置が変化し、インプラントの咬み合わせにも影響を与える可能性もあるため注意が必要です。

治療期間の延長を考慮する

インプラントと矯正治療を同時におこなうと、治療期間が延長するケースもあります。

インプラント埋入後は、顎の骨と人工歯根が結合するまでの待機期間が必要です。

待機期間中に矯正治療をおこなうと、インプラントの固定が不安定になる場合もあります。

そのため、インプラント治療後しばらくは、矯正治療を控え、十分な癒合を待ちましょう。

また、矯正治療中にインプラントを埋入する場合も、歯の位置が安定するまで待つことが必要です。

インプラント治療と矯正治療を同時におこなう際の歯科医院の選び方

インプラントと矯正を同時治療する際の歯科医院の選び方は、以下の4つです。

  • 経験豊富な歯科医師が在籍しているか
  • 患者に寄り添った治療計画を立ててくれるか
  • カウンセリングの質は高いか
  • 最新の設備や技術を導入しているか

それぞれ解説します。

経験豊富な歯科医師が在籍しているか

インプラントと矯正の両方に精通した歯科医師を探すのが最適です。

両方の専門知識を持つ医師は、治療の相互作用を理解し、最適な治療計画を立案できます。

とくに、矯正認定医とインプラント認定医の両資格を持つ医師が在籍している医院を選びましょう。

さらに、学会発表や論文執筆の実績がある医師は、最新の治療法に精通している可能性も高いため、豊富な経験に基づいた質の高い治療が期待できます。

患者に寄り添った治療計画を立ててくれるか

患者の希望や生活スタイルに寄り添い、治療計画を立ててくれる医院がおすすめです。

とくに、治療のゴールを明確に設定し、そこに至るまでの具体的なステップを示してくれるかどうかが重要です。

また、治療中のリスクと対処法についても事前に説明があるかどうかを確認しましょう。

費用面では、分割払いやローンの相談に応じてくれる医院が望ましいです。

医療保険が適用されないインプラントと矯正の治療費は高額のため、患者の経済状況に配慮した提案ができるかどうかをよく確認しましょう。

カウンセリングの質は高いか

初回のカウンセリングでは、医院の治療方針や具体的な治療内容を詳細に説明してくれるかどうかをよく確認しましょう。

カウンセリング時に使用する資料や説明ツールの質も、医院の専門性を判断する材料になります。

また、インプラントと矯正の併用治療に関する利点とリスク、治療期間や予想される結果などを、わかりやすく説明をしてくれるかどうかが重要です。

患者の質問に対して丁寧かつ具体的に回答してくれるか、複数の治療オプションを提示してくれるかもチェックポイントです。

最新の設備や技術を導入しているか

インプラントと矯正の併用治療には、高度な技術と最新の設備が不可欠です。

たとえば、3DCTやデジタルスキャナーなどの最新診断機器を導入している場合、より精密な診断と治療計画を立ててもらえます。

また、コンピューターガイデッドサージェリーシステムやCAD/CAM技術を活用したインプラント治療、デジタル矯正システムなどの先進技術の導入も重要です。

さらに、治療後の定期的なクリーニングや検査体制が整っているかどうかは、治療成功への大切な要素となるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

インプラントと矯正でどちらを先に治療すべきかの治療順序は患者ひとりひとりの状況に応じて異なりますが、基本は「矯正治療」が先です。

ただし、矯正治療に不利にならないかつ、歯が失われた状態を長く放置できない場合はインプラントを先におこなうケースもあります。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施中です。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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インプラント治療は医療保険の対象になる?費用を抑える方法を解説

「インプラント治療は医療保険の対象になる?」

「インプラント治療が医療保険の対象になるケースは?」

「インプラント治療の費用をできるだけ軽減したい」

上記の疑問をお持ちの方は、費用負担をできるだけ軽減し、安心してインプラント治療を受けたいとお考えなのではないでしょうか。

しかし、 インプラント治療は、一般的に医療保険の対象になりません。

本記事では、「インプラント治療の医療保険について」と「費用を抑える方法」を紹介します。

インプラント治療の入院給付金についても紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は医療保険の対象になる?

インプラント治療は、一般的に医療保険の対象になりません。

通常のインプラント治療は自由診療となるため、全額自己負担となります。

インプラント治療の費用相場は、通常のインプラント1本あたり「約30万円〜50万円」です。

ただし、特定の条件を満たす場合に限り、保険適用となるケースがあります。

保険診療は、健康保険が適用される治療のため、患者は治療費の一部を自己負担します。

インプラント治療が医療保険の対象になるケース

インプラント治療が医療保険の対象になるケースは、以下の4つです。

  • 事故や外傷による顎骨の損失
  • 先天性疾患
  • 腫瘍や病気による顎骨の損失
  • 医療機関が大学病院や大規模な総合病院である

それぞれ解説します。

事故や外傷による顎骨の損失

交通事故などの外傷で顎の骨の1/3以上を失った場合、インプラント治療が保険適用となることもあります。

ただし、単に歯を失っただけでは対象外となり、顎骨の大規模な損失が条件です。

咀嚼機能の回復が医学的に必要と判断された場合は、保険適用となるケースがあります。

先天性疾患

先天性疾患により顎骨が1/3以上欠損している場合、インプラント治療に保険が適用されます。

たとえばエナメル質形成不全症など、先天性疾患で歯が正常に育たない場合が対象です。

口腔機能の正常な発達のため、インプラント治療が必要と判断されます。

腫瘍や病気による顎骨の損失

がんなどの腫瘍や重度の歯周病により、顎の骨の1/3以上を失った場合も保険適用のケースがあります。

主に、病気の治療過程で顎骨に大きな影響が出た状況を指します。

ただし、通常の虫歯や歯周病による歯の喪失は対象外です。

医療機関が大学病院や大規模な総合病院である

インプラント治療の保険適用には、医療機関にも条件があります。

主な条件は以下のとおりです。

  • 歯科または歯科口腔外科を標榜する病院である
  • 常勤の歯科医師が2名以上いる
  • 当直体制が整備されている

一般的な歯科医院ではなく、大学病院や大規模な総合病院の歯科・歯科口腔外科で治療をおこなうケースが多いです。

インプラント治療が医療保険の対象にならないケース

インプラント治療が医療保険の対象にならないケースは以下の4つです。

  • 後天的な歯の喪失
  • 美容目的の治療
  • 厚生労働省の承認を受けていない治療
  • 事故や病気による義歯やブリッジの治療

ひとつずつ解説します。

後天的な歯の喪失

後天的な虫歯や歯周病による歯の喪失は、インプラント治療の保険適用外です。
一般的な歯科疾患とみなされるため、保険ではカバーされません。

通常の虫歯治療や歯周病治療は保険診療ですが、歯を失ったあとのインプラント治療は自費診療となります。

歯の喪失を防ぐには、定期的な歯科検診と適切なケアが重要です

美容目的の治療

見た目の改善を主な目的とするインプラント治療は、保険適用外です。

美容目的の治療は、医学的必要性が低いとみなされます。

たとえば、前歯の欠損を改善するためのインプラントは、審美性の向上が主な目的です。

咀嚼機能の回復よりも美容目的の治療となるため、全額自己負担となります。

厚生労働省の承認を受けていない治療

使用される治療法や薬剤が厚生労働省の承認を受けていない場合は、保険適用外です。

インプラント治療は2012年以降、先進医療の対象外となりました。

そのため、民間保険の先進医療特約も適用されません。

保険適用のためには、厚生労働省の厳格な審査と承認が必要となります。

事故や病気による義歯やブリッジの治療

事故や病気で歯を失った場合でも、義歯やブリッジによる治療が可能な場合、インプラントは保険適用外です。

保険診療では、まず従来の方法での治療が優先されます。

インプラントは、ほかの方法では十分な機能回復が見込めない場合に限り、例外的に保険適用となるケースがあります。

【生命保険】インプラント治療は入院給付金の支払い対象になる場合もある

インプラント治療は通常、生命保険の保障対象外ですが、特定の条件下では入院給付金の支払い対象となるケースもあります。

  • 健康保険が適用される疾病治療の場合
  • 入院をともなう治療の場合
  • 保険会社による判断の場合

ただし、健康保険が適用となる先天性、後天性の疾病治療のためのインプラント治療であることが前提です。

また、入院の必要性が医学的に認められ、加入している生命保険に医療特約として入院保障がついていることも条件となります。

さらに、治療前に保険会社に相談し、給付金の適用条件や必要書類などを確認しておくと良いでしょう。

インプラント治療は医療費控除の対象のため確定申告ができる

インプラント治療は医療費控除の対象となり、確定申告をおこなうと税金の還付を受けられるため費用を抑えられます。

医療費控除の適用条件は、以下のとおりです。

  • 1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合
  • 総所得金額の5%を超えた場合

また、控除の対象は治療費だけでなく、通院時の交通費も含まれます。

医療費控除を受けるには、確定申告時に医療費控除額を記載した確定申告書を税務署に提出するか、e-Taxでオンライン申請が可能です。

なお、インプラント治療費をローンやクレジットカードで支払った場合も、医療費控除の対象となります。

ただし、美容目的の治療は対象外となるケースがあるため、注意が必要です。

まとめ

インプラント治療は、一般的に医療保険の対象になりません。

一方で、以下のようにインプラント治療が医療保険の対象になるケースもあります。

  • 事故や外傷による顎骨の損失
  • 先天性疾患
  • 腫瘍や病気による顎骨の損失
  • 医療機関が大学病院や大規模な総合病院である

ただし、美容目的の治療は対象外となるケースもあるため、注意が必要です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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年末年始の診療時間について

年末の候、皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

誠に勝手ながら年末年始の診療について以下、
休診のご案内をさせていただきます。

12月29日(日)〜1月3日(金)

ご迷惑をおかけいたしますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

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【徹底比較】インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い

「インプラントのオールオン4と総入れ歯」の違いについて知っていますか?

オールオン4とは、インプラント治療の一種であり、すべての歯を失った場合に提供される治療法です。

顎の骨に埋め込むための人工歯根を4つ使用したうえで、すべての人工の歯を乗せて歯列を回復させます。

「すべての歯を治療するにはどっちがいいだろう?」「オールオン4と総入れ歯の主な違いはどこ?」と考える方は多いと思います。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • インプラントオールオン4のメリットとデメリット
  • 総入れ歯のメリットとデメリット
  • インプラントオールオン4に向いている人

この記事を読むことで、それぞれの治療の特徴を理解し、自分に合った治療が見つかるでしょう。

「インプラントオールオン4と総入れ歯の治療のどちらかで迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。

総入れ歯と比較したインプラントオールオン4のメリット

総入れ歯と比較したインプラントのオールオン4のメリットは、以下のとおりです。

  • 天然歯に近い噛み心地になる
  • 顎の骨が痩せるリスクを軽減できる
  • 自然で美しい見た目になる
  • 寿命が長い

それぞれ詳しく解説します。

天然歯に近い噛み心地になる

なぜなら、インプラント体(人工歯根)が顎の骨に直接固定され、強い噛む力でも安定してくれるからです。

噛む力がしっかりすると、硬い食材でも安心して食べられるようになります。

また、食材が細かく噛み砕けるようになるため、消化しやすくなり、胃や腸への負担が軽減されます。

オールオン4は、天然歯に近い噛み心地を実感でき、安心して食事を楽しめるでしょう。

顎の骨が痩せるリスクを軽減できる

インプラント体が、顎の骨に直接埋め込まれ、噛む力が骨に伝わることで、骨の減少を防ぐことができます。

一方総入れ歯の場合、噛む力が骨に伝わりにくいため、長期間の使用で骨が痩せてしまう可能性があります。

インプラントは噛む刺激が直接骨に伝わるため、骨の吸収を防ぎ、顔のハリを保つことが期待できるでしょう。

自然で美しい見た目になる

オールオン4に使用する人工の歯は、ジルコニアやハイブリッドセラミックなどを使用しています。

ジルコニアとハイブリッドセラミックの主な特徴は、以下のとおりです。

  • ジルコニア:生体親和性が高く、耐久性がある
  • ハイブリッドセラミック:天然歯に近い透明感とツヤがある

上記の特徴から、見た目に違和感がなく、自然な笑顔を見せられるでしょう。

一方、総入れ歯は「レジン」と呼ばれるプラスチック素材の人工の歯を使用しており、変色や劣化がしやすいです。

したがってオールオン4は、審美性が優れており、自然な印象を与えられます。

寿命が長い

オールオン4の平均寿命は約15年ですが、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、約10年〜20年と快適に使用できます。

一方総入れ歯の寿命は、約3〜5年です。

したがって、インプラントオールオン4は総入れ歯より、安定した機能を長期間使い続けられます。

総入れ歯と比較したインプラントオールオン4のデメリット

一方、総入れ歯と比較したインプラントのオールオン4のデメリットは、以下のとおりです。

  • 外科手術が必要になる
  • 高額な費用がかかる
  • 心身負担がかかる
  • 定期的な検診やケアを欠かせない

それぞれ詳しく解説します。

外科手術が必要になる

オールオン4の手術は、歯茎を切開したり、顎の骨を削ったりと高度な技術が必要です。

そのため、手術に対する不安や身体への負担が懸念されます。

また、高齢者や持病を患っている方は手術が難しく、トラブルになる可能性が高くなります。

したがって、インプラントオールオン4は外科手術を避けられない治療法です。

高額な費用がかかる

インプラントオールオン4は、約200〜400万円(片顎)と高額な費用がかかります。

オールオン4の費用は、保険が適用されないため、治療費は全額自己負担です。

費用は、歯科医院によって変動しますが、被せ物の素材や高度な技術、設備などが関係しています。

費用が高く経済的な負担が大きいと言えるでしょう。

心身に負担がかかる

インプラントは、外科手術を行うため、身体的な負担が避けられません。

とくに、高齢者や持病を患っている方は、手術のリスクがより高まるでしょう。

また、手術に伴う痛みや腫れが生じてしまい、術後の回復期間も長いため、精神的にも負担がかかってしまいます。

治療前と術後にカウンセリングを行い、手術に対する不安や精神的なケアが必要です。

定期的な検診やケアを欠かせない

インプラントオールオン4の治療後は、約3〜6ヶ月に1回の定期的な検診やケアが欠かせません。

定期検診やメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になる可能性があるからです。

毎日のセルフケアはもちろん、治療後の定期検診やメンテナンスでは、インプラントと骨の結合状態を確認したり、噛み合わせや人工歯の装着状態を確認したりする必要があります。

そのため、インプラントオールオン4は、セルフケアでは気づかない定期的な専門的なケアが大切です。

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インプラントオールオン4と比較した総入れ歯のメリット

インプラントオールオン4と比較した総入れ歯のメリットは、以下のとおりです。

  • 治療費の負担が軽減される
  • 手術がない
  • 治療期間が短い
  • ネアが楽でいい

さっそく見ていきましょう。

治療費の負担が軽減される

総入れ歯は、保険適用で治療が受けられるため、3割負担の約3,000〜20,000円の治療費で済むでしょう。

そのため、少しでも経済的負担を避けたい方は、総入れ歯がおすすめです。

手術がない

外科手術が不要なため、心身的な負担が軽減されます。

また、リスクがほとんどないため、高齢者や全身疾患を患っている方も治療可能です。

治療期間が短い

総入れ歯の治療は、約2週間〜1ヶ月と短い期間で済みます。

総入れ歯は、外科手術が不要であるため、シンプルな治療法で作製できます。

一方、インプラントオールオン4は、術後の回復期間や人工歯根と骨との結合期間が約3〜6ヶ月と必要になります。

したがって、短期間で治療を終えたい方は、総入れ歯がおすすめです。

ケアが楽

総入れ歯は、カポっと自分で取り外しができます。

そのため、専用の洗浄液やブラシを使用すれば、簡単にケアができます。

ただし、ケアを怠ってしまうと、入れ歯に蓄積した汚れや雑菌が口臭の原因になる可能性があるため、注意が必要です。

総入れ歯は、取り外しが可能なため手軽にお手入れができ、常に清潔に保つことができるでしょう。

インプラントオールオン4と比較した総入れ歯のデメリット

一方、インプラントオールオン4と比較した総入れ歯のデメリットは、以下のとおりです。

  • 寿命が短い
  • 噛む力に限りがある
  • 顎の骨が痩せてしまう
  • 見た目に違和感がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

寿命が短い

総入れ歯の寿命は約3〜5年と短いです。

総入れ歯の素材は、レジンといったプラスチックの素材で作られています。

そのため、使用し続けていると摩耗や変形などの劣化が進みやすく、歯茎に適合しなくなったり、不具合が生じたりする可能性が高いからです。

したがって、再調整や新たに作り直しをしなければいけません。

総入れ歯は、寿命が短いため、定期的な交換が必要になり長期的な視点でコストがかかってしまうでしょう。

噛む力に限りがある

総入れ歯は、噛む力に限りがあります。

総入れ歯は、噛む力が直接顎の骨に伝わりにくいため、思い通りに噛む力が入りません。

また、硬い食べ物や粘り気のある食べ物を食べると外れる可能性があります。

そのため、総入れ歯の安定性が欠け、食事の満足度が減少してしまうでしょう。

総入れ歯は、噛む力が制限されやすく食事に影響が出る可能性があります。

顎の骨が痩せてしまう

総入れ歯は、顎の骨が徐々に痩せてしまうことがあります。

顎の骨は噛む力が伝わることで形を維持しています。

しかし総入れ歯は、歯茎上に乗せているのみであるため、顎の骨に直接刺激が伝わりません。

そのため、少しずつ顎の骨が痩せてしまい、入れ歯の装着感が悪くなってしまいます。

また、顎の骨が痩せてしまうと顔の輪郭が変わってしまう恐れがあるでしょう。

見た目に違和感がある

総入れ歯は、人工的な素材で製作されるため、歯の透明感や色合いに違和感がある場合があります。

作製したばかりは、見た目に違和感がない場合もありますが、長期間経てば色合いに黄ばみが出てきたり、歯が摩耗して形が変わったりしてしまいます。

また、総入れ歯が適合していないと、話している際や笑っている際に動いてしまうため、不自然な表情になる可能性が高いです。

したがって、人前で話す自信がなくなってしまい、心理的な負担を感じる場合が考えられます。

インプラントオールオン4に向いている人

インプラントオールオン4に向いている人は、以下のとおりです。

  • 顎が痩せて通常のインプラントができない人
  • 入れ歯の装着に違和感に悩んでいる人
  • 天然歯と同じように食事を楽しみたい人
  • 顎の筋力や若々しさを保ちたい人
  • 自然な見た目を望んでいる人

費用の安さを選ぶのであれば総入れ歯一択です。

しかし、将来性と生活するストレスなど、総合的なことを含めて見てみるとインプラントがおすすめです。

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まとめ

インプラントと総入れ歯には、それぞれメリットとデメリットがあります。

治療の特徴や費用などの違いを比較し、自分に合った治療の選択を行ってください。

そして、治療に対しての疑問や不安を抱えている方は、インプラントや入れ歯専門の歯科医師に相談してみましょう。

 

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インプラントと入れ歯の違いを徹底解説

「インプラントと入れ歯の違い」を知っていますか?

インプラントと入れ歯の製作物はイメージできると思いますが、「インプラントと入れ歯はどちらがいいの?」「それぞれのメリットとデメリットは?」と、具体的な内容について知らない方が多いと思います。

インプラントと入れ歯の違いを理解せず治療法を選んでしまうと「違う治療にしとけば良かった」と、後悔するかもしれません。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • インプラントと入れ歯の違い
  • インプラントと入れ歯のメリットとデメリット
  • インプラントと入れ歯の違いの決め手

この記事を読むことで、2つの治療法の違いを理解し、自分に合った治療法を選択できます。

「インプラントと入れ歯の違いを知りたい」「インプラントと入れ歯の治療法で悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてください。

【項目別】インプラントと入れ歯の違いを解説

インプラントと入れ歯の違いを項目別に解説します。

  • 治療にかかる費用
  • 治療の期間
  • 寿命の長さ
  • お手入れ問題
  • 健康の面

さっそく見ていきましょう。

治療にかかる費用

インプラントと入れ歯の治療にかかる費用の違いを、以下の表にまとめました。

治療内容 費用
インプラント 約35〜40万(1本あたり)
入れ歯 約5,000〜15,000円

インプラントは、保険適用外のため、全額負担になります。

なぜなら、高度な外科手術や高品質な素材などが必要だからです。

治療する本数が複数になると、さらに費用がかかります。

一方、入れ歯は保険が適用されるため、一般の医療費負担の3割で治療が受けられます。

入れ歯の保険適用外でも1本あたり約10万円で製作可能なため、インプラントと比較すると非常に安いです。

入れ歯は費用が安く、インプラントは高額な費用がかかってしまいますが、長期的にみるとインプラントの方がコストパフォーマンスが良いと考えられるでしょう。

治療の期間

インプラントと入れ歯の治療期間の違いを、以下の表にまとめました。

治療内容 期間
インプラント 約6ヶ月〜1年
入れ歯 ・保険診療:約2週間〜1ヶ月

・自由診療:約2〜3ヶ月

インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込む手術をし、骨とインプラントが結合するため、数ヶ月の期間が必要になります。

一方入れ歯は、歯型を取って製作するのみであるため、数週間で完成します。

そのため、入れ歯は短期間で歯を補いたい場合に適しているでしょう。

寿命の長さ

インプラントと入れ歯の寿命の長さを、以下の表にまとめました。

治療内容 寿命の長さ
インプラント 約10〜20年
入れ歯 約3〜6年

インプラントが長期間使用できる理由は、顎骨と人工歯根が一体化して骨の吸収を抑え、安定性が保たれているからです。

適切なケアと定期的な検診などをしっかり行っていれば、さらに長期間使用できます。

一方入れ歯は、素材がレジンを使用しているため、経年劣化で変色や変形を引き起こしやすく、耐久性が弱いです。

そのため、数年ごとに修理や再製作が必要になるでしょう。

お手入れ問題

インプラントと入れ歯は、お手入れ方法に違いがあります。

インプラントは、天然歯と同じように歯磨きと歯間ブラシを使用したセルフケアが欠かせません。

また、定期的な検診やメンテナンスが必要です。

日々のセルフケアや定期検診を怠っていると、歯茎や補綴物の周りに汚れが蓄積し、インプラント周囲炎になる可能性があります。

一方、入れ歯は取り外して専用の洗浄液やブラシで清潔に保つ必要があります。

そして、残っている歯はいつも通りに歯ブラシと歯間ブラシを使ったケアが重要です。

入れ歯の洗浄を怠っていると、汚れの蓄積によって口臭の原因になります。

インプラントと入れ歯のお手入れ方法は多少異なりますが、どちらもケアを怠ってしまうと問題が生じてしまうでしょう。

健康の面

インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行います。

そのため、高齢者や持病がある方は手術ができない可能性が高いです。

具体的に持病を持っている方は、以下のとおりです。

  • 骨粗しょう症
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 腎臓病

外科手術は、歯茎を切って骨に穴を開けなければいけないため、身体的負担と心理的負担が大きくなります。

一方、入れ歯は外科手術を必要としないため、心身的な負担が少なく、高齢者や持病がある方でも治療を受けられます。

関連記事:インプラントより入れ歯?|比較するポイントやおすすめする人を紹介

インプラントのメリットとデメリット

インプラントについて、メリットとデメリットにわけて解説します。

メリット

インプラントのメリットは、主に以下のとおりです。

  • 天然歯と同等の咀嚼機能が手に入る
  • 顎骨の吸収を抑えられる
  • 見た目が自然で違和感がない
  • 寿命が長い
  • 他の歯への影響が少なく負担をかけない
  • 取り外す手間がない

インプラントは、顎骨にしっかり固定されているため、天然歯と同じような噛む力で使用できます。

また、周囲の歯に影響を与えないため、残っている歯に負担がかかりません。

デメリット

インプラントのデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 保険が適用されないため費用の負担が大きい
  • 外科手術による心身的負担がある
  • 治療期間が長い
  • 歯科医院での定期的なメンテナンスが必要である
  • 感染リスクがある

インプラントは、他の治療法に比べると治療期間が長く、高額な治療費がかかってしまいます。

日々のライフスタイルや経済的に難しい場合は、インプラント以外の治療法をおすすめします。

関連記事

インプラントにして老後に起こるデメリットとは?今後の対策も紹介

インプラントは後悔しかないと言われる原因とリスクを解説

入れ歯のメリットとデメリット

入れ歯について、メリットとデメリットにわけて解説します。

メリット

入れ歯のメリットは、主に以下のとおりです。

  • 全身疾患を患っていても手軽に作成できる
  • 保険が適用されるため費用の負担が少ない
  • 治療期間が短い
  • お手入れが簡潔にできる

入れ歯は、治療期間が短く、治療費用が安く抑えられます。

そのため、大事な仕事やイベントがある場合でも手軽に作成できます。

デメリット

入れ歯のデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 装着感に違和感がある
  • 審美性が劣る
  • 寿命が短い
  • 咀嚼機能が低下する

入れ歯は、装着感の違和感があるため、使用中にずれたり外れたりする可能性が高いです。

また、部分入れ歯の場合、歯に引っ掛ける金属部分が目立つことで、審美性に欠けてしまいます。

インプラントと入れ歯の違いの決め手

インプラントと入れ歯を比較して、それぞれの治療法に適している人を紹介します。

入れ歯がおすすめな人

入れ歯は、以下の条件に合っている人におすすめします。

  • 経済的に費用を安価で抑えたい人
  • 自宅で簡単なケアで済ませたい人
  • 作り直しを手軽に行いたい人
  • 治療期間を短く済ませたい人
  • 高齢の方や全身疾患を持っている方
  • 手術に不安を持っている方

入れ歯は、使用中の違和感や咀嚼機能が劣るデメリットはありますが、身体の状態や生活スタイルに合わせて治療を受けられます。

そのため、費用面や治療内容の手軽さを重視する場合は、入れ歯がおすすめです。

インプラントがおすすめな人

インプラントは、以下の条件に合っている人におすすめします。

  • 天然歯と同じような自然な見た目がいい人
  • 噛み心地を重視している人
  • 食事の楽しみを味わいたい人

インプラントは、外科手術による身体的負担と、高額な費用による経済的負担があります。

しかし、顎骨に人工歯根が固定されているため、自分の歯に近い感覚で快適に使用でき、骨が刺激され痩せにくくなります。

そのため、長期間の健康維持や快適な噛み心地を重視する場合は、インプラントがおすすめです。

まとめ

それぞれの治療法にはメリットやデメリットがあるため、費用や治療期間、健康状態を考慮する必要があります。

インプラントと入れ歯の違いを理解し、自分に合った生活スタイルや目的に合った治療法を選択しましょう。

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インプラントより入れ歯?|比較するポイントやおすすめする人を紹介

インプラントと入れ歯について気になっていませんか?

歯を失ってしまい治療を行いたいけれど、「インプラントより入れ歯がいい」と、聞いたことがあるかもしれません。

しかし、言われるがまま、入れ歯を選ぶと「インプラント治療にすれば良かった」と後悔するかもしれません。

そのため、治療を検討している場合は、インプラントと入れ歯の比較ポイントを理解しておくべきです。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • インプラントと入れ歯の比較ポイント
  • 入れ歯とインプラントの特徴
  • 費用やケアを重視するならインプラントより入れ歯
  • 総合的に将来を考えているならインプラント

この記事を読むことで、インプラントと入れ歯を比較し、自分に合った治療法を選択できるでしょう。

「インプラント治療か入れ歯に悩んでいる」「治療の選択で後悔したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントより入れ歯?比較する4つのポイント

インプラントまたは入れ歯を比較するポイントは、以下の4つです。

  • ①費用の負担
  • ②お手入れのしやすさ
  • ③健康面
  • ④治療期間

それぞれ詳しく解説していきます。

①費用の負担

入れ歯とインプラントの費用は以下のとおりです。

  • 入れ歯:約5,000~15,000円
  • インプラント:1本あたり約35〜40万前後

入れ歯は保険適用されるため、費用負担は3割負担となります。

一方、インプラントは、保険適用されず全額負担になるため、患者にかかる費用の負担が大きくなるでしょう。

また、インプラントは自由診療であるため、歯科医院やクリニックによって料金が異なる場合が多いです。

②お手入れのしやすさ

入れ歯は、自分で取り外せるため、市販で売られている入れ歯洗浄液で手軽にお手入れできます。

また、入れ歯専用の歯ブラシでやさしくブラッシングすると清潔に保てます。

一方、インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込み固定されているため、取り外しができません。

そのため、天然歯と同じように歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどできれいに状態を保つ必要があります。

また、数ヶ月に1回は定期的な検診や口腔内のクリーニングに通うことが大切です。

③健康面

入れ歯は、外科手術が必要ないため、上記のような全身疾患を患っている人も手軽に治療可能です。

一方インプラントは、外科手術が必要になるため、身体的や精神的に大きな負担がかかります。

また、以下の疾患を患っている人は、トラブルになる可能性が高いためおすすめできません。

  • 重度の高血圧
  • 糖尿病
  • 腎臓疾患
  • 心臓疾患

④治療期間

入れ歯とインプラントの治療期間は以下の通りです。

治療名 治療期間
入れ歯 ・保険診療:約2週間〜1ヶ月

・自由診療:約2〜3ヶ月

インプラント 約6ヶ月〜1年

インプラントは、顎骨に人工歯根を埋める手術後、人工歯根と顎の骨が結合するまで個人差はありますが、約2〜6ヶ月間待たなければいけません。

結合している期間は、経過観察を受けるため追加の診察を必要とします。

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入れ歯の特徴

入れ歯の特徴をメリットとデメリットに分けて、以下の表にまとめました。

メリット デメリット
・健康状態に関係なく治療を受けられる

・保険が適用されて費用負担が少ない

・治療期間が短く手軽に作成できる

・取り外しができるためお手入れがしやすい

・心身的な負担が少ない

・見た目が不自然である

・装着に違和感がある

・寿命が短い

・周囲の歯に負担がかかる

・金具(クラスプ)が見えるため審美性が劣る

入れ歯は、人工の歯や金具(クラスプ)が見えるため、見た目に違和感を感じてしまいます。

また、寿命は一般的に約4〜5年と短いです。(人それぞれの口腔内の状態やケアの状況によって異なります。)

しかし、保険が適用されるため安い費用で済み、外科手術が無いため心身的な負担が少ないところが大きなメリットです。

インプラントの特徴

インプラントの特徴をメリットとデメリットに分けて、以下の表にまとめました。

メリット デメリット
・天然歯のように高い咬合力で咀嚼できる

・顎の骨が吸収するのを防ぎ顎の健康を守る

・審美性が優れている

・顔の印象が若返る

・発音への影響が少ない

・外れる心配がなく快適に過ごせる

・寿命が長く長持ちする

・顎の骨や顔の老化を抑える

・外科手術が必要なため身体への負担が大きい

・治療期間が長くなる

・保険が適用されず治療費が高くなる

・重度の全身疾患は治療が難しい

・骨量が足りない場合や重度の歯周病、虫歯がある人は治療が難しい

・修正の場合は1から作り直さなければいけない可能性がある

インプラントは保険が適用されないため、1本あたりの費用が数十万円と高額です。

さらに、治療する歯の本数が増えると治療費も高くなります。

また、外科手術が必要なため、身体への負担と治療期間が長くなってしまいます。

しかし、天然歯のような見た目と装着の安定感があり、ストレスを感じない機能面が大きな魅力です。

適切なメンテナンスを守れば、長期にわたって使用できます。

費用やケアを重視するならインプラントより入れ歯

費用やケアを重視するなら入れ歯がおすすめです。

  • 安い費用で治療したい人
  • お手入れのしやすさを重視する人
  • 重度な全身疾患を患っている人など

入れ歯の最大の魅力は、安い費用で治療ができることです。保険適用であるため、経済面の負担が少なくて済みます。

また、自分で取り外しができるため自宅ケアが簡単にできます。

インプラントより費用がお手頃で、手軽なケアを重視している方は、入れ歯がおすすめです。

総合的に将来を考えているならインプラント

将来を見据えて総合的に治療を考えている場合は、インプラントがおすすめです。

  • 健康面を重視している人
  • 噛み心地を重視している人
  • 見た目を気にしている人など

インプラントは、高額な治療費がかかりますが、天然歯と同等の見た目や機能が手に入ります。

また、しっかりと自宅ケアを行い、定期的な検診やクリーニングに通えれば、半永久的に使用できます。

見た目や健康、快適な機能など将来的に考えているのであれば、インプラントの方がおすすめです。

まとめ

インプラントと入れ歯には、メリットやデメリットがあります。

入れ歯は主に、費用の安さやお手入れのしやすさが最大の決め手です。

一方メリットは、天然歯と変わらない見た目や噛み心地、寿命の長さがポイントです。

総合的に検討しているのであれば、インプラント治療をおすすめします。

最も重要視しているポイントを比較して、どの治療が自分にふさわしいのかを慎重に選んでみてください。

 

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